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「組織を変えて価値提供を最大化する」オープンポジションを取り入れた執行役員の挑戦

暮らすがえジャーナルから転載しています

こんにちは、暮らすがえジャーナルです。

今回は、6月から執行役員に就任した羽渕のインタビューをお届けします。
自身で会社を経営しながら、平安伸銅工業の執行役員にコミットした羽渕。

彼の思いや、新たに始まったオープンポジションについて語ってもらいました。

羽渕 彰博

平安伸銅工業 執行役員 カルチャーグループ長
人材会社で転職者のキャリア支援業務、自社の新卒採用業務、新規事業立ち上げに従事しつつ、アイデアを短時間で具現化する「アイデアソン・ハッカソン」のファシリテーターとしても活躍。
2016年4月に独立しreborn株式会社を創業。2024年1月人事等を統括するカルチャーグループ長に就任、同年6月より現職。

――羽渕さんは元々ご自身の会社で平安伸銅に関わってこられたんですよね。

人材会社から独立して株式会社rebornを立ち上げた頃にかよさんとかずさんにイベントで出会い、そこから組織開発や人事のサポートをしてきました。
もう10年近い付き合いになります。直近では人事のチームメンバーと仕事をすることが多かったのでお二人と直接仕事することは少なかったですが、それでも時々食事に行ったりしていました。

――そこで、ある日、執行役員を打診されたと。

人事の責任者も挑戦でしたが、執行役員は絶対無理だと思いました。
だって平安のことはずっと見てきたけれど、小売業のビジネスモデルは全く知らないし(笑)

それに、自分の会社を経営しながらだったので、ちゃんと両立できるのか、という不安もありました。
やってみないとどうなるかはは分からない。けれど、チャンスだとも思ったんですよね。

――チャンスとは

自分の会社を経営するだけでは積めない経験ができると思ったんです。
70人規模の中小企業の経営に参加できる機会はなかなかない。
それに、かよさんかずさんが今回既存事業の経営を手放すとおっしゃっていましたが、自分の会社にとっても、僕が業務から抜けていくことで、他のメンバーの成長にもつながるのではないかと思ったんです。

組織も人も、穴を開けることで成長できると思っています。
人って安定を求めるから、変われと言われてもなかなか変われない。
でも、誰か抜けた、業務は回さないといけないとなると、変わらざるを得ないんですよね。
そこに成長の余地があるのだと思っています。

――半年間、人事のグループ長をしてみていかがでしたか

今まで平安にはずっと携わってきましたが、社外の人間がグループ長になることは初めてだったので、受け入れてもらえるか最初は不安でした。
僕自身、会社員として上手くやっていくことができず独立したので、組織の中で働くことに苦手意識も多少ありましたし。

でも、メンバーが受け入れてくれ、僕が苦手な部分や足りないところはサポートしてくれたおかげで、なんとか半年間やってこれました。
それに、半年間中で組織を見る中で、もっとこうしたい、という思いも出てきましたね。
なので、今回執行役員になったんです。

――羽渕さんがこの会社で挑戦したいことはなんですか

平安伸銅工業の組織を最適化して、価値提供を最大化していくことですね。
ビジネスモデルはまだまだ分からないことが多いです、いろんな人に教えてもらいながら勉強しています。
ただ、執行役員として、僕が常務のかずさんがやっていたように、なんでも意思決定をして判断を仰がれるのでは、意味が無いと思っています。

大切なのは、みんなで意思決定をしていくこと。

それをサポートしたり、みんなのやっていることを意味づけて、繋げて、合意形成をしていくことは、これまで僕が何年もやってきたことです。
グループ長が集まる執行会議の場などを通じて、みんなで対話しながらそういった全社的な合意形成をはかっていくことに貢献していきたいです。
そしてその合意形成では、非合理性も大事にしたいですね。

――「非合理な合意形成」とはどういう意味でしょうか

そもそも、経済合理性を優先して、売り上げだけを狙っていくなら、そこに特化すべきなんです。
組織開発やコーポレートブランディングなんてしない方がいいんですよね。
でもそれは、お客様の暮らしに寄り添いたいという平安らしくない。
社会を見ても、ブランドストーリーや社会貢献など、非合理的な側面を重視するようになってきていると感じています。

49%はビジネスや利益で判断するけど51%は「ユーザーのこういう気持ちを大切にしたい」とか「ここに平安のものづくりの誇りをもちたい」といった非合理的な要素で判断をする、みたいな。
じゃあその平安伸銅工業が大切にしたい、非合理性はなんなのか、そんな対話をしていくことで、この会社らしい価値提供に貢献したいです。

その為に、まずはいろんな組織の境界線をなくしていきたいですね。
今の平安には10くらいの部署があるのですが、それもまだ多いと思っています。
70人規模ならワンチームでできるんじゃないかって。組織や意思決定の在り方はもう少し変えていきたいです。

もっと広く見れば、社内も社外も関係ない。
ビジョンに共感する仲間が自分の才能を発揮して、一緒に連携していける組織にしたいですね。

――その手段の一つとして、オープンポジションの募集にも踏み切られました。

かよさんもかずさんもおっしゃっていましたが、大事なのは価値観への共感であって働く形態はあまり関係がないんですよね。
僕がそもそも平安伸銅工業の正社員ではないですし。

社会全体で人事異動が行われて、自身のスキルアップや成長のために複業で働いていく。
そんな時代がもうすぐそこまで来ていると思っています。


「私らしい暮らし」を応援する企業だからこそ、働き方も多様で柔軟性があっていい。

もし、僕たちの目指すビジョンに対して共感していただけて、平安で働くことでご自身の成長にも繋がると思っていただけるなら、一緒に働きたいと思っていただけるなら、まずはエントリーしてくださるとうれしいです。
正規雇用じゃないから会社の意思決定に携われない、ということもありませんし、全てを非正規雇用に委ねて全く違う会社にしたい、という意味でもありません。

1on1で、どんな強みをお持ちで、どういったことをしていきたいかを対話させてください。
会社のビジョンと、その方の強みややりたいこととの重なりを見つけることができればと思っています。
もちろん、すぐに社内のニーズとマッチングする業務はないかもしれません。
でも、それでご縁が無かったからお見送りというわけでもない。

必要なタイミングで相談ができたり、一緒に働けたりすることができれば理想だと思っています。そんな対等な関係性をつくりたい。

逆に、「こういうことが今の平安には必要だと思うので、こんな仕事をさせてくれないか」という提案も大歓迎です。
必要な情報はどんどんお話します。

専門性を活かしてプロフェッショナルに働く「プロ契約」業務に関してアドバイスや助言を行っていただく「顧問契約」など契約の種別も整理しました。
もちろん、お互いの条件が合えば正社員や契約社員になっていただくこともあると思います。

まずは私たちの理想や価値観に共感してくださる方を広く募りたいです。
集まってくださったメンバーに対しても、業務以外に働きかたに関する対話やイベントの機会も設けたいですね。

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