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「個人の価値観と会社としてのビジョンが共存する “尊い” 場所」。新卒ドワンゴ→スタートアップを経て、VR領域のUnityエンジニアへ。ユーザー視点での開発を追い求めた彼が驚いた、クラスターのカルチャーとは。

今回は、Unityエンジニアのぶんちょうさんにお話を伺いました!ぶんちょうさんは、前職でサーバーサイドのエンジニアを担当したあと、2021年4月にクラスターに入社しました。大の小鳥好きで知られるため、社内ではぶんちょうさんの愛称で親しまれております。

プロフィール
会津大学卒業後、株式会社ドワンゴに新卒入社。サーバーサイドのソフトウェアエンジニアとして、動画配信コンテンツのバックエンド開発や設計を経験。株式会社バーチャルキャストを経て、Idein株式会社に転職し、IoTプラットフォームサービス『Actcast』の開発や課金アプリケーションの運用に従事。2021年4月、クラスター株式会社にUnityエンジニアとして入社。

はじめて触れた瞬間に衝撃が走った、バーチャルの世界。没入感のトリコになり、趣味が仕事に。

―まずは、これまでの経歴を簡単に教えてください!

大学卒業後に株式会社ドワンゴに入社し、基本的にサーバーサイドの業務に携わりErlangやGoなどを書いていました。在籍中にVRなどにも興味を持ちはじめて、VRライブ・コミュニケーションサービス『バーチャルキャスト』のライブラリ開発やバックエンドの機能開発にも携わらせてもらいました。合わせて3年ほど勤務したあとIdein株式会社へ転職し、2021年4月よりクラスターにジョインしました。

―クラスターに入社前からバーチャル世界に興味をお持ちだったのですね!

『ニコニコ超会議』ではじめてVRのデバイスに触れて、ものすごく衝撃を受けたんです。バーチャル空間にいる“没入感”が想像をはるかに上回っていたというか。手を動かしてバーチャル世界のにある物を掴んだり、足を動かして移動したり…その感覚に魅了されてしまいました。結局、トリコになってしまって翌週には秋葉原でVRのデバイスやデスクトップパソコンなど必要な機器を一式揃えていました。趣味の領域ではありましたが、その時からVRに触れることが多くなったと思います。

―クラスターに入社するまでに3社経験されていますが、転職で重視したポイントはありますか?

転職する時に軸にしてる考えが2点あって、1つは、複数人開発における設計や運用、品質の考え方を会社としてどう対応しているか、ということです。自分は主にサーバーサイドでコードを書いていたのですが、機能を提供しつつユーザーに安心してサービスを使ってもらうためには、仕様変更やバグ対応で予期しない影響がないようにすることが大切でした。中長期的に運用する主要な部分は、テストを書きやすい設計をしたり、きちんとテストを書いたり、CI(継続的インテグレーション)を組み立てたりと、予めデグレーションを防ぎたいわけです。ライブラリ寄りの使われ方をするものにはサーバーサイド関係なくそのような考え方でいたいと思っているので、現状は違ったとしてもそういう方向に向かっている組織が良いなと。

もう1つはサービスの機能開発がどう進められているかどうかです。ターゲットユーザーのことを考えたり自身でサービスを使っていると、”こういった機能があったら良さそう”、”ここを直したいな”と思う箇所が出てくると思います。そのような部分を放置せずに”やる””やらない”をしっかり判断できるような仕組みのある組織が良いなとも感じています。

ユーザーファーストを追い求めるなかで見つけた、クラスターだからできること。

―大切にしている考えがある中、クラスターに入社したきっかけは?

さっきお話した内容を自分の中で考えていたタイミングで、クラスターからSNS経由でスカウトメッセージをもらいました。開発途中の機能があったため即答はできなかったのですが、ちょうどWantedlyでクラスターの募集を眺めたりしていた頃だったので素直に嬉しかったですね。「すごい偶然だ、タイミングがいいぞ!」と。そのあと、前職の仕事が落ち着いたときに改めて自分からメッセージを送りました。

―クラスターへの入社の決め手となった最大の魅力は?

面接や体験入社を通じて、自分の考えを実現できると感じたことに加え、理想と現実との差異を正確に把握したうえで、チーム一丸となって目標達成までの道筋を追求している様子を感じられたことでしょうか。 “今のままでいい”と思っている人が誰一人としていないところにも魅力を感じましたね。スカウトをいただいた頃からクラスターで働きたい気持ちはあったのですが、話を聞くほどに惹かれて「あ、ここはずっと自分が探していた場所かも」と感じたのを覚えています。

▲クラスターのロゴとぶんちょうさんのアバター

寛容的で、 多角的で、合理的。個々の考えを尊重しながら同じゴールに向かう、クラスターのカルチャーとは。

―入社して感じたクラスターの強みを教えてください。

個々の価値観は大切にしつつも、会社としては同じ方向を目指しているところですね。理想と現実とのギャップをそれぞれが正確に認識・咀嚼したうえで、対話を重ねて一緒にモノづくりをしています。多様な考えを調和させながら、課題や落としどころを見つけてゴールまで一歩一歩進んでいる感覚です。これって、本来あるべき会社のカタチだと思うんですが、頭で考えるよりもずっと難しいことで…。リスペクト、対話、調和の文化が当たり前に根付いているのは強みだと思います。会社とのズレを感じたときに「こうしたらどうですか」と提案するものの、やはり嚙み合わずに自分が去ることを選択するエンジニアって意外と多いと思うんですよね。

ですが、クラスターであればそのギャップも埋めていける感じがあります。価値観が違う、ではなくて“通る道が違うだけで、向かっている先は同じだな”と思えるというか。同じゴールに向かってきちんと効果検証したり、議論したり、そういう時間を当たり前に持てるのって本当に幸せなことです。一言で表すなら…尊い!

▲デイリーミーティングの様子

―ぶんちょうさんから見て、クラスターにはどのような人が多いと感じますか?

やはり“インターネットを愛する人”が集まっていると思います。業務時間中はビデオ通話でオンラインになっている人が多いですし、チャットも爆速です。あとはアバター文化が象徴的で、強制されているわけでないのに大多数がアバターで通話やミーティングに参加していますね。自分の選考でも面接官はアバターでした。多趣味な人も多く、ソフトウェアエンジニア同士なのにモデリングの話題で盛り上がったりもします。きっと、採用段階で自社のカルチャーにマッチするのかをしっかり見ているんだと思います。

あと、視野が広くて寛容的な人が多いですね。先ほどお話した「クラスターの強み」にも共通することですが、全員が自分の意見を語れて、かつ他の人の意見を聞いて納得できる柔軟性も持ち合わせています。特定の考えを先鋭化させるのではなく、多角的な視点から「目指すところが同じであれば、全員の知識をそろえた方が合理的だろう」と考えられる人が揃っている印象です。

「挑戦と信頼をもらえる、贅沢な環境」。入社後すぐに新機能開発にジョイン。

―クラスターで働くなかで印象に残っていることや、やりがいを教えてください。

入社後すぐ、Unityにガッツリ触れるタスクを振ってもらえたのは驚きでした!長年サーバーサイドのエンジニアで、Unityについてはどこまでできるのか分からない人間に対して信頼してもらえたことが素直に嬉しかったですね。これまでの経験とは異なる分野も、既存のコードベースを読み解きながら挑戦させてもらっています。日々ワクワクの連続です。最近だと、ユーザーネームプレートの刷新にかかるデータ通信部分の実装を担当させてもらいました。自分の得意分野を活かせたのはもちろん、知見や技術を吸収できたのもありがたかったですね。

―リモートワーク中のリリース、大変なことも多かったのでは?

カジュアルにいろんなことを相談・議論できるチームなので、リモートワーク中であっても問題なく進めていけました。レビューなどの業務にかかる部分はもちろん、雑談もざっくばらんに話せる仲間に恵まれています。リリース後のユーザーからの反応やそれに関するフィードバックもしっかり全体に回っていますし、非常にやりやすいですね。「垣根を越えて新しいことに挑戦できる」という、クラスターのカルチャーを実体験できた瞬間でした。

▲開発に参加した機能のリリースノート

―今後の目標があれば教えてください。

言語化が難しいのですが…自分のビジョンやユーザーからの声を俯瞰的に分析して、機能提案できる存在になっていきたいと思っています。せっかく対話・議論できる組織にいるからこそ、自分もみんなの知識を吸収したいですし、必要としてもらえるのであればこれまで経験してきたサーバーサイドの知識も全体に共有していきたいですね。まずは、クラスターのチームの一員として、目指すべきゴールに向けての課題を実直に解決していきたいです!

これまでの経験に捉われなくていい。クラスターのUnityエンジニアに求められるのは、“共感性と理想を追求する能力”。

―最後に、今後どのような方と一緒に働きたいですか?

個人的には、Unityでゲーム開発のような業務経験がなくても問題ないと思っていて......。“自分のやりたいことやビジョンを深堀りできる人”が向いていると感じます。自分自身がそうだったように、クラスターは特定の経験や知識が浅い人に対しても「一緒に進んでいきましょう」と声をかけてくれる会社です。Unity以外の得意分野がありつつ趣味では色々試していて、かつクラスターの目指す方向性に共感してくれる方がいればぜひ応募してもらいたいですね。これまでの経験にとらわれすぎず、クラスターでしかできないことを一緒に実現していきましょう!

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