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東大卒・元商社マンが東南アジアで起業した理由

こんにちは。エキスパートナレッジシェアを展開するArches(アーチーズ)株式会社のCEOをしている加藤です。
私たちは「Share knowledge, Empower Asia(知識の⺠主化を通じてアジアを活気づける)」をミッションに、ホーチミン、東京、シンガポール、上海など5拠点にてアジア最⼤級の“エキスパートナレッジシェア”を展開しています。
昨年12月に1億8,000万円の資⾦調達*を完了し更なる事業拡大に向けて、「アーチーズの加藤ってどんな⼈なの?」「どんな経緯でアーチーズを創業したの?」というのをお伝えしたいと思います。

*資金調達…2021年12月に第三者割当増資により1億8000万円の資金調達を完了(累計資金調達額…2億3000万円)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000053365.html


▼⽬次--------------------------
■少し⾃⼰紹介
■総合商社で過ごした3年間
■総合商社を抜けて古巣YCPへ
■起業、そして今
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■少し⾃⼰紹介

私は平成元年の1989年、官僚の⽗と商社勤めの⺟の間に⽣まれました。
平成元年というとバブルが崩壊した年です。⾃分が何者かを簡潔に⾔い表すと、“失われた30年
を⽣きてきた平成⽣まれの起業家”とでも⾔えるでしょうか。(笑)

そんな私の家庭では両親の職業柄パブリックな話題が普通で、「我が国の産業はどうあるべき
か」とか「⽇本企業の海外進出はどうされるべきか」といった話が頻繁に⾏われていました。
物⼼がついた時には⽇本に対する想いがかなりアツくなっていましたね。海外旅⾏に⾏って⽇
本⾞が⾛ってると嬉しいし、友達の家に⾏ってTVがサムスンだったりすると「なんでソニー
じゃねえんだよ!」みたいな(笑)

そんなこんなで東⼤へ進学し、当時所属していた学⽣団体活動の影響もあって⾃然とパブリッ
クマインドが醸成された状態で就活の時期を迎え、そして、⽇本に対するアツい想い“made in
japanを世界へ”の想いを胸に海外でビジネスの仕組みを作ることを⽬指し、新卒で総合商社へ⼊
社しました。


■総合商社で過ごした3年間

-⼤きな組織で⾃分が⼤きくなるより、⼩さい組織を⾃分で⼤きくした⽅が早いし、⾯⽩い

⽇本への貢献×⾃分が活躍できる組織という掛け算で新卒⼊社を決めた住友商事では主にエネル
ギーを扱う部署で新規事業開発系の案件をやらせてもらっていました。海外への出張も多くて、
「新しいビジネスの仕組みを作ってグローバルで戦っていくってすごい楽しいなあ」と常々
思っていたのと同時に、「この環境で⾃分が直接世界にインパクトを与えられるようになるま
で何年かかるんだ?」という想いもありました。

⼤きい会社という中で、⾃分が本当に活躍をして物事を動かして成果を出してるって思えるまで
に時間がかかり過ぎてしまうのが⾒えた時に、⾃分が居続ける場所はここではないと判断しま
した。⼤きい組織で⾃分が⼤きくなるより、ちっちゃい組織を⾃分が作って⼤きくした⽅が、
世界へ影響を与えていくには早いと思ったんです。



■総合商社を抜けて古巣YCPへ

-⼩さい組織で、戦略コンサルと投資の両⽅をグローバルに経験できるYCPへカムバック

住友商事を退職した私は、⼤学⽣時代にインターンをしていたYCP(当時はメンバー5⼈、2021年12月マザーズ上場)へ戻りました。ちっちゃい組織を⼤きくする仕組み⾃体を学びたいと思っていた時に、YCP
の⽯⽥社⻑が「戻ってこいよ〜」って声かけてくれたんですよね。⾮常にありがたかったです。

YCPは投資とコンサルどっちもやってるっていう結構ユニークな会社で、働いてプロフェッショ
ナルスキルを⾝につけながらスタートアップの仕組みを学ぶのにはとても良い環境でした。

-ベトナムオフィスの⽴ち上げを経験

そんなYCPへの転職1ヶ⽉前に旅⾏とマーケットの視察を兼ねて東南アジアを回ったのです
が、まあ東南アジアいいなと思ったんです。彼らは⽇本をすごくリスペクト してくれている
ので、チームを作るにもマーケットとして伸ばしていくにも、これは⾯⽩いと思いました。そ
の中でも、特にベトナムいいなあって。すごく活気があるし、⽣活も楽しいし、物価も⾼くな
い。

学⽣時代からなんとなく⽇本は海外に出て⾏かないとだめだ、という想いが結構あるタイ
プだったし、少なくともアジアにちゃんと事業歴を伸ばしている⽇本企業として世界に利便性
を提供し続ける会社を⾃分はやっていきたいと思っていた私は、それを叶えるひとつの経験と
してYCP2年⽬でベトナムオフィスを⽴ち上げて、現地に移住しました。

-現地企業への投資を通じて東南アジアの可能性と情報アクセスにかかる問題点を実感

ベトナム現地で仕事をしていて東南アジアのマーケットの可能性を⽇々感じていたのはもちろ
んですが、それと同時に正しい情報にアクセスしにくいという問題点も肌で感じていました。
本当の情報がわからないと会社の分析や対象資料の分析ができない。これが⽇常茶飯事です。

⽇本企業や海外企業が世界のマーケットに進出する時にもっと情報収集ができる仕組みがあ
ると、もっともっと伸びていくマーケットの成⻑を取り込めるものがある。それを起⽤できるビ
ジネスモデルで⾃分は起業すると決めて、そのまま現地でチームを作って起業をしました。



■起業、そして今

-誰もがよりよい⼈⽣を歩むために必要な知識や知恵がきちんと⼿に⼊る世界であるために、知の羅針盤であり続けたい

私たちアーチーズは、知識の⺠主化・シェアリングを通して、もっともっと楽しい世界に、⼀⼈⼀⼈が豊かな⼈⽣を歩める世界を⽬指していきたいと思っています。 ⼈類が発展しただけでなく、優秀であるのは、知恵を溜めることができ、それを周りにシェアしていくことができるからです。

しかし、誰が何の知識を持っているのかなかなか分からない。固定資産のシェアリングエコノミーがかなり進んでいるのに対して、⼈類の発展に最も寄与してきている⼈間の⽬に⾒えない資産である「知識」という無形資産は意外とシェアされていないのが現状です。物的にシェアするだけでなく、その物の存在⾃体を知る⽅法や利⽤⽅法といった知識の収集⼿段がないと、本当の意味での豊かさは実現できない。

アジアにはまだまだ未開発の地がたくさんあり、ちょっとした知識の視野の広がり(シェア) で町がドラスティックに変わります。 私たちはシェアリングエコノミーに「知識」を加え、アジアという伸び代しかない巨⼤なマーケットで⼈間の無形資産のシェアを作ることによってアジアをエンパワーし、そのインパクトを世界に広めていきたい。

そして、誰もがよりよい⼈⽣を歩むために必要な知識や知恵がきちんと⼿に⼊る世の中であるた めの“知の羅針盤”として、今後より⼀層“エキスパートナレッジシェア”の展開を加速させてまいります。

※アーチーズが達成したい世界、将来ビジョンについて、今回お伝えできたのは、ほんの一部のため、また改めて投稿させて頂きます!(今すぐに詳細を聞きたいという方は、ぜひ、お話しましょう!)

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