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全てのリソースは自分の手の中にある
社会貢献事業を手伝ってくれる「学生インターン」募集のために
ボクが「どんな思い」でやっているのかを書こうと思い立ち
書き始めたんだけど
正直、この件に関しては、細かい話を含めると「あり得へん」ほどに
本当に「奇跡と違うか」と思えるようなエピソードが死ぬほどある
「おっちゃんがこの事業のいきさつについて
ちょっと話したろか?」程度にしか思っていなかったけど
思ったよりも長くなりそうです。
(ただ飽きてしまい、「初代 宇宙戦艦ヤマト」の最後みたいに
尻切れトンボみたいになることもあり得る)
※この前置き時点で長いけどな!
このストーリーを始めて読んでらっしゃる方は
先に↓こちらをご覧になった方がスムーズかもしれません。
ボクがやっている社会貢献について(2)やり始めたものの…
***
「社会貢献」を始めるにあたり、「凝り性のボク」が出てしまい、
どこかの団体に寄付するだとか、既にあるイベントを後援するだとか
そんなことは「一切頭になかった」w
自分なりの
自分らしいやり方での
支援事業って何なんだろ?
そんな風に考えていた時に
「ん?あれ?出来たんちゃうん?」
そう。既にボクは出会っていたんです。
というのが前回までのお話w
「銀のさら」を展開しているライドオンエクスプレスさん(当時はレストランエキスプレス)が
事業展開していた「子供達の書いた絵を綺麗なグラフィックアートにしてくれるサービス」
LittleArtist(リトルアーティスト)
(※現在は元スタッフの方が独立されてやられています)
絵画コンクールをやって、優秀作品をくれたお子さんに
このサービスを使って、「自分たちの書いた絵がリフレーミングされて手元に届いたら」
素敵やん😍
おおお!これで「自分なりの支援」が実現できる。
わしゃやったるでー!
早くも暗雲が立ち込める
「やることは決まった」
(ほとんど偶然っぽいけど・・・いや必然、奇跡を信じたい)
次にすることはやっぱり「ご報告」
ボクに「児童養護施設」のことを教えてくれた先輩経営者のところへ
先輩は「一緒にやらないか?」と誘ってくれたけど
「自分でやるとしたら、やはり自分らしい・・・」という
自分のわがままを優先させてしまったし
もしかしたら、ボクなんかよりもずいぶん前から
「児童養護施設」への支援、「社会貢献事業」をやられているので
ぶっちゃけ「ついでにお知恵を拝借出来たら」
という軽い下心もありつつ(最低
お忙しいなかでお時間をいただき
「ボクのやりたいイベント」をプレゼンさせてもらった
そこで開口一番
「お前さぁ、金はどうすんだ?」
( ゚Д゚)
(; ゚Д゚)
(;; ゚Д゚)
分かっている
分かっているんだよ
ボクだって経営者
どんな事業だって「予算がなければ何も出来ない」
しばしの沈黙のあと
ボクは先輩に言いました
「銀のさらさんに無償でやってもらえないか、
お願いするつもりです」
ノープラン
ノーアイデア
厚顔無恥
ぶっちゃけ今のボクが
そんな若者を目の前にしたら
「そりゃあかんやろ
あのな兄ちゃん、どんな関係でも『等価交換』が基本やで
相手にメリットない提案なんかが通る訳ないやろ?」
と言っていたと思うw
でも当時はそれしか思い浮かばなかった・・・
というのが正直なところだった
「自分で出せば、簡単じゃん」という考えもあると思う
実際にそれはボクも考えた
でも、それではせっかく始めた事業も
ボクや会社の経済状況によって実現が危ぶまれるかもしれない
そう思ったら
実は「社会貢献事業」って一筋縄ではいかない
だからこそ、みんな苦労しているだろうなと
何より「継続」がとても重要なことなだけに
ノーディフェンスでの突撃
ボクは正直ノープランの状態で
「ライドオンエキスプレス」の№2であったM専務(当時)に
メールを送らせてもらって
(前のストーリーでも書いたけど、人見知りのボクがお話させてもらって
名刺交換をさせてもらった時点で、もう奇跡)
「イベントの概要」や「ボクの考える意義」
熱意を込めて綴らせていただいた上で
アポを取らせていただいた
(本当にありがたい)
実はM専務は岐阜出身で、お会いしたイベントの際に、
ボクも愛知出身だったこともあり
それで一気に「親近感を持ってもらえた」ということもあったと思う
(この辺りも奇跡と言えば奇跡)
ちなみに、E社長も岐阜出身
のちに直接お話させてもらって、貴重なお話を聞くことになるが
これは別の話なので割愛
「ライドオンエキスプレス」は当時はまだ未上場だったけど
(現在はマザーズ上場からすぐに市場を変え、今や東証一部企業)
「銀のさら」は全国で展開されていて
かなりの知名度があり
本来ならボクなんかが一人で伺うのはあり得ない
しかもノープランでw
M専務と当時リトルアーティストを担当していた事業部長さんも
同席してくださって
ボクの拙いプレゼンを聞いてくださった
そして・・・・本題に入る
「このイベントで使う御社のサービスを
無償で提供していただけませんか?」
コイツ言うたで
ついに言うてもうたで
ドキドキしながら聞いた
M専務の答えは
「やりましょう。ものすごく意義のあることだと思います」
( ゚Д゚)え
(; ゚Д゚) えええ
(;; ゚Д゚)ええええええええええええ
まぢっすか?
