イベント「~エンジニア×先生×NPOで語る、これが本当のプログラミング教育~みんなのコードmeetup」に参加してきました - tchikuba's blog
イベント「~エンジニア×先生×NPOで語る、これが本当のプログラミング教育~みんなのコードmeetup」に参加してきました
https://tchikuba.github.io/blog/2018/09/27/minnano-code-meetup/
2018年9月27日(木)19時〜@ラクスル株式会社にて、「~エンジニア×先生×NPOで語る、これが本当のプログラミング教育~みんなのコードmeetup」
を開催しました!
当日は24名の方が仕事終わりにきてくださいました!
開催レポートは参加してくれた竹馬さんがブログに詳しくまとめてくださったので、詳細は是非竹馬さんのブログをご覧ください。
今回は実は2回目で、そもそも開催の発端としては、「みんなのコードって公教育分野では知名度上がってきたけど、IT業界とかエンジニアの方へは皆無なのでは?」というところから始まりました。
そして第一回はみんなのコードmeetup for エンジニアを開催し、大変好評でした。しかしそもそもみんなのコードを知らない人が「#みんなのコードmeetup」というイベント名で人が来る可能性は低いと考え、次のテーマとしてエンジニアの方が関心あるであろう「公教育でのプログラミング教育と、民間企業が実施するプログラミング教育の違い」にしました。
1989年7月1日生まれ
学部・修士生時代、NPO法人企業教育研究会のプランナーとして所属。 全国100以上の教育機関へ向けて、企業と連携した出前授業に取り組む。 修士論文として研究した成果を『企業とつくる「魔法」の授業』に分担執筆。
2013年 千葉大学教育学部附属小学校で1年間の常勤講師 2015年 立命館小学校(Microsoft Showcase School)で2年間の常勤講師 2016年 Microsoft Innovative Educator Expert認定 2017年 千葉大学教育学部附属小学校で再び勤務 2018年 マイクロソフト世界教員研修@シンガポールに参加
在学中よりWebシステムの開発や技術講師などに従事。その後、国内大手ECサイトでの開発業務や、米国アフィリエイトサービスの開発、米国クラウドサービス企業のマーケティング、セールスなどに従事。 業務外での講演活動や執筆など多数。2009年度 情報処理推進機構 OSS奨励賞を受賞。 2015年2月 Facebook入社。日本を含む、APACでのソリューション提案とAPI、SDKなどの開発改善の双方を担当。ビジネスブレイクスルー大学専任講師。
「2022年の高校のプログラミング教育はどんな内容になるのか?(情報Ⅰ & 情報Ⅱ)」 「ディスる前に知っておくべき「プログラミング教育」のこと」 などプログラミング教育のブログを執筆しておられます。
NPO法人みんなのコードCTOである田中は、高校の世界史の先生からエンジニアに転身した遅咲きエンジニア。 小学校では絶対これが必要だ!と学校の授業で使えるビジュアルプログラミングで学べるwebサービス「プログル」を開発しました。 学校現場はIE対応のみ、フィルタリングがかかるなどなどの障壁を経て、現在10万人以上が使用しています。
東京学芸大学教育学部特殊教育学科(言語障害児教育)卒業後、東京都公立小学校勤務。知的障害特別支援学校教頭、在外教育施設・米国フィラデルフィア補習授業校校長、公立小学校教頭の後、教育改革に取り組んでいた杉並区立和田中学校に隣接する和田小学校校長として、民間校長と六年間のタッグを組む。その後、杉並区初の統合新校、天沼小学校長として、学校運営協議会、学校地域支援本部をはじめ、キャリア教育等において、文部科学大臣表彰を受け、次世代をイメージするモデル的な学校経営を推進。杉並区の教育施策「ICT活用と情報教育」の中核をなし、4年生以上が一人一台タブレットの環境で教育活動を進めた。
公教育におけるプログラミング教育は、そのハードルをかなり下げる必要があるという主張は共感できました。確かに、野球やサッカーの競技人口の裾野は広がっていますが、だからといってみんながプロの選手になる訳ではないです。プログラミングも同様で、職業エンジニアに求められるハードルと混同してはいけないと思います。
やはりプロのエンジニアになるためのプログラミング教育と、プログラミング的思考を養ったり、プログラミング教育の出会いの場を提供するという公教育では役割が違って当然です。
筆者がとても同意した小池先生の言葉。
「失敗を恐れずにチャレンジできるのがプログラミングのいいところ。
プログラミングをやってみて、結果をみるという繰り返しをするっていうのが学校の教室で繰り広げられるのがいいと思う。」
筆者も学校現場に1日学校の先生体験させてもらったり、授業にお邪魔して視察させてもらいます。実際見てみると、子どもたちめちゃくちゃ熱中するんですよね。逆に他の授業だと先生から言われたことをただ言われた通りやるっていう構図はあんまり変わってなかったように思います。
プログラミング教育の授業では、「えーこれってなんでなのー?」「あ、わかった!こうすればいいんだ!」と子どもたち同士で教えあったりして、チャイムがなっても終わらない。
子どもたちが前のめりに「どうやったら自分の意図する結果になるのか」をなんどもトライして仮説をたてて、やってみて、うまくいったら周りに共有して、さらに興味がある子は家でやってみるという新しい学びになっているのかなーなんて思います。
また、個人的にとても印象的だったのは先生方の「子どもたちの未来のために真剣に議論する姿」でした。
教える側の学校の先生方は、「プログラミング楽しかったねー」だけではなく、「この授業で子どもたちが何を学んでいるのか」をきちんと設計するために、プログラミング教育の授業が終われば全員で集まって「なにがよかったのか」「どうすればよくなるのか」「教科の目標は達成できているか」など議論しあっています。
公教育って誰もが体験しているので、いろんな意見をいいやすかったりするのですが、個人的には「学校の先生以上に子どもたちの未来のために今なにを学んでもらうかを考えている方々はいない」と思いました。
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