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商品企画の流れを解説。フローやチーム構成は?

建設業界は、昼間は現場、夜はオフィスで深夜まで忙殺される非常に過酷な仕事です。国や地域をつくっていく大切な仕事なのに、建設の現場は疲弊していたのです。「この膨大な業務をなんとかできないか、ムダな仕事をなんとかできないか」その一心で、建設システム(以下、KENTEM)は徹底して扱いやすい「建設業に特化したシステム」の提供にチャレンジしはじめ、現在では業界トップシェアを誇っています。

今回は、建設業界に寄り添ったソフトウェアを開発し続ける開発部のプロダクトマネージャーに、KENTEMの商品開発~リリースまでの流れやチーム構成についてお聞きしていきます。

❓ Tさんの仕事内容を教えてください。

開発グループ 第2開発部部長を務めています。

第2開発部では「建設DXを実現するクラウド/モバイル製品」を開発することをミッションにしており、私の役割はプロダクトマネージャ―です。

プロダクトマネージャーの主な仕事は、次の3つです。

1. 製品のビジョンを定めること

2. 製品ロードマップを作ること

3. 何を開発して何を開発しないのか決めること

❓ 商品の企画~リリースされるまでの流れをおしえてください。また企画~リリースまで、どのくらいの期間がかかるのでしょうか?

KENTEMでは、社員は職種を問わず誰でも企画を上げることができます。個人で企画を上げることもありますが、営業やコールセンター、開発の同士を集めて企画すると確度が高くなりなります。企画からリリースまでの期間はケースバイケースなので、一概には言えないですが、タイムリーに提供することが求められる場合は1~2カ月の短い期間で開発するものと、新商品や大規模な機能追加になると半年から1年以上の場合もあります。


❓ プロジェクトのチーム構成について教えてください。

KENTEMのプロジェクトは、下図のようなチーム構成で開発します。


お客様と常に接する営業とコールセンターのメンバーが必ずプロジェクトに参画して、ユーザー目線のフィードバックをもらいながら、デザイナーがUIをデザインし、エンジニア、テスターで製品を開発していきます。エンジニアはプロジェクトの規模によりまちまちですが、5~7名程度が一般的です。

❓ 開発部では、常に何個のプロジェクトが動いていますか?

開発部は、第1開発部と、第2開発部の2部門に分かれています。

第2開発部では、SiteBox快測ナビといったモバイルアプリ、SiteLive出来形管理クラウドKENTEM-CONNECTといったクラウドアプリを中心に開発し、8~10程度のプロジェクトが同時に稼働しています。

KENTEMは、現在約40製品程度販売していますが、市場の変化に追随するために、毎年1~2つは新製品をリリースしています。新製品開発と既存製品の改良の比率は、2対8位ですかね。

❓ 開発部で使われている技術や言語について教えてください。

第2開発部に現状をお伝えしますと、Webのフロントエンドは、JavaScript、TypeScript、Reactを使って開発しています。バックエンドは、C#でクラウドはAzureを使っています。

モバイルはXamarinというiOS/Androidの双方の開発が可能な言語を利用しています。


❓ プログラマは常に最新の情報や知識を身につけなければならないかと思います。その勉強のために開発部が取り組んでいる仕組みがあれば教えてください。

KENTEM開発部の最も特徴的な取り組みは、2週間単位で週末の午後に、自分が決めたテーマでスキルアップする時間を設けています。私があまり人から押し付けられたことを学ぶのが得意でなかったので、上司と相談してもらいますが、基本的にはエンジニア自身で決めてもらいます。知識はインプットするだけでは身につかないので、アウトプットすることを目的に、この時間で取組んだ内容を半期に1度「KENTEM TECH CONF」と名付けた技術発表会を行い技術の共有を図っています。

また、OJTの形だとどうしても担当プロジェクトによって差が出るので、エンジニア全員が身に着けてほしい技術については、ベテラン社員が非定期でセミナーを開いています。らに、今期は特に外部の講師を招いたセミナーの実施に力を入れて6回実施しました。

❓ 開発部の現状の課題や取り組んでいる施策、開発部の目指す未来の姿やTさん自身が挑戦したいことについて教えてください。

まず私の根っこにある気持ちとして、国の基幹産業である建設業の皆様は、長時間労働で本当に命がけ
の仕事をしていただいています。その建設業をKENTEMのソフトウェアでより良くしたいという強い思いがあります。

建設業の生産性を圧倒的に改善するためには、ITが不可欠で、それを実現するために高い技術力が必要になります。ソフトウェア開発は、今まで東京が中心で、東京と地方では情報格差が3年程度あったと言われています。しかし、コロナ禍によって、様々なイベントやセミナーがオンライン化され、東京と地方の格差はほとんどなくなりました。

地方の企業であってもKENTEMは東京に負けないモダンなテックカンパニーを目指していますので、是非是非ソフトウェア開発が好きで新しい技術を身に着けたいという強い気持ちのあるエンジニアの方の応募を心よりお待ちしております。

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※所属部署、役職、業務内容は取材時点の内容となります。

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