ホントに?
まぢで「ロッキーのテーマ」が頭を駆け巡って
公園の階段を走って上り始めたわ
そこでM専務の横で、それまで一切口を開かなかった
事業部長のM氏(ややこしい)が
重い口を開いた
「すいません。この事業は私も大変意義のあることだとは思います。
しかし、リトルアーティストはまだ赤字事業です。
無償提供というのは事業部長である私の立場からすれば
とても了承できません。申し訳ない。」
そりゃそうだろ
ノープランで行った若い経営者1人
まだ始まってもいないイベントで
これからどれだけの規模になるかどうかもわからん
それに対し、「はいそうですか」と
出来るはずもない
「そうですよね。おっしゃる通りです。
考えが甘かったのは分かっていました。
御社にご迷惑をかけないように再考してきます」
そう言うのが精いっぱいだった。
そんな2009年の春…と言ってもまだ冬の寒さを残る時期だった。
やっぱり「最後は金」
日本人は「お金を稼ぐ」というと「汚いもの」みたいな感覚が
あるような気がする
正直ボクにも少しある
んまーそもそも
ボクもお金のために仕事はしていない
でも、はっきり言おう
ある程度のお金(予算)が無いと
何の事業も出来ない
先輩に言われた「お前さぁ、金はどうすんだ?」
おっしゃる通り
わかってた。自分でもわかっていた。
ボクの良いところは「しつこいところ」だと
自負しているw
「言ったことはやる。必ずやる。
どんなに道が遠く、険しくても。」
ただ、ボクも悪いところがある。
それは「人に頭を下げることが出来ない」こと。
こうやって書くと「どんだけ不遜なやつなんだ」と
思われるかもしれない。
そうではない。
人を敬う気持ちや感謝の心は大きいし。
自分が悪いと思ったら
とことん謝る。
目の前の相手に貢献したいという気持ちは強いし。
そうじゃなきゃ「社会貢献」なんてやらない。
何がダメかと言えば
「相手にメリットや価値を提供をすることが出来ないのに
一方的にお願いすること」
よくドラマとかで上司が
「とりあえず頭下げてこい」とか言ってる場面がある
「自分が迷惑をかけた」とか
頭を下げなければいけない理由があれば
全然頭下げますし。
むしろすぐ「ごめんなさい」しますw
土下座だってしてもいい。
(但しそれほどの失態であればだけど)
しかし、理由がない場合には
こちらが悪いわけでもないのに
何で頭下げなあかんねん!
となってしまう。
大人になり切れないな。
と言われれば、それまで。
でもそれで今までやってきちゃったからさw
さて、「社会貢献事業」の話に戻そう。
「自分が勝手に考えた企画をやりたいがためにお金を集めなきゃいけない」
誰のメリットになるかどうかもわからない。
自己満足と言われてもしょうがない。
これが一番の難関。
ボクは人を巻き込むのが苦手。
みんなが楽しいことなら得意。
ちなみに、おそらくだけどSNS通じて知り合った社長が集まる
いわゆる「オフ会」っての?
