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【創業者インタビュー】ONX代表 馬場 良樹

◯広報
今日はよろしくお願いします!
ではまず、馬場さんの経歴について教えてください。

⚫️馬場
名古屋大学を卒業後、レバレジーズ株式会社に入りました。
医療業界向けの人材紹介事業の営業として入社し、最後は名古屋支店長として支店の売上達成に責任を追い、連続達成を果たしました。

その後、フォースタートアップス株式会社に上場前の当時30名程度のタイミングで入りまして、SssSやAIをはじめとしたIT成長産業のCxOクラスの採用支援に従事させていただきまして、 約3年勤めました。数多くのスタートアップを間近で見る中で、元々あった起業へのチャレンジしたい思いが強くなり、会社が上場するタイミングで、ONXを創業しました。創業したタイミングでご縁があり、株式会社カウシェに中途採用の立ち上げで入りながら、プロ人事シェアリング事業であるCarry Upをローンチしました。

◯広報
ありがとうございます!レバレジーズへの入社は、どんなところに惹かれたのでしょうか?

⚫️馬場
大学時代まで遡りますが、当時は何も考えていない学生だったので順当に大手企業に行くんだろうなと思ったんですけど、 サマーインターンでスタートアップ企業や東京や関西の優秀な学生に出会って、レベルの差を感じたんです。そこから火がつきまして、自分ももっと主体的に世の中を良くできる事業を作る側に回りたいなという思いが湧き上がりました。当時のレバレジーズは300人程の組織だったと思うんですが、新卒の先輩社員で年が一つ二つしか変わらないのに、マネージャーや事業責任者になっていて、この環境であれば自分も事業作れるチャンスがあるなと思ってレバレジーズに入社しました。実際私も3年目から名古屋支店長に挑戦させて頂いたり、チームを大きくするための採用にも出させて頂いたりと、ありがたい機会を頂けたなと思っています。

◯広報
その後転職したフォースタートアップスにはどういう思いで入社したのでしょうか。

⚫️馬場
そうですね、スタートアップで挑戦していきたいと思っていたタイミングで、友人から声がかかり役員の方とお話しする機会をいただいたのが始まりです。会社の最前線で事業自体を伸ばしていきながら、ミッションに対して強い共感を持つ会社に行きたいなと考えていました。フォースタートアップスが、本当にスタートアップのために成長できるあらゆる手段を提供していく会社であり、ミッションを社員一丸となって追い求めるカルチャーも素敵で入社しました。

◯広報
なるほど、ありがとうございます。フォースタートアップスに在籍時ちょうど上場したタイミングですよね。

⚫️馬場
そうですね。上場前後の3年間を過ごさせていただきました。クライアントが大型調達をしたスタートアップばかりだったので毎日が刺激的でした。調達している企業はどんな企業か、どんな代表やチームなのか、そしてなぜ伸びているのかなど自分が起業という挑戦をする上でも非常に大事な期間だったなと思います。


◯広報
その経験をもとに、ご自身での起業に進まれたと思います。ONXの「全ての成長企業のポテンシャル、プロ人事が解き放つ」というコーポレートミッションについてお伺いします。こちらはどういう思いや経緯でこの言葉に辿り着いたのでしょうか?

⚫️馬場
2つありまして、1つ目がマクロ環境の観点で、2つ目が自分の原体験の観点です。

1つ目のマクロの観点で言いますと、日本は人口減少が続いている状況で今後もこの流れは大きく変えられないと思っています。そうなるとより正社員の採用難易度も上がっていき、実際に有効求人倍率も上昇しております。これは人材だけではない話ですが、「シェアリング」自体が必須のものになってくるだろうなと思っています。

2つ目の自分の原体験として、経営資源である「ヒト・モノ・カネ」のヒトが入ることによって企業が成長するっていうところを、間近で見てきました。より人事がスタートアップやメガベンチャーを始めとする成長企業に入っていくことが引き続き、重要であると考えています。ただ人事の採用は困難になってきている状況で、プロ人事の知見も借りながら成長していく必要があると思っていますが、まだ市場感としては当たり前のものではないので、ここを自分たちがリードしていきたいなと思っています。

成長企業に優秀なプロ人事を提供することによって、成長をより加速化させて企業の持つポテンシャルを解き放ちたいと思いを込めてこのミッションを作りました。

◯広報
なるほど。ありがとうございます。良い人材に出会い採用していく過程でプロ人事にニーズがあるのですね。

⚫️馬場
そうですね。市場のニーズとしてもやはり採用がメインです。ただ直近だと評価制度や労務の支援も増えてきておりまして、採用のみならずワンストップで定着や活躍まで、プロ人事を通して支援していきたいなと考えております。

◯広報
人材サービスは数多あるなかで、会社の中の新規事業ではなく自分で起業しようと思った理由を教えていただけますか?


⚫️馬場
ありがとうございます。ここも2つありまして、一つ目は世の中に対して自分ができる一番の価値貢献が、起業だなと思ったことです。

大きな話になりますが、世界見ると例えば大谷翔平さんが活躍されていて、多くの人を感動させたりとか、喜ばせたりしている中で、自分はスポーツでは人を感動させることはできない。じゃあ自分に何ができるのか?と考えたときに一定会社員としても実績を出してきた自分であれば事業を作って、感動や価値を提供できるんじゃないかと思ったためです。

2つ目が、自分の生き方として、挑戦者を増やしていきたいと思っています。自分が生まれた場所を豊かにしていきたいです。

アメリカや中国に国力の差を付けられている今、GAFAのような企業を日本から作っていきたいし、そのためにはもっと起業家やスタートアップで挑戦する人が増える必要があるなと思っています。

そんな中で、まだ何者でもない自分が、起業してサービスを伸ばしていくことができれば、「自分でもできるんじゃないか」と思う挑戦者が増えるんじゃないかなと思っています。自分自身が挑戦して成功していくことが、今後の挑戦者に対しての価値、経験にもなるんじゃないかなと思っています。

◯広報
起業を決めた時、勇気と覚悟と、不安など色々な感情があったと思いますが、そこは“やりたい気持ち”が勝った、という感じですか?

