地域科学研究所は昨年に引き続き、社員研修にて飯尾醸造様のお話を伺いました。
1893年に創業した飯尾醸造様は、130年お酢を造り続けている富士酢の老舗醸造元です。
高品質で知られるお酢は、漫画やテレビ番組で取り上げられたこともあります。
現当主の飯尾彰浩様は5代目となります。今回も当主より、同社の経営理念である「モテるお酢屋。」をどのように実現しているのかお聞きしました。
競争の激しいお酢市場にいる飯尾醸造様は、通常であれば大手企業にどう対応するか考えるところですが、「競わない競争戦略」を肝に銘じているそうです。
広告宣伝費ゼロ、営業マンゼロ。新規顧客より、既存顧客を大事にされています。
小さくても強く、他に類を見ない優れた商品をお客様にご提供することで、結果としてメディアに取り上げられ、新規顧客が増加していったといいます。
このように、徹底して競争しないためには「ブランド」が必要不可欠です。