至善館職員の入職したきっかけや仕事のやりがいについてインタビュー記事を掲載しています。
入職して1年が過ぎた雨宮さんに至善館で働くことの魅力についてお伺いしました。どんなきっかけて応募され、どんなやりがいを感じているのか少しでも感じていただけたら嬉しいです。
自己紹介と入職したきっかけ
大学院大学至善館で、出願受付から選考実施までのアドミッション業務と、学務チームで学籍管理(学生の在籍状況の把握)や学生生活支援を担当している雨宮です。2022年12月に至善館に入職するまで、私立大学の職員として、*FD/SD(教職員の資質開発に係る組織的取組)や学部設置、入試広報等の部署を経験しました。良くも悪くも「安定」した環境で「このままぬるま湯に浸かっていて良いのだろうか」と考えていた中、現状の教育に対する至善館の問題意識とユニークな教育内容に共感し、年齢や私生活での変化というタイミングが後押ししたこともあり、転職を決意しました。
*FD (Faculty Development)/ SD (Staff Development)
至善館におけるアドミッションと学務の仕事
アドミッションについては、出願書類の受理、応募者や面接員との面接日程調整・実施、合格通知や入学前教育の案内といった一連の業務を行っています。学務については、学籍管理、留学生ビザ取得サポート、各種証明書や学割証等の発行に関わる業務を行っています。これらの業務では、前職で培った事務処理能力や調整力を発揮しています。また、至善館では一学年で約3割の外国籍の学生がおり、日英での文書作成や会話が日常的で、学生時代の留学経験も生かされています。私の業務は他のスタッフよりも「守り」の要素が強いですが、単に事務的に書類を処理するのではなく、書類を通してその人とコミュニケーションをとれるのが醍醐味です。例えば、出願書類の受理といっても、出願資格や書類に過不足がないかの確認はもちろんですが、履歴書やエッセイからどのような人なのか、どのようなビジョンを描いているのか、至善館とマッチングしそうか、思いを馳せながら「読んで」います。学生という集団ではなく、一人ひとりと向き合えるのは、小規模大学の魅力の一つだと思います。
どんな思いで仕事をしているか
私は「人の成長を応援したい」「教育を通じて幸せな人を増やしたい」という思いから、これまで一貫して教育業界に身を置いてきました。成長も幸せの定義も人それぞれですが、私は「自ら選択肢を作ること」「自分で選択して人生を切り開くこと」だと思っています。至善館の学生は、それぞれのライフステージにおいて、至善館の学びを必要だと感じ、安くない学費と忙しい時間を捧げて頑張っています。そのような本気の人達を前に、私も本気で役に立ちたいですし、至善館での2年間が彼らの成長や幸せに繋がるように願って日々働いています。今後は、同じ女性として、特に女性の学生が学びやすく、生活しやすくなるようなサポートができればと考えています。学生にとってより身近な存在として、具体的にどのようなアクションを起こせるかが今後の課題です。
どんな人に応募して欲しいか、仲間になって欲しいか
大学職員を経験した私から見た、学校法人至善館の特徴は、次の3つです。①変化のスピード感、②生きたポリシー、③教員と職員の対等な関係性です。一つ目に関しては、PDCAが高速に回転していることが背景にあります。例えば、学生からのアンケートで何か要望があった時、それを課題とするか、課題であるならばどのような対応ができるか、教職員のミーティングで直ちに議論され、その後関連規程の改定や、授業内容の変更に繋がります。実施後は、効果についての振り返りが必ず行われ、必要であれば関係者にヒアリングを行い、次のプランニングに生かしていきます。機動力を持ってフレキシブルに対応していく風土はスタートアップならではだと思います。
二つ目に関しては、常に「我々はどうありたいか」「どんな教育をすべきか」に立脚して意思決定がされています。至善館では、「設置の趣旨」に書かれている理念が形骸化しておらず、議論の端々で「全人格経営リーダーを育成するにあたり、それが必要か」という参照点になっています。先ほどの学生アンケートの事例で、私はあえて、学生からの要望を「課題とするか」の議論が行われていると書きました。学生に迎合しない、教育はサービスではない、という確固たるスタンスを感じます。三つ目は、職員も至善館の教育における要として重用されているということです。「教職協働」は大学関係者には食傷気味だと思いますが、至善館では職員も対等に意見を述べますし、職員が自分の仕事に自負を持ちながら、教員とともに教育を担っているのが、至善館の強みだと思います。
これらを総合すると、至善館に向いている方は、①変化を恐れない人、②軸を持って働きたい人、③教育に主体的にコミットしたい人と言えるのではないでしょうか。創立5年の大学ですので、これから伸び代しかありません。新しい教育を創り出していく過程を楽しめる方と一緒に働けたら嬉しいです。
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