あれ日本で一番最初にやったのは
ボクだと思う。
2005年ぐらい。
社長ブログでランキング上位にいたメンツを
ボクがイベントで集めた。
今そのブログ探して読んでみたら
解像度があり得ないぐらいに荒いしw
画像もちっちぇえ
(リンク貼りたいけど、自分の名誉のために止めておきます)
話を戻します。
つまり、ボクの性質やビジネススタイルを考えると
「資金を集めるのは絶望的」と言わざるを得ない状況でした。
ただ、ボクは「しつこい」し、
諦めが悪いw
そこでどうやったら良いかを頭使って
日々考えてみた結果・・・。
意外にあっさり見つかった「ウルトラC」
でもまぁそれを実現するためには
かなりの苦労があったんですけどねw
ちなみに「どうやって資金を集めたか?」という部分については
オープンな場ではお話しすることが出来ません。
いわゆる「大人の事情」ですw
違法性があるとか、そういうんじゃありません。
クローズな場であれば、いくらでも喋れます。
(ちょっと関係先の問題と、実はビジネスモデルに通じるところがあるので、
オープンには出来ない)
そして2年の月日が経ちました。
ノープラン (> <)
ノーアイデア (>_<)
ノーディフェンスで
戦いに臨んだボクはもうそこにはいません。
2011年の春になっていました。
ライドオンエクスプレスさんに訪問してから
もう2年が経っています。
その間に「ウルトラC」で資金を作ることが出来ました。
ですから
「大丈夫です。ウチお金はあるんで」
そう言える。
これからはそう言えるんだよ。ママン
前回の失態を取り戻すべく、
改めてアポを取らせていただきました。
M専務も事業部長のM氏も正直なところ
「まだやってたの?」って思っていたと思いますw
ボクからの第一声は
「資金が出来ました。しかも社団法人も設立して、永続的にイベントが出来る状況を作りました。
当然のことながら対価をきちんとお支払いするので、サービスを提供していただきたい。
改めてパートナーシップを結ばせていただけませんか?」
と告げたあと、
前回ボクの申し出を断った事業部長のM氏から
「前回は申し訳ありませんでした。自分の立場からすると、ああいうしか無かった。
私たちは私たちで事業を採算ベースに乗せることで、何らかの形にしようという気持ちはありました。
でも、よく形にしましたね。」とおっしゃられたあと、続けて
「こちらこそぜひお願いします。」
とおっしゃっていただけました。
ここで「ロッキーのテーマ」が・・・・
いやいや。ここまでの2年間の苦労を考えれば、
達成感こそあれ、高揚感なんてものは全くなく。
正直「肩の荷が少し下りた」みたいな感覚でした。
さらにM氏は続けます。
「本来であれば、今回のサービス提供で、20万円ほどの見積もりになるのですが、
それを半額の10万円でやらせていただきます。」
( ゚Д゚)えええええええええ
そりゃ悪い。悪すぎるだろ。
いや、きちんとお支払いしますってば。
「いいんです。ここまでやってくださったのであれば、
弊社も出来るだけ協力したいです。
それと・・・」
( ゚Д゚)それと?
「平松さん、被災地に行かれるんですよね?SNSで拝見しました。
寄付金も集められているとのことでしたので、弊社から『10万円寄付』させていただきます。」
(※この年に起きた東日本大震災で被災地に震災直後に支援に行きました。
これについては別途書きます)
( ゚Д゚)な
( ゚Д゚)なにーーーーーーーーーー
これわかりますか?
2年前に「ノーアイデア」「ノープラン」でお話した時には叶わなかったけど
資金を作って、仕組みや組織を作って提案をしたら
「コストを半額の10万円にしてくれて、さらに10万円の寄付をいただいた」
つまり
「実質、無償提供」ってことになっちまって
最初の提案が事実上「実現した」ということです。
これには涙が出ました。
(その場では泣かなかったけど。心の中でね)
伝え続けること。行動し続けること。
ボクが代表を務める「一般社団法人Zips」で毎年開催している
「こころのあかり絵画コンクール」はこうやって始まり
ここまで10年続いてきました。
↑この絵は2019年度の受賞作品です
このイベントを始めてからも色々苦労はありました。
それこそ自分も会社が倒れかけたり
人に騙されたり、裏切られたり・・・
でもまぁ、続けてこられた。
10年なんてあっという間でした。
イベントや組織、仕組みが出来上がってしまったら
それを維持するのも大変なんだけど
最初の一歩を踏み出すこと
形を作るころに比べたら、正直大したことはない。
これは「作った人」「やった人」にしか
わからないことなのかもしれません。
だからファウンダーってのは偉大な存在だと思うし。
(自画自賛している訳ではなく)
そんなことがあるからこそ、
ボクは起業家支援もしているのだと思います。
あ・・・起業支援の顧問先をインタビューしている動画や記事もあります。
スタッフが一生懸命書いているので、
もしよかったら読んでいってください。
達成感を求めるキャリア女子へ!好きを仕事にする女性の成長ストーリー!