⚫️馬場
そうですね。就職の時から自分で事業を作っていって世の中に影響を与えたいという思いは変わらずあるし、逆に大手に行かない選択肢を取ったからこそ、 ちゃんと挑戦して成果を残していかねばという自分への使命感もありますね。



◯広報
そういった使命感を持って作られた社名「ONX(オンクス)」の由来についてお聞かせください。

⚫️馬場
「恩を何十倍も世の中に対して返していきたい」と思って名付けました。背景としては、今の自分があるものが、家族や同僚や友達など本当にいろんな支えがあって、今こうやって挑戦できているなと思っているので、自分が借りたその恩を、何十倍して、世の中に対して、返していきたいなと思って、この社名にしました。

◯広報
ONXの「ON」は「恩」、「X」は英語で倍数の意味なのですね!

⚫️馬場
そうなんですよ。 自分自身、本当に普通の人間だなと思っているんです。自分でも挑戦ができているのは非常にありがたいので、恩返ししていきたいなと思っています。

◯広報
そんな熱い想いの社名のもと、Carry Upというサービスを立ち上げたと思うのですが、あらためてCarry Upはどういうサービスになりますでしょうか。

⚫️馬場
はい、ありがとうございます。スタートアップやベンチャー企業をメインに人事の最前線を走る方が1,000名程登録いただいているサービスです。

魅力としては、最短翌週から即戦力のプロ人事が参画いただけることが強みで、すでに、多くのスタートアップの1人目人事や、メカベンチャーやエリア企業様の採用担当として活躍されているような状況です。


◯広報
正社員というよりも、副業や業務委託という形でしょうか?

⚫️馬場
そうですね。業務委託になるので、主にフリーランスの人事の方がメインです。 特にスタートアップで人事責任者された方が次のキャリアとして、1社だけじゃなくて複数社で自分のスキルや経験を活かしながら価値を発揮していきたい方に多く登録をいただいています。構成としてはフリーランスが全体の6〜7割ぐらいで、残りの3〜4割が副業希望の方です。最近は職業紹介免許も取得したので、正社員希望の方も一定数はご登録をいただけるようになっています。

◯広報
フリーランス人事の市場はどんどん大きくなってきているような感じでしょうか?

⚫️馬場
そうですね。現状2つの理由から市場が大きくなってきています。1つ目が人口減少に伴って、採用難易度が上がり、人事の需要が上がってきているが故に、仕事が受けやすくなっているような状況であること。そしてもう1つが、リモートワーク・フレックスタイムなど働く環境の変化ですね。今までの出社スタイルだと柔軟に働けなかったのですが、場所や時間を問わず働けるようになってきているので、複数社に参画できるようになっています。需要が上がっていること、そして供給側も整い始めていることが要因かなと思っています。

◯広報
なるほど。ありがとうございます。
副業の方々の稼動は平日夜、土日が多いのかなと想像しますが、実際はどういう傾向がありますか?

⚫️馬場
平日日中の場合と、平日夜や土日を活用する場合の両方がありますね。最近だと採用難易度が上がってきているが故に、魅力の一つとして働き方をより柔軟にしている会社も多くなってきてるので、人事自体もリモートでフレックスで働ける企業が多くなってきている印象です。そういった会社に属してる方だと、日中も問題なく他の企業の対応されてる方もいらっしゃいますし、逆にやはり出社が必要な会社さんにいらっしゃる人の方だと、平日の終わりや土日に固まってるケースが多いですね。

◯広報
人事のポジションというと、業務内容によるとは思うのですが、その会社をよく知り、理解して、発信者になるみたいな要素も大きいと思うので、カルチャーフィットが大事になってくるかなと思うのですが、マッチングの時に気を付けていることや、注目している点はありますか?

⚫️馬場
2つあります。1つが、おっしゃる通りカルチャーマッチは大事だなと思ってるので、最初企業様とお話しさせていただくタイミングで、どんなカルチャーか、どういった人が多いかなど条件面以外の話をさせて頂き、確認するようにしてます。弊社としても長くご活躍いただきたいため、スキルマッチだけではなくカルチャーマッチも重要視してます。

2つ目が、Carry Upの運営者が元々人事をしてた人間が多いので、 実際こういう人が合うのではという肌感や仮説があり、結果的にマッチ度が高いんじゃないかなと思ってます。

◯広報
Carry Upについて今後の展望や野望などあれば教えてください。

⚫️馬場
ありがとうございます。成長企業にとって、人事の側面からなくてはならないサービスになっていきたいなと思ってまして、「Carry Upに頼んだら人事の課題は全て解決するよね」という状態を作っていきたいです。

早速第一弾として、プロ人事シェアリング事業だけではなく人事に特化した正社員紹介も始めました。来週からすぐに入れるプロ人事のご紹介から、正社員として中長期に活躍いただける人事まで、ワンストップでご紹介ができるようになりました。

今後は業務委託活用が初めてのお客様のご支援や、フリーランス人事の方にメリットとなるサービスの提供など、更なるサービス拡大を目指しています。

◯広報
今後の成長も楽しみにしております!
本日はありがとうございました!

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