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ナッジ株式会社 採用担当です。
当社は、スマートフォンを利用した次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を発行するフィンテックスタートアップです。今回は、ナッジの仕事について知って頂くために、ナッジのお客様へのインタビューをご紹介します。
インタビューしたお客様は、2022年10月にNudgeのクラブオーナーになられた「銀座渡利」店主の渡邉 哲也(わたなべ てつや)様です。普段どのような活動をされているかや、クラブ会員をどのように拡大しているかなどについて伺いました。
そして、渡邉様が考える「Nudgeを通じて飲食店が持続的に発展する仕組みを作る」とはどのようなものなのでしょうか。
日本の伝統的な食文化とデジタルを融合させた新たな試みが話題の銀座渡利様。その魅力に迫りました。
Nudgeとは
Nudgeは、利用金額に応じて応援している「クラブ」の特典がもらえるカードです。
スマートフォンアプリと連携し、普段の支払いに「応援」と「特典」という楽しさが伴う新しい金融体験を提供しています。
今回は、Nudgeカードのクラブオーナーである「銀座渡利」店主の渡邉様に、Nudge導入を検討したきっかけやサービスの魅力、クラブ会員からの反響についてもお伺いしました。
また、Nudgeと提携して感じる課題や、今後期待していきたいことなど、多くのご意見を頂いております。
経営を安定化させたい飲食企業様や、ファンメイクの方法に悩まれている経営者様にも参考になるインタビューですので、是非ご覧ください。
クラブオーナー「銀座渡利」様について
2019年にyoutubeチャンネル「銀座渡利」(現在チャンネル登録者18.4万人)を立ち上げ、仮想店舗にて独自の鮨道を歩み始める。
2020年、渋谷にある他店の一角を間借りする形で実店舗「鮨 渡利」を開店。繊細かつオリジナリティ溢れる鮨で国内外の鮨通をうならせる。
また、異業種とのコラボレーションや商品プロデュースを多数実現し注目を浴びている。
2022年、渋谷から赤坂の桜の名所に「桜坂 渡利」として店舗を移転。
インタビュイーのご紹介
ー 本日はお時間いただきありがとうございます。渡邉様の自己紹介と銀座渡利様のクラブ概要について教えてください。
こんにちは、桜坂渡利店主の渡邉です。
一流店で研鑽を積み2016年より板前としてカウンターに立っています。
当時から独立を考えると同時に、昨今の「どんな鮨を握るか」より「どこの鮨屋で修行したか」に重きを置く風潮や、投機的な鮨ビジネスに疑問を持っていたんです。
YouTubeチャンネルを立ち上げた理由も、有名店の名を借りず、また資本に振り回されずに鮨店を開業したいという思いがきっかけです。おかげさまで現在多くの方にご視聴いただけるチャンネルに成長しました。
また、コロナ禍にあってもNFT(非代替性トークン)化した電子マグロを販売し、メタバースで実況中継するなど、食とデジタルを組み合わせた新たな試みも行っています。
クラブのご紹介
寿司職人・渡邉哲也が運営する「銀座渡利」のクラブです。
ご利用金額に応じて、銀座渡利オリジナル高級包丁が当たる抽選券やオンラインショップクーポンなどの特典が受け取れます。
また、「銀座渡利」のオリジナルデザインクレジットカードが購入でき、お気に入りのカードをいつでも、どこへでも持ち歩けます。
Nudgeの魅力とは
Nudge導入のきっかけ、決め手は?
ー 渡邉様が、Nudge導入を検討したきっかけ、決め手はなんでしょうか?
Nudgeは、NFTマーケティング会社CEOの方から紹介を受け知りました。その方はナッジ代表の沖田さんとも面識があり、その後ナッジのご担当者を紹介頂いたのが導入を検討したきっかけです。
導入の決め手は単純に「初期コストゼロ」で始められることです。
正直、導入前のタイミングではどれだけの反応があるか全く分かりませんでしたが、もし上手くいったら私達の事業の新たなキャッシュポイントにもなります。
あと「Nudgeの仕組み自体が面白い取組みだな」と、そう感じて試したくなったのも導入の決め手ですかね。
Nudgeサービスの魅力・共感している点
ー クラブ会員が普段の買い物を通じてクラブオーナーの活動を支援できるのがNudgeの特徴ですが、渡邉様が考えるNudgeの魅力や共感している点があれば教えてください。
「飲食事業ってそれだけでは弱いな」と、コロナ禍を通じて強く感じました。幸いにも私達の場合は、飲食事業の周りにYouTubeや物販の事業を作ったことでこの難局を乗り切ることができました。
YouTubeから店舗にお客様を誘導したり、YouTubeから物販に流したりという具合にです。
Nudgeはクラブ会員が増え、クラブオーナーの支援が積み上がっていくことで、将来大きなキャッシュポイントになる可能性を秘めています。
もちろん、これは銀座渡利だけの特権ではなく、Nudgeのカードを通じて日本の食文化が守られることにも繋がると思うので、私もNudgeのビジネスモデルに共感しています。
Nudgeの活用方法
ー 渡邉様、Nudgeによって日本食文化を守ることができるという気付きを与えてくださり、本当にありがとうございます!では、具体的にNudgeをどのように活用しているか、また会員募集の方法についても教えていただけますか。
サービス導入前に、Nudgeのクラブ特典を何にするのかナッジの社員の方と色々考えました。
記念NFTを配ったりお店の割引券を差し上げたりすることも案として出てきましたが、両方とも「銀座渡利」のお客様の属性から考えるとしっくりこず、結果として銀座渡利オリジナル包丁プレゼントをまずは1年間継続しようと。
NFTはまだまだ世の中に認知されておらず、暗号資産と聞くだけで「怪しいもの、詐欺?」と身構えてしまう傾向があります。また安易に割引券をお渡しするのも、高級鮨店としてのイメージと合いません。
であれば、お客様に知って頂くために、身銭を切るくらいの覚悟を持って包丁をプレゼントするくらいがお客様との距離感として丁度良いのではと考えています。
結果として、将来板前を目指す若い方々にもNadgeを認知してもらい、将来の目標として銀座渡利を感じていただけてるのではないかと。
包丁って高価なんで、若者には負担が大きいんですよ。
また、会員募集については、YouTubeにて「包丁が当たるから入会してください!」と、分かりやすいプロモーションをしています。
銀座渡利チャンネルの登録者は、40代・50代の男性が多く、包丁のような「ギア」が大好きなんです。毎月1回、YouTubeライブで包丁の抽選会を流していますが、そのライブをするたびに会員は増えますね。
クラブ会員の方々からの反響は?
