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こんにちは!
カンリー採用担当です。カンリーのストーリーを覗いて頂きありがとうございます!
今回は、カルチャー紹介「これがカンリー流!リモートとオフィスで盛り上がるハイブリッドWINSESSION(ウィンセッション)の作り方」をお届けします。
※本内容は2024/9/17に公開された記事をリライトした内容となっており、情報は当時のものとなっております点予めご了承ください。
株式会社カンリーエンジニア部の角谷です。
暑い夏も終わりますが、仕事もプライベートもこの熱を捨てずに挑戦し続けようと頑張っています。
今回は弊社の代表、最も熱い男である辰巳さんから、「WINSESSION(ウィンセッション)をリモートとオフィスの両方で盛り上がる仕組みを作ってほしい!」という話をいただき、何度も改善して作り上げたハイブリッド会議方法についてご紹介します。
目次
- 株式会社カンリーで行うWINSESSIONとは
- ハイブリッド型WINSESSIONの課題
- 音声の聞き取りづらい課題について
- 配信構成図
- WINSESSION実施中のオペレーションについて
- 機材について
- 工夫した点について
- WINSESSIONをもっと盛り上げたい
- さいごに
株式会社カンリーで行うWINSESSIONとは
WINSESSIONは、メンバーのモチベーション向上やバリュー浸透を目的として、 カンリーが掲げる5つのバリューを、その週に最も体現したメンバーを表彰する会です。 毎週全社で投票を行い、金曜日に表彰式を行っています。
WINSESSION(ウィンセッション)とは?
毎週、カンリーの社員は今週あった出来事を振り返り、どのバリューを体現したかをGoogle Formにて投票し合います。その結果を元に執行役員が受賞者を決め、WINSESSIONの中で発表をします。
WINSESSIONの流れ
投票の項目は、カンリーの社員が投票し合う5つのバリュー賞と、追加の2つの賞、合計7つの賞でお互いを称え合います。
バリュー投票の項目
これはカンリー経営初期から続く文化で、他チームの成果を全社員に共有をしたり、お互いに称賛することで仕事のモチベーションアップにつながる重要な会となっています。
実際のWINSESSIONの様子
ハイブリッド型WINSESSIONの課題
弊社はリモートが前提の会社でしたが、オフィス回帰の流れにのり2022年中頃からリモートとオフィスのハイブリッド型に移行していきました。
そんな中、WINSESSIONを0からオフィスで開催していく中でいくつかの課題に当たりました。
「PC搭載のカメラだと全体が写せないので、雰囲気が伝わらない…」
「PC搭載のマイクなので音声が聞き取りづらい…」
「WINSESSIONの盛り上がりに欠ける…」
ハイブリッドWINSESSIONを実施する上での課題点
私は音声や映像系の機材に触れる機会が過去にあり、コーポレートの方と協力してカイゼン活動を開始しました。
音声の聞き取りづらい課題について
まず取り掛かったのは音声についての課題でした。
最初はPCのマイクを使用してハイブリッドWINSESSIONを試してみましたが、周囲の音を拾ったり、ハウリングして進行の妨げになるなど多数の課題がありました。
要件としては、
オフライン(オフィス)
- 前に立っている人の声が聞き取りやすいこと
- オンライン組の音声が聞き取れること
オンライン(リモート)
- オフライン側のマイク音声が聞き取れること
- ノイズは極力カットしたい
オンライン、オフラインそれぞれの課題
これらの要件から、さまざまな機材と配線、配信構成図等を作りテストを進めていきました。
配信構成図
最終的な配信構成図については下記のようになっています。
配信構成図
Google Meetに対しては、オフィスで取得したカメラとマイクの音声を流し込み、オフィス側ではマイクの音を増幅し、オンライン側の映像と音声をミックスさせています。
BGMやSEをオンライン側に届ける案もありましたが、ノイズとしてうるさく感じることもあるため、オンライン側にはマイク音声のみを伝えるようにしています。
WINSESSION実施中のオペレーションについて
WINSESSION中にも、音量調整等のオペレーションは必要になってきます。
今立っている話者の声量や、マイクの持つ角度によっても音量は左右されます。その人に合った音量を適度に調整する必要があります。
この要件から、周囲の音を拾いづらいダイナミックマイクを購入検討していましたが、コーポレートの方が試作段階で購入していたワイヤレスダイナミックマイクを基盤として構成を考えることにしました。
機材について
ここからは実際に弊社で使用している機材の説明と、実際に使用しているリンクを添付します。
音声周辺機器
ダイナミックマイクは単一指向性で周囲の音を拾いづらく、話している人の音声のみを拾える特性があります。これにより、周囲の雑音がカットできます。
購入された機材にはトランシーバーがついており、試作段階で自宅にあったオーディオインターフェースを使用して試験運用しました。
Google MeetでのWINSESSIONでは、オーディオインターフェースをPCに接続し、マイク設定を変更することで問題なく音声が伝わることを確認しました。
オフィスにいる人たちに音声が聞こえやすくするために、モニタースピーカーをオーディオインターフェースに接続し、音を増幅させてオフィス全体に聞こえる環境を構築しました。
映像周りの周辺機器
この課題については、PC付属のカメラをやめて別の角度からのカメラを用意することで解決しました。
webカメラを購入し、三脚を使って上からの画角を写すことで、WINSESSION全体の映像を届けるようにしました。
また、プロジェクターを使用してオンライン組の映像を投影し、双方向でコミュニケーションが取れる仕組みを作りました。
そして、HDMI分配器を使用して社内にある二つのディスプレイモニターから映像が見える状態を実現しました。
工夫した点について
WINSESSIONをもっと盛り上げたい
過去のWINSESSIONはあくまでオンラインが主流だったこともあり、オフィスで開催されるWINSESSIONはかなり静かな点も課題となっていました。
中途採用で入社されたとつかさんから、盛り上げるために、タンバリンやマラカスを使用してもっと盛り上げて楽しくWINSESSIONをしようという素敵なご提案があり、これから着想を得て下記の二つの工夫を実践をしていきました。
流れるコメント機能の導入
某動画サイトのように、Google Meetで入力したコメントが流れる仕組みを自作しようと考えていましたが、拡張機能を発見し、導入しました。
実際に導入してみると、コメントが画面全体に流れる効果で、コメントの書き込みが増えるようになりました。
こえもじを試して見た例
BGM, SEの導入
会議の進行を妨げない適度なBGMをかけつつ、面白いことやシーンとなった時用のサウンドをいくつか用意し、DjayというDJアプリを用いて場を盛り上げました。DjayのAuto Mixing機能を使うことで、誰でも簡単に音楽のミキシングを可能にしました。
このアプリの中で、サンプラーを用いることも可能になっているので、フリーの効果音を設定することで、WINSESSION中に様々な効果音を付け足し、WINSESSIONを盛り上げることに成功しました。
さいごに
今回は弊社で行っているオフィスとリモートでのハイブリッドWINSESSIONの仕組みについてご紹介しました。社内のみの配信であれば低コストで実現できるので、ぜひ参考にしてください。
弊社では一緒に働く仲間を募集しています。少しお話を聞いてみたい方はお気軽にご連絡ください!