本日はTDAI LabにてCDSO(Chief Data Science Officer)を務め、コーディングからプロジェクトのマネジメント、会社の経営方針策定までかなり幅広く担っている高橋さんにインタビューしてきました。実は、いわゆる「普通の就活」をほとんどせずに当時社員1人だったTDAI Labに入社したそうです。入社の経緯や具体的な仕事内容、価値観などについて伺っていきます!
子どものころは語調の強い子でした
ー簡単な自己紹介をお願いします!
東京大学の高橋です。
ー子どもの頃はどんな子だったのですか?
実は、めんどくさい系の子でしたね(笑)。先生を論破しようとしたりしてましたね、、、。悪気があったわけではないのですが、納得できないことと闘ってしまってしまう性分で先生にはご迷惑をおかけしていました。今考えると、何事も普遍的なルールに基づいていることが好きで、自分で筋道を立てていろんなことを言っていたような気がします。ですので小学校の三者面談ではよく、「高橋くんは語調に気をつけてくだいね」と言われていました(笑)
ー今の高橋さんはそんな風に見えないのでかなり意外です(笑)。いつ頃変わったのですか??
大学の部活で主将をしはじめた頃ですかね。大学までは割とそんな感じで育っていました。100人ぐらいの部活の主将を任されてからは、嫌でも組織のことを考えるようになりましたね。それで、考え方が変わったと言うよりは、視野が広がり少し寛容になりました。月並みな言葉になってしまいますが、「色々な考え方をする人がいるんだなあ」と分かりました。
ー競技ダンス部はどうでしたか?ダンスの成績や楽しかったことなど
基本的には楽しかったです!ダンス自体は趣味のように続けることができました。パートナーにも恵まれ、大会でも何度か優勝できたのでなかなか順調に行きました。ただ、部活で部員のマネジメントを任された時などはなかなかツラかったですね。
競技ダンスは意外とロジックがあるスポーツですので、断片的な知識を統合していくと、根元にある大きい(普遍的な)ルールが見えてくるという瞬間がありました。そのルールが自分の中で体系化されてきてからは、それを応用して色々な問題点を解決できるようになり、練習も楽しくなりました。
ーダンスとプログラミングの共通点
アルゴリズムを組んで取り組むという意味ではダンスもプログラミングも似てるかもですね。エンジニアは問題解決の時に、必要な要素を洗い出して、その一つ一つを解決していって、もう一度組み立てるというプロセスを踏みます。これはダンスでも一緒ですね。他にも、エンジニアにはデバッグ(バグの原因を探して直すこと)という作業があるのですが、条件を変えたりと実験していってどこが原因かを探っていくというプロセスも似てるかなと思います。
また、昔からがむしゃらに何かをするということは得意ではないので、自分の好きなことと得意なことをよく考えて、その2つの共通することばっかりやっていました。ダンスとプログラミングはどちらもうまくハマったのかなと思います。
(全国規模の大会で2種優勝を達成した時の写真。実は、高橋さん社交ダンスはかなりの腕前で全国優勝を何度も経験されています)
WHY TDAI Lab??
ーどうしてTDAI Labへ入社したのですか?
学部が情報系の学部ということもあり、もともとコードを書くこと自体には興味があったのですが、機会がなく…
そんな折に、部活の先輩がAIの会社をやっていると知って修行させていただくことにしました。自分のなかで誰に教わるかというのはかなり重視していた部分だったので、よく知っているかつ実力もある福馬社長にもとで学べるというのは魅力的でした。
勉強を始めてみると思いの外、プログラミングに適性があり楽しかったです。また、人数が少ないからこそ個人のもつ役割が大きい会社でした。一人一人の影響力が大きい環境で働くことはその後のキャリアパスを考えたときにも活きるなと思いました。
あとTDAI Labは「全員の顔が見える」環境で、そういう環境で働きたいなと思いました。
ーどんな人がTDAI Labに向いてると思いますか?
自分の興味があること、成長したいことがある人ですかね。もちろん基本的なカリキュラムや教育体制はしっかり整備されているのですが、その先にやりたいこと・興味があるものがある人のほうが向いているかなと思います。うちの会社は人が少ないのでやりたいことに対してNOと言われることはほとんどありません。ですので、そんな環境を活かせるような人に入ってきて欲しいです。
ー今のメンバーはどんな感じの人が多いですか?
バラバラですね(笑)
ただ総じてフレンドリーな人が多いです。いろんな性格の人がいますが、コミュニケーションとりやすい感じの人は多いかもですね。
↓手をぐるぐる回してるときに写真を撮るとインタビューっぽい写真が撮れるよと茶目っ気たっぷりの高橋さん
What are you doing??
ー今までどんな仕事をしてきましたか?
一通り勉強をしてからすぐに案件に携わらせていただきました。ざっとこんな感じです。
- 勉強(Python,機械学習)
- 外食産業系企業の配達システム最適化(人員数、出発時間、配達物の最適化)
- オリンピックのボランティア配置最適化(3万人のボランティアを配属希望やスキルセットに合わせて配置)
- 缶の腐食状態予測
- SNSコメントラベリング
- 製造業生産ラインでの音による異常検知
はじめてコードを書いたときは本当に社長に面倒を見てもらいながら作業をしていました。納品間際でデータ構造がぐちゃぐちゃになっていることに気づいて慌てて書き直したりなど大変なこともありましたね。しかし、初心者ながら最初から最後まで自分でコードを書き切るという経験ができとても勉強になりました。
最近は社員やインターン生などと複数人で仕事をすることが増えてきましたので、自分でコードを書くというよりはマネジメント系の仕事も多いです!
ーマネジメントは大変ですか?
意外とそうでもなくて楽しいですね(笑)
人が増えるとやるべきことがどんどん変わっていって全然飽きないですね。自分は飽き性なので、できるようになったらすぐに次の課題があるという状態は退屈しなくて楽しいです。
ーどんな時が楽しいですか?
プログラミングを使うと少ない労力で大きなことをできると気づいたときは楽しかったですね。特にPythonはモジュールが充実しているのでそれを学ぶことに最適だと思いました。
また、少ない人数で幅広いことをやるからこそ知識の再分配は起こりやすくなっていて、インターン生から僕が学ぶってことも起こりつつあって楽しいですね。
ー逆にどんなときツライですか?
今のところそんなにないですかね(笑)
あんまり残業とかもしてないので好きな分だけ働いてあとは好きなことをやるという具合に楽しくやってます。社長が少しハードワーク気味なので本当は僕がもっとやらないといけないってのはあるんですけど、、(笑)
ー高橋さんは全然がんばってる感しないのに色んなことを知っていてるので、本当に好きなことをやっているうちに知識が増えていってるんだなあと羨ましく思います
機械学習は調べたことが活かしやすいので良いですね。自分が勉強した知識を使ってフローが改善されたり、めんどくさかったことが効率化されたりってのはたのしいですよ!
ー今後の目標を聞かせてください
TDAI Labにいると本当に幅広い経験ができるので、その一つ一つを力にしていって会社を大きくすることに還元できたらなと思ってます。
編集後記
学生時代から圧倒的余裕と王族のような微笑みが印象的だった直人さんは仕事でも大活躍でした。若くしてマネジメントや会社の方針決定など多くの仕事されているのに大変そうな素振りが全く見えず、仕事を楽しんでいるんだなあと感じます。今日は、直人さんの考え方に触れられてとても興味深い時間を過ごすことができました。「無駄な努力が本当に嫌い」「普遍的なルールを探してあてはめていくことが好き」などとてもキャラクターが出ている気がして感動でした(笑)