ー 「包丁当たるから入会して!」という分かりやすいプロモーションは、やはり有効ということですね。では入会された方々からの反響はどうですか?
SNSをチェックしていると「鮨の折詰」カードを買ったとの投稿をよく目にします。
ナッジさんからは、「鮨の折詰」と「銀座渡利」デザインのカード比率は半々だと伺いました。
個人的には「銀座渡利」デザインも、深みのある色目でカッコいいと思います。
オリジナルサードが欲しいから入会したのか、現時点ではそこまでのデータは取れてませんが、三千円のオリジナルカードをわざわざ購入されている方も一定数いらっしゃるので、効果はあったのではと。
デザインを作ってくれたナッジさんには感謝しています。
YouTubeでは、ライブのコメントで「カード作りました!」だとか「包丁が欲しい!」などなど、特典を中心に盛り上がっていますね。
今後、ユーザーの反応を見ながら、特典やキャンペーンをどうするのか作戦を練っていきたいです。
Nudgeの課題とは
ー Nudgeと提携していての課題や、ユーザー側から見た課題について感じていることや、これから期待したいことがあれば教えてください。
一番課題に感じているのが、桜坂渡利に来店されるお客様とNudgeのメインユーザーの属性の差異が大きいことです。
桜坂渡利でのお食事代は2名で6万円程度で、お客様にとってNudgeの利用限度額は10万円は少なすぎます。
なので、Nudgeを使ったお店への誘客が全くできていません。
また、カード決済した分を後日振り込むのも、面倒と感じるお客様もいるかもしれません。
Nudgeには高額決済ユーザーにも対応できる仕組みをぜひ考えて欲しいと思います。
ー Nudgeカードで10万円を超える取引を行う時は、10万円を超える分のお金を事前にカードにチャージしておくと高額取引にも対応できます。また、一般的なクレジットカードのように毎月決まった日に銀行引き落としで対応する機能も近々実装予定です。
そうなんですね!知らなかったです。お店のお客様にも使っていただける可能性ができてましたね。
その他にも、クラブ会員に向けて、コミュニケーションをとれる方法があれば良いのですが。
ー Nudgeのアプリで、クラブオーナーからのお知らせをナッジ事務局からクラブ会員さんに一斉送信することが可能です。Nudgeを使ったお店への誘客に是非ご活用ください!
それは便利ですね。どのようなことができるか考えてみます。
今後の展望
ー 最後に、今後Nudgeを使って実現していきたいことをお聞かせください。
現在、クラブの集客に関してはほぼYouTubeチャンネルからのみとなっているので、Nudge主体のプロモーションを増やして銀座渡利クラブへの導線を作ってもらえると嬉しいですね。
「ふるさと納税サイト」のようなイメージで、Nudgeのアプリから「あ、ここ包丁当たるらしい!」と我々を見つけてもらえるような施策を期待します。
また、Nudgeは今後NFTにも力を入れられると伺っていますので、Nedgeの活動によってNFTがより一般に知れ渡ってくれると、私達の強みでもあるデジタルマーケティングと絡めてより次のステージに進めるとではと。
銀座渡利は、日本の食文化とデジタルを融合させた新たな試みを進めていくので、引き続きよろしくお願いします。
ー 渡邉様、貴重なお話、誠にありがとうございました。本日頂いたNudgeへのご期待も踏まえ、Nudgeでは更なるサービス向上・認知拡大に努め、銀座渡利様の活動を全力でサポートしたい所存です。今後ともよろしくお願いします。
ー おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
インタビューさせて頂いた、銀座渡利様では、オリジナル包丁が抽選で当たる「銀座渡利」クラブを開設・運営頂いています。
このクラブを使い、飲食店が持続的に発展する仕組みを作ろうとされている渡邉様の取り組み、参考になりましたでしょうか。
ナッジは、さまざまなクラブオーナー様と一緒に、「未来の金融体験を創る」会社です。
少しでもナッジにご関心あれば、お気軽に連絡くださいね!