地域科学研究所は、社員研修にて飯尾醸造様の棚田を見学させていただきました。
いいお酢はいいお米から。
飯尾醸造様は、お米作りから手掛けています。
1964年より、地元の農家に無農薬で作ってもらった新米のみを原材料として使っています。あえて人里離れた棚田でお米作りをする理由は、ほかの田んぼで使用した農薬や生活排水の影響を受けないようにするためだといいます。
お酢造りに使うお米の97%はこの地元農家の方に作ってもらったもので、残りの3%は、保有している自社の田んぼ(棚田)で収穫されています。
3%だけ自分たちで作っているのは非効率的かもしれませんが、自社の製造に関わる意識のため、棚田の景観保全のために続けているそうです。
2007年に参加者5名でスタートした田植え体験会は、コロナ禍前には1年に6日間開催し、延べ200名が参加するほどの一大イベントに成長しました。
2024年の体験会も、2日間で延べ100名以上が参加したそうです。
商品の販売だけでは得られない非日常の体験、商品から繋がったお客様同士の輪、飯尾醸造様のスタッフとお客様の輪など、商品に付加価値を高めることに繋がっています。