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株式会社CAMPFIREで働くリーダーたちに話を聞くnoteのシリーズ「リーダーインタビュー」。今のCAMPFIREの現場での具体的な取り組みや、面白さ、そして少し先の未来について聞いていきます。
2024年の4月にCAMPFIREの執行役員・マーケティングUnit長に就任した遠藤梓さん。CAMPFIREを広めるマーケティングを率いる彼女に、CAMPFIREで働く6年間の変遷とこれから、CAMPFIREのマーケティングの考え方について聞きました。
クラウドファンディングが切り開いていく、新しい市場に惹かれて入社
ーー遠藤さんご自身のキャリアについて教えてください。
新卒でインターネットを通じて経済・地域の活性化をしたいと思い楽天グループに入り、法人営業としてキャリアをスタートしました。6年間勤めたのち、2018年にクラウドファンディングの市場が盛り上がり始めたタイミングで面白そうだと思い、CAMPFIREに入社しました。
前職はEC参入事業者も多く、プラットフォーム内での競争も激しく、小規模な事業者が新規参入して成功するにはハードルが高くなっていることに難しさを感じていました。
一方でクラウドファンディング市場はまだまだ伸び代があり、単なるリターン購買の動機だけでなく、プロジェクトへの共感や起案者を応援したい気持ちなどによっても支援が集まることから、誰でも成功できるチャンスがある点に魅力を感じました。また、CAMPFIREは誰もが声をあげられるプロダクトを目指しており、個人や中小事業者の方など、より多くの人の役に立てるのではないかと思い入社を決めました。
入社当初は事業PRとして、プレスリリースを書いたり、SNSやメールマガジンを担当したりしていました。その後、クラウドファンディングの起案者と支援者の両面へのマーケティングを担当してきました。最初は1人担当だったのですが、3名くらいに体制が増えて、マネージャーになり、部長になって、現職の執行役員・マーケティングUnit長になりました。
現在は、仙台に住みながらリモートワークで働いています。昨年子供が生まれて、今年の1月に仕事へ復帰しました。
起案のイメージを明確に、支援をもっとワクワクする体験に、進化させるマーケティング
ーー現在、マーケティングUnitが取り組んでいることについて教えてください。
組織のミッションは「より多くの人にCAMPFIREを利用いただける仕組みを作ること」です。そのためにも、起案者・支援者の双方の感情を動かし、CAMPFIREのサービスを好きになってもらうことが不可欠です。
従来の「クラウドファンディング」 = 「CAMPFIRE」のイメージだけでなく、「テストマーケティング」「地域・商品のPR」「開業」「仲間集め」「寄付集め」など、クラウドファンディングでお手伝いをできる課題を抱えた個人・企業の方が最初に思い浮かべるサービスとしてCAMPFIREの名前が上がる状況をつくるとともに、そういった方々を応援したいと思う方々を結びつけていく必要があります。
そのために現在は、起案者向けには、クラウドファンディングやCAMPFIREという言葉は知っているけど、どういう活用方法があるのか、どんな課題解決に役立つのか、リアルなイメージが湧いていない方に対して、その方が抱える課題やニーズ毎に具体的な事例やクラウドファンディングの価値を伝えて、実際に利用いただくことを目指してマーケティング活動に取り組んでいます。
支援者向けでいうと、CAMPFIREは国内最大級のクラウドファンディングプラットフォームで、400万人を超えるユーザーがいて、毎月1,000件以上のプロジェクトが立ち上がっています。たくさんユーザーがいらっしゃるからこそ、自分の興味関心のあるプロジェクトとのマッチングの精度を上げていくことが現在の課題です。今後も1人でも多くの方にクラウドファンディングで支援するって楽しいな、とドキドキ、ワクワクするような体験を届けていきたいです。
ーーマーケティングUnitはどんな組織体制なのですか?
マーケティングUnitは10名程度のコンパクトな組織です。5名が起案者向け、5名が支援者向けのマーケティングを担当しているという内訳ですね。手を挙げればいろんなことにチャレンジしやすいです。30代のメンバーが多く同世代なので、コミュニケーションはフランクな雰囲気です。組織全体でスキルアップにも取り組んでいて、例えばみんなでSQLを書けるように勉強しています。
クラウドファンディングとCAMPFIREの知名度が上がってきて、プロダクトも成長して、あとはマーケティングに投資するぞ、というフェーズです。
ただ、マーケットリーダーとしても単純に既存の市場のパイを奪い合うのではなく、今までクラウドファンディングを利用したことがない方に対してCAMPFIREの価値を届け市場を拡大していきたいと思っています。そのためにも、ユーザーのニーズ毎にコミュニケーションを設計する必要があります。そのために現在リーダークラスの方も含め採用を強化しています。チームの仲間を増やすことでより精度高くスピーディーに、より一層多くの方にサービスを届けていきたいです。
また昨年末にスタートした「JFA(日本サッカー協会)クラウドファンディング」のように様々な業界・企業の方とのパートナーシップを組むことによって、今までCAMPFIREだけではリーチできなかった方々にも挑戦と支援の輪を広げていければと考えています。
6年間で、変わらないことと変わったこと
ーー遠藤さんはCAMPFIREに6年間在籍しています。この6年間でCAMPFIREにいて、変わらないことと変わったことを教えてください。
6年間変わらないことは、ミッションの実現に向けた姿勢ですね。ここまでミッションを主軸にして動けている会社って珍しいと思うんです。社員みんなが「一人でも多く一円でも多く」と日々意識して働けていることが伝わってきます。
変わったことは、世の中のクラウドファンディングの捉え方です。入社当初の2018年頃は「クラウドファンディングって何?」「安全なの?」という方がまだまだ多く、起案者も支援者も一部のアーリーアダプターの方が利用されている段階でした。そのため「クラウドファンディングとは何か」をしっかり伝えることに重きを置いていました。
現在はコロナ禍も経て急速に市場も拡大し、国内でも8割以上の方がクラウドファンディングを認知している状況になりました。「クラウドファンディングに興味がある」「友人・知人も利用していたので自分も挑戦してみたい」という方も増加し、6年前よりも多くの人にとって身近な存在になってきたと感じています。
ただ、現在クラウドファンディングについて「興味がある」と答えた方と「実際に利用をしたことがある」という方には6倍ほどの開きがある状況です。まずはここのギャップを埋めるだけでも大きな伸び代があると捉えています。
ミッション実現に向けた姿勢は引き続き大事にしつつも、さらに多くの人にクラウドファンディングの起案・支援両面の価値や魅力を伝えていければと思います。そのためにも、今まで以上に新しいチャネルの開拓にも力を入れていきたいです。
これから一緒にCAMPFