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こんにちは、EDUCOM広報担当です。本記事では、対話について対話する社内企画「ダイアログミーティング」のイベントレポートをお届けします✨社員発案のボトムアップ企画である本ミーティング。初の試みでしたが部署も年次も異なる20名の参加者を迎えて無事に成功しました。“対話について対話する” というのがいかにもEDUCOMらしく、社風がよく表れた取り組みでした。
対話ってなんだろう?
▼EDUCOMのバリューの一つに「納得いくまで対話する」というものがあります。
それぞれの経験や立場から浮かぶアイディアや意見をもとに語り合いを大切にし、相乗効果を生み出そうというバリューです。
2019年に策定されたMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が日々の業務の中でもフレーズとして飛び交うようになり定着し始めたEDUCOMで、ある企画が立ち上がります。
その名も、(タイトルの時点で盛大にネタバレしていますが)「ダイアログミーティング」です👏🎉!!
「ダイアログ」とは?
「ダイアログ」という単語は、「対話」や「対談」という意味を持っています。
また近年は組織開発における手法としても注目されており、以下のように解釈されることも多くなってきました🔍
ダイアローグ(dialogue)とは対話や対談という意味ですが、組織におけるコミュニケーションのあり方を考えた時のダイアローグは、情報のやりとりにとどまらず、話す側、聞く側がお互いに理解を深め、行動や意識を変化させるような創造的なコミュニケーションを指します。(引用:kaonavi人事用語集『ダイアローグとは?【ビジネス上での意味を簡単に解説】』)
ダイアログミーティング発案のきっかけ
「対話とは何か対話してみよう」、そして「自分たちで実行可能なダイアログプランに落とし込んでみよう」という趣旨のダイアログミーティング。
発案者は中途入社5年目の久保 勝(くぼ まさる)さん。大学時代は教員養成課程で小学校・中学社会・職業指導(キャリア教育)の教員免許を取得。大学時代に立ち上げたNPO法人での活動や、卒業後一般企業での勤務を経験したのち、2019年2月にEDUCOMに中途入社。CS部でのカスタマーサポート業務を経て現在はカスタマーサクセス推進課でお客様満足度やご要望に関する調査や分析、提案、そのための仕組み作りなどに取り組みながら、CS部の伴走者として攻めのカスタマーサクセス実現を目指しています。
ダイアログミーティング発案のきっかけは、自社製品同士の連携を全国で初めて実現させるという案件を担当した時の経験から。各種連携の調整を久保さんがメインで担当するのは、それはそれは大変だったんだとか……😨!
製品連携にあたりインフラ基盤の部署や製品開発の部署等、各部署とすり合わせをしていくなかで、部署同士がよりしなやかに繋がっていく必要があると感じたという久保さん。
その際、案件管理システム上だけでなく、顔を合わせてミーティングする機会をとっただけでもスムーズに話が進みました。業務を進める上で、やりとりをテキストで残していくことが大切である一方で、それらの行間には、EDUCOMの仲間として同じ未来・ゴールを目指す一人ひとりの想いがあることを痛感し、対話的なコミュニケーションの重要性を再確認した出来事でした。
実体験としてその重要性を感じた久保さんは、「ダイアログミーティング」という企画を立ち上げました。
いざダイアログミーティング実施
EDUCOM初の試みであるダイアログミーティングは、Day1で対話について学び、その後Day2までの宿題としてDay1で学んだことを自部署に持ち帰ってダイアログプランとして各自が検討し、Day2の場でそのプランについて発表し合ってブラッシュアップするという流れで実施されました。
ダイアログミーティング全体の流れ
ダイアログミーティングのグランドルール
心理的安全性の高い場で安心して対話できるよう、企画におけるグランドルールが以下のように設定されました。
Day1:対話を学ぶ
Day1では対話のプロセスや方法論を学び、最初に自分自身との対話を重ねる個人ワークを行いました📝
【出典】『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』
【準備】自分と対話:まずは「自分と対話」してみましょう!
【観察】次に相手を観察:日ごろ関わる「あの人」が「大切にしていること」って何だろう?
【解釈】さらに相手の視点から自分を眺めてみる:日ごろ関わる「あの人」から自分はどう見えている?
【介入】相手との間に新たな橋を架ける(新しい関係性を築く):日ごろ関わる「あの人」とどのように対話したらもっとワクワクして働くことができる?
次に、個人ワークで考えた内容をチーム内で共有し、それぞれのアイデアに刺激や気付きをもらいました👀✨
宿題:ダイアログプランの検討
Day1が終了し、Day2までの宿題が出ました。日々の業務における対話の課題を洗い出し、実行可能な改善プランを自部署内で検討するというものです。
可能な限り所属部署の上長と共有・相談しながら、Day1で学んだことやグループワークで話し合った内容を参考に各自がダイアログプランを考え、Day2に持ち寄ります。
Day2:ダイアログプランの共有
対話に関する書籍を参考にし、フィードバックの際の視点・手法の例などを紹介しながら進行しました。特に、くすっとする笑いをまじえながら問題を客観視する効果が期待できる「妖怪探し」というワークは、大きな盛り上がりを見せました。
【出典】『組織が変わる――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法2 on 2』
そして、各チームそれぞれ1つプランを選び、代表者が発表を行いました。
「他チームを理解するために社内インターンシップ(他部署職業体験)を実施する」「課を超えて部でのザッソウ(雑談&相談)を行う」「顔・名前・部署・担当分野などを簡単に見られる場所を用意する」「カメラオンでのオンラインミーティングや、ハドルミーティングの実施」など、様々なアイデアが挙がりました。
クロージングでは主催の久保さんから、以下のような学びがシェアされました。
- 自分では気付けないことに、周囲の仲間は簡単に気付いてくれる!
- ゴールや進め方の認識合わせってとても大事!
- 人が問題ではなく、問題が問題である
- 「対話/心理的安全性って大事だよね!」の先へ……!
- 手法や方法論はあくまで手段。本質を捉えて使っていこう!
作成したダイアログプランは各自が業務や普段の生活の中で少しずつ実行していこうということで、会は終了となりました。
その後、追加のアンケートを2回実施し、それぞれのダイアログプランの実行状況などをヒアリングしている最中です。今後のダイアログミーティングの行く先に期待です😎✨
ダイアログミーティングを終えて
久保さんにダイアログミーティングを終えた感想をインタビューさせていただきました🎤
Q.ダイアログミーティングを終えた感想を教えてください。
それぞれが何かを自部署に持ち帰ってくれたことがアンケート結果から分かったので嬉しかったです。一人ひとりの課題感を背景にした「対話を大切にしたい」という想いをもった仲間がたくさん集まり、とても心強いです。
Q.企画運営していく中で大変だったことはありますか。
EDUCOMの中では「対話」は社のバリューに入ってくるほど大切な価値観ですが、「対話とは何なのか」の認識は人それぞれだと思います。認識がバラバラのまま対話しようとしても、なかなか思った成果につながらないと感じています。だからこそ、それぞれの「対話」の認識や大切にしている価値観を「対話」し、お互いに橋を架けていくことが、結果として全社一体となって結束力を高め、社内外問わずEDUCOMに関わる一人ひとりの成功体験につなげていく一歩なのではないかと思っています。
Q.今後、ダイアログミーティングの取り組みはどうなっていくのでしょうか。
ダイアログ(対話)だけで独立した取り組みにするのではなく、日々の業務の中に組み込めるよう、カスタマーサクセス部としてのアクションプランに落とし込んでいきたいです。
業務を軸としつつ、手段として、土壌として、「対話って大事だよね」という発信を継続していきたいです。
あとがき
久保さん、お疲れさまでした&インタビュー協力ありがとうございました!
私も運営の一員として参加した「ダイアログミーティング」。わくわくするようなプランも飛び出し、これはなんとかして実現したい……と密かに(個人的に)思っているものもあります😼💭✨
ダイアログミーティングを通じて仲良くなった他部署のメンバーとランチしに行ったり、入社してから日の浅い私にとっても良い機会となりました。
対話を大切にする社風のEDUCOMのことを改めて好きになった取り組みでした😄💘