今日はここまでとします。
実はまだ書くことはいっぱいあります。
本日出てきたM氏については、実はその後「とても不思議なご縁」でつながっていることが
発覚しました。
それ以外にも
この「ライドオンエクスプレス」さんとのご縁がその後あんな風な展開になり、
その後のボクの仕事にも影響するとは・・・。
それらのエピソードは社会貢献とは、
直接関係ない話なんですが
やっぱり「奇跡」ってのがあるんじゃないかと。
ボクは他動詞的なニュアンスなので
あまり好きな言葉ではないのですが、「引き寄せ」なんてことが本当にあるんじゃないか
そう思わせることばかりです。
「自分の心に従って、邪念なく『正しい』と思えるものをやり通せば、
必ず道は拓けるし。みんなも応援してくれる。」
「神様だって少しエコヒイキしてくれる」
と思っていますwww
続きはまた書きます。
文中でもある「東日本大震災」の支援について、
当時の話も含めて書ければ・・・と思っています。
(かなり重いテーマですが)
ボクが代表をしている一般社団法人について
2009年に先輩経営者からの話をきっかけに「社会貢献事業」を始めるにあたり、
活動をする上では、別法人にした方が良いだろうということで、2011年1月に設立された今年で活動が11年目一般社団法人です。
主に「児童養護施設」の支援と、設立した年に発生してしまった「東日本大震災」の支援事業を行っています。
主に開催しているのは2つ
①児童養護施設向け支援事業「こころのあかり絵画コンクール」
今年で第10回目となりました。
全国の児童養護施設向けに「絵画コンクール」を開催しております。
優秀作品にはご本人が書いた絵をグラフィックアートにして、素敵な額縁に入れてプレゼントしています。
詳細についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/contribution/concours/
活動報告についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/activity/activity-category/orphanage/
②東日本大震災支援事業「鯉のぼりプロジェクト」
2011年の震災当時より、代表自らが被災地に赴き、支援を続けております。
現在は、福島県相馬市の「みなと保育園」さんにて、子ども達の成長を願い、毎年「鯉のぼり」を揚げるイベントを行っており、東京からお連れしたパフォーマーによるショーを行い、子ども達に喜んでもらっています。
この様子は毎年地元のメディアでも取り上げていただいております。
毎年のクリスマスには、ささやかですが、プレゼントも・・・。
そんなイベントも今年で丸10年を迎えます。
詳細についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/contribution/caresupport/
活動報告についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/activity/activity-category/tohoku-earthquake/
学生インターンの募集内容について
■インターンとしてご担当いただく内容
上記の社団法人と連携しつつ、弊社の社会貢献事業として、その広報・PRとして、広報活動やSNS運用が主なお仕事つぃて担当していただきます。
また、4月に開催予定のクラウドファインディングでは企画から運用までを担当していただきます。
活動については、弊社の学生インターンチームの一員で、グループで実施していただきます。
・社会貢献に興味のある方
・将来、子どもにかかわるお仕事を目指されている方
・クラウドファンディングに興味のある方
・社会起業に興味のある方
・ビジネスと社会貢献の関わりを実体験したい方
他では絶対に体験できない「即戦力のビジネス力」が身に付きます。
「えー?そんなの信じらんなーい」って方は、
ぜひ弊社のインターンミーティングに見学に来てください。
普通の学生だったインターン生たちがどう育っているかがわかると思いますよ。
ぜひぜひお待ちしております。
ぜひ気軽にミートアップや募集へのエントリーを!
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ミートアップは近日オープン!
興味のある方はぜひぜひ。