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リーダーの素質 〜人の話を正しく理解する〜

どーも。堀内です。

先日、何気なく小学校三年になる子供と話していると、

「パパ、リーダーってどういう人がやるべきなの?」

という核心をついた一言を喰らいました。

私は、

「チームのみんなの話を聞いて、チームの方向性を決める人だよ」

といってみました。

実際には、みんなの話だけじゃなく、さまざまな情報も判断材料にあるのですが、小学三年生の中での"リーダー"のあり方については、ベストな答えかと思った次第です。

色々話を聞いてみると、リーダーになった子が、「リーダーは決める人だから私が決める」的な話をしたそうです。勝手に色々決めて不満がある!という話でした。

実際に大人の世界にも
・そのような勘違いをしている人がいること
・自分が決めることで成功している人もいること
・意見を聞きすぎて正しい判断が出来ない人もいること
・真のリーダーは、決定するまでのプロセスを正しく説明できること
などと話をしました。

どこまで娘の心に残るかわかりませんが、会社で代表やマネージャー、チームのキャプテンをやってきたリーダー経験のある父が教える必要がある内容だなと感じました。

先述の通り、大人の世界にも勘違いをしている人が多いです。
「決断をすること」はリーダーにとって重要な要素です。
「決めた方向に向かって、みんなを導くこと」も重要な要素です。

しかし、私の考える「リーダー」の要素として、「人の話を正しく理解する」ということが一番大事だと思っています。

ただ、話を聞くだけではなく、正しく理解しなければなりません。

チームのメンバーの数にもよりますが、できれば全員の話を聞きたいです。
それぞれのメンバーが想いとして伝えてくれる言葉の中には、実はおそらく2-3割しか本質(真実)はないでしょう。何かありきたりな言葉だったり、他の人がいいそうな言葉だったり、頭で考えた真っ当そうな言葉だったりします。

情報においても同様に、事実と推測、絶対と相対など、正しく捉える必要があります。

それぞれのメンバーの意見や想い、が本質です。それが一番大事です。

(負けないこと投げ出さないこと…Over35向け)


実際に言葉になっていることは、本質ではないケースがほとんどです。
言質を取った!みたいなことをする人がいますが、チーム内では本来あまり意味がないことです。大企業や組織間の亀裂がある場合は別だと思いますが。

リーダーは各メンバーの想いを聞き、考えを理解し、チームとしての方針を決めなければいけません。

リーダーについての他の記事も是非お読みください。

リーダーの取るべきファシリテーション

タイプに分類したい管理者 VS 分類されたくない挑戦者

会社経営などをしていると全員と話をするのが難しくなってきます。
20人を超えたあたりから、1on1で話を聞くことは常にしていきますが、判断のたびに行うことは、現実的に不可能です。

しかし、それぞれの想いを考え、想像し、このように判断(決断)した、ということを伝えていく必要があると思います。今になって部活やサークルのときの人数規模が経験に生きてきます。

様々なリーダーがそれに失敗しているのを見ます。そもそも反対意見はかならずあると思っています。その中で、反対意見を持つ方に対しての見解や、自分の想いを伝えなければいけないのだと思います。理解してもらうプロセスが必要です。

絶対的な能力やカリスマ性で引っ張る人はいます。その人が好き、その人と働きたい、とうまくいくと思います。ただ、長期的に見ると正しく人をマネジメント出来ている人ではないと長続きしません。

リーダーには気配りも重要になります。長くなってきたので、またそれは別の話で。

繰り返しになりますが、リーダーにとって必要なことの要素に「人の話を正しく理解する」ことが重要だと考えています。人の意見を取り入れることもあれば、取り入れないこともあります。

その中に決断・判断があります。

賛成されるにも反対されるにも、正しく理解されていない振る舞いをされると、それは不満に変わります。たとえ賛成された場合でも、です。

意見を利用されて、違う形にされた。あたかも自分の意見のように言っている。のような不満に変わっていきます。正しく理解し、正しく扱わなければいけません。

自分も全てが万全にできているとは想いませんが、意識している部分ではあります。

副次的な効果としては、話を正しく理解してくれる人には、人は話をしやすくなります。良く聞いてくれる人になります。

※忙しそうとかそういうのでマイナスになるケースもありますが。

営業などをしている方で、自分の話を伝えないと!と思ってたくさんお話する方を見ますが、
その人とは話をしたくありません。すなわち、別にもう会いたくないんです。

営業はお話を聞くことが仕事かもしれませんね。

正しく理解するためには、正しいヒアリングや質問が大事になりますね。そのプロセスをおろそかにしているケースも散見されます。

勘違いしたまま進めると、先述の通り、賛成しても反対しても、「分かってないな」で終わってしまいます。
ヒアリングのときに気をつける点なんかも別途お話できればと思います。

※もうこれで別途に回したネタが2つ…汗

冒頭のきっかけになった子ども達の話は、細かい部分はわかりませんが、
「独りよがりの決断に見えている」
 →「実際には話を聞いているかもしれない」
 →「正しく理解を示せていないだけかも」
と考えることができるので、悪気はないのではないかと思っています。

丁寧な説明をすること、理解を共通にすることなど、大人でもなかなか出来ないことを子供の中でもやる必要があるんですね。人が集まれば社会。日々勉強です。

ではまた。

20231109 堀内文雄(自分が小学生時代は絶対に勝手に決めるタイプだったと思います苦笑)

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