8月15日に、MM Caneléの3店舗目となる初台店がオープンした。
1店舗目の清澄白河をつくったときは、正解なんて分からないまま、自分たちがいいと思うものをとにかく形にした。
2店舗目の駒沢では、清澄白河での反省と、駅というまったく違う環境にどう持っていくかを考えた。
そして3店舗目の初台。
店が増えるにつれて、「MM Caneléらしさとは何か」を考えることが増えた。
ロゴが同じならMMなのか。
同じ什器を使えばMMなのか。
同じ商品を同じように並べればMMなのか。
たぶん、そういうことではない。
同じにすることと、揃えることは、少し違う。
変えていいものと、変えてはいけないものがある。
ブランドをつくるというのは、同じ店をコピーして増やしていくことではなく、その境界線を一店舗ずつ探していくことなのかもしれない。
3店舗目。数字だけを見れば、1が3になっただけだが、
その間に「MM Caneléとは何か」を考えた回数は、たぶん3倍では済まない。
店をつくるたびに、少し分かる。
そして、分かったと思ったところで、また分からなくなる。
不思議なことだが、店も自分も、成長痛の途中なのだろう。
4店舗目をつくる頃には、また違うことで悩んでいる気がする。
それでも今回、無事に8月15日を迎えることができた。
暑い中、お盆直前のスケジュールをすべて空けて、最後まで仕上げてくれた設計・施工のみなさんには、本当に頭が下がる。
店舗マネージャーも準備期間が短い中で、しっかりと店が運営できるように整えてくれた。
初台で働く人や、暮らす人に少しずつ知ってもらって、日常の中でふと思い出してもらえるような店になれたらと思う。
「初台にMM Caneléがあってよかった。」
いつかそんなふうに思ってもらえたら、3店舗目をここにつくった意味も出てくる。
オープンはしたけれど、初台店はまだ始まったばかりだ。
ここから、この街に馴染んでいけるように頑張りたい。