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バリュー(行動指針)を策定した背景とそこに込めた思い

エニマリは「結婚を祝う新しいカタチを創る」をミッションに掲げ、結婚領域で3つの事業を運営しています。


結婚業界はコロナで環境が一変しました。多くのカップルが挙式の日程を見直さざるを得ず、また結婚業界の多くの事業者は非常に厳しい経営環境となりました。


ミッションはそんな時期に策定されたものです。私たちはこれまでの大人数での挙式披露宴だけでなく、家族や少人数での挙式、フォトウェディングなどあらゆる結婚を祝うカタチを創ることをミッションとしました。


(ミッションの話でも1記事は書けそうですが)、今日はそんなミッションの実現するために策定したバリューについてまとめてみます。


大切にしたいものは何なのか?

市場環境が大きく変わり、自身のサービスの価値についても考え直す必要があった2022年10月にエニマリの取締役に就任しました。


メンバーから事業の方向性や価値観について、さまざまな相談を聞く中で、今やっていることと目指す世界(ミッション)の繋がりが見えづらいのではないかと感じました。


そこで、その繋がりや事業方針を説明することに加えて、日々エニマリのメンバー全員が共通して意識したい価値観を定めようと考えました。


くふうカンパニーグループでは「ユーザーファースト」を価値観として掲げています。この言葉は一人歩きすることなく、各事業の現場で体現されている事例を私自身も多く見ていました。


エニマリでは、このユーザーファーストを徹底するための行動をバリューとすることにしました。


バリュー策定のプロセス

まず、有志のメンバーで構成される組織開発委員会のメンバーと「エニマリのメンバーが大切にしている価値観」と「あるべき姿」の言語化を行うために、全社でのワークショップを企画しました。


具体的には以下のようなものです。

Part1 自分たちの価値観を知ろう
・いつも仕事をする中で大切にしていることは?

Part2 「結婚を祝う新しいカタチ」が実現した姿を考えよう
・なぜ新しいカタチが必要なのか?
・何が変わるのか?

Part3 「結婚を祝う新しいカタチ」を実現するためには何が必要?
・自社や自分の行動をどう変えなくてはいけない?
・Part1との差分はどのようなもの?

Part1では、メンバーが大切にしている価値観を出し、それぞれのグループで議論しました。エニマリにはメディア、プロデュース、開発、コーポレートなどさまざまな仕事に従事しているメンバーが存在し、互いの価値観を知る機会になったと思います。

Part2では、改めてミッションの重要性をみんなで確認しました。市場環境が大きく変わる中で、ユーザーニーズが変わっているからという趣旨のものが多く出ました。

最後にPart3で、これまでのワークを踏まえて、新たに意識したいことを言語化しました。

このワークショップの内容を組織開発委員会のメンバーで集約し、多く出たものや、これは確かに大切だよねというコンセプトを議論しました。


策定したバリューに込めた思い

こうして決まったバリューが以下です。

自立と自律
一人ひとりがエニマリの代表者という意識を持ち、プロフェッショナルとして仕事をする

相乗効果
チームで作り上げることで、より大きな価値を生み出す

想像力
結婚を祝う新しいカタチを実現するために、日々考え抜く

ゲームチェンジャー
全てのカップルの結婚を祝う新しいカタチを実現するために、大きな挑戦をする

「動詞にすべきか名詞にすべきか」「この表現では解釈の幅が広すぎる・狭すぎるのではないか」「これは全事業・全業種に共通と考えられないのではないか」など、さまざまな議論を経て決まりました。


「自立と自律」は、ユーザーファーストを実現するために、エニマリの各メンバーが持ち合わせるべき要素です。
ユーザー視点で考え、意思決定するということは、自立したプロフェッショナル意識を持つことと、さらに他者に言われなくても、自分で自分を律することが求められます。


「相乗効果」は、結婚を祝う新しいカタチを創ることや、そのスピードを上げるために必要なことです。
一人でできることには限界があります。特に、エニマリは繰り返しですが3つの事業を運営する会社です。各事業それぞれで運営していては、3社を経営統合した意味がありません。チームや部署はもちろん、事業の垣根を超えて相乗効果を生み出す必要があります。


「想像力」は、ユーザーファーストを実現するために必要なものです。
ユーザーファーストとは実に奥深い言葉です。ヘンリー・フォードの有名な言葉に「もし私が何が欲しいかと聞いていたとしたら、人々は『もっと速い馬』と答えただろう」というものがあります。
ユーザーファーストとは、ユーザーの言葉をそのままに受けることではありません。常にユーザー視点で自らの仮説を考え抜き、実現していくことです。


「ゲームチェンジャー」は、市場環境が変わる中で重要なものです。
単に挑戦するだけではなく、これまでの慣習や不便を解消し、まさにゲームを変えることを意図しています。日々の当たり前も疑ってみたり、物事の理由を考える視点を持っていたいと考えています。


さいごに

ワークショップから実に3か月間の議論を経て、これらのバリューを策定しました。毎週の全社会(通称エブキン)でも、これらのバリューに関する話を各人が行うことなどで、日々意識する時間を設けています。

しかし、策定から2か月ほど経過しましたが、まだ完全に浸透しているとはいえないと感じています。そんな話はもう少し時間を経て、シェアしたいと思います。

エニマリでは、一緒に働くメンバーを募集しています!会社のことや事業内容、こんなことをやってみたい!と思ったら、ぜひお話しましょう。


エニマリ採用情報
🎉 株式会社エニマリの採用情報ページです。一緒に「結婚を祝う新しいカタチ」を創造する仲間になりませんか?
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