1
/
5

【コラム】部長に火傷をさせられた episode1



某年某月某日、私たちはオフィスで大火傷を負った。


【飲食業界はまだまだこれからである!】

ほとばしる情熱。

彼のその一言が響き渡った。



~シマダハウス株式会社本社にて~

その日採用担当の私たちはある男との打ち合わせを行った。

その男とは・・・・

我が社の飲食事業コムフォーを率いる部門長である。

誰もが知る大手企業(某マ〇ドナ〇ド)で長年の経験を積み、シマダグループの仲間になった。


軽い打ち合わせのつもりであったが、彼は打ち合わせのために

組織図・ビジョン・ミッションなどの資料を用意してきた。

そして気になるのはその配色。

文字は太字!セルの色は黄色!赤!まさに彼の「熱さ」を感じる配色だ。



ここまで炎カラーの資料を見たことがない。

そして配置図のタイトルに…

「~愚か者は経験に学ぶ 賢きものは歴史に学ぶ~」

…はい。申し訳ございません。私たちは経験に学ぶ愚か者でした。


採用の軽い打ち合わせ…のつもりが、部門長が熱く語りだしたのはこれからの飲食業界について。

そしてコムフォーが目指す理想の姿。

飲食業界への情熱と勤勉さ、そして前職への敬意とロイヤリティを感じた私たちだが

(この打ち合わせ、どこへ向かうんですか~~~!)

と心の中で叫ぶのだった。

…そして、禁断の質問をしてしまう。

「Iさん(部門長)はどうしてそんなに熱いんですか?」

彼はその答えとして、よくぞ聞いてくれたとばかりに転職理由を語り始めた。

なぜ彼は、大手飲食企業を離れてまで中小企業、

シマダグループの飲食をしたいと思ったのだろう。

1⇒100ではなく0⇒1

大企業というものは、すでに基盤がしかっりしているものだ。

その時代を生きた先人たちの努力の賜物。

基盤をばねに限りなく幅を広げる。それが大企業の特徴である。

しかし、彼は言っていた。


【1⇒100ではなく0⇒1】に挑戦してみたい。


長年、1を100に近づけるために仕事をしてきた。

これからは0から1を作り出したい。


シマダグループの飲食事業【COMPHO】は国産米麺(フォー)を使用し、

日本人の味覚に合わせたフォーを提供している。

当時、フォーの麺はベトナム産が多くを占めていて国産のフォーは存在しなかった。

米は日本の心である。はるか昔から親しまれてきた日本を代表する主食。

私たちは外国産の米麺ではなく国産の米麺にどうしてもこだわりたいと思った。

しかし麺の研究は決して簡単ではなかった。

納得がいく麺を見つけるまで15年の歳月を要した。


どんなに時間がかかろうと、新しいものを世の中に出したい。

0⇒1を作り出すのは容易なことではないのだ。

そうやって、世界は変容していく。

見えない誰かの思い付きと、努力で移り変わる。

なんて楽しいのだろう。

0⇒1を楽しめるのであればこの会社は最高に楽しい。


彼の眼は輝きを放っていた。まるで燃え盛る太陽のように。

彼の情熱についていく従業員がいるのも納得だ。

安易な気持ちでは太陽フレアに大火傷をしてしまうけれど。

もっと詳しく聞きたいと思った。また次回に時間を取ろう。

…遮光版とサングラスを携えて。

あっという間に打ち合わせでとっていた1時間は部門長の熱い話でその日は終わった。


【飲食業界はまだまだこれからである!】


その日、私たちはコムフォー部門長の熱い情熱で、大火傷を負った。


episode 1 部長に火傷をさせられた  NEXT⇒ episode 2 coming soon

シマダグループ's job postings
6 Likes
6 Likes

Weekly ranking

Show other rankings