どーも。堀内です。
仕事の上で、情報を人に伝える際や人から受け取る際に皆さんは何に気をつけますか?
情報の過不足であったり、相手の感情であったり、口頭ではなく文字に起こすことだったり、誤解がないように努めることが多いと思います。
実際に仕事でのコミュニケーションは、思っていたことと違っていた、というような認識の相違を排除することに注力している印象です。
おそらく全ての人が、認識のずれ、誤解を防ぐことは意識できていると思います。
別の視点では、コミュニケーションを取る相手との関係性を重視するが故に、細かいことを聞かなかったり、言っていることを全面的に聞きいれたりする人も見かけます。しつこく細かく聞くことが「失礼にあたる」という考えなのだと思います。

もちろん、本当にコミュニケーションがうまくいっていて、認識のずれがないことが理想的だとは思います。
しかし、人間は面白いもので、それぞれが自分に都合の良いように考えるのが基本です。曖昧な部分は、自分の都合の良いように埋めてしまうのです。
仕事の中では、この「曖昧な部分」を排除することが重要です。
「要件定義」と呼ばれる行為があります。まさにお客様が最初にご希望をお話しいただく「ざっくりしたやりたいこと」を要件としてシステムに落としていくことが、我々の仕事です。

システムに限らず、要求をする側とされる側という立場になれば、要件定義が本来必要です。本当に求めているものは何か?を明確にするためです。要求を受ける側が明確にするための行為です。
曖昧さを排除し、のちに提供される成果物に認識の違いを生まないための行為です。
曖昧さを排除するには、どのような行為が必要でしょうか?
基本的には、要求する側のお話を聞くことから始まると思います。その先に、作成する側が作成するイメージを具体的にして、問題になりそうな部分を確認していきます。言い方を変えると、やらないことを決めていきます。やらないことを決めることが、スムーズに物事を運びます。
言い換えると、こんな風にしたい、というのは、「これはやらなくていいですね?」という確認で曖昧さが減り、シャープになっていきます。
また、自分にいろんな仮面をかぶせて考えます。
よく使う人の仮面(毎日利用するユーザ)
細かいことが気になる人の仮面(文句を言うユーザ)
悪いことを考えるユーザーの仮面(悪意のあるユーザ)
他の会社から見た場合の仮面(客観的な視点)
あまり使わないが組織で上司にあたるような人の仮面(管理者の視点)
このように仮面をつけて考えることで、「こう思っていたのに」がどんどん排除できます。
反対に、「なんでもできます!」という人もいると思います。
おそらくなんでもできるが全面に出てしまうと、良い要件定義にはなりません。
できることを膨らました段階で、行間がたくさん存在します。
それが、曖昧さを生む温床になります。

その曖昧さの誕生もふくめて、追加要求については考える必要があります。
簡単に、スムーズに会話をすることも多くの人がやりがちです。
実際には、そのコミュニケーションは曖昧さをはらんでいます。
サクサク進む要件定義は危ないだけなのです。
ではまた。
2026.07.28 堀内文雄(要件定義が仕事の肝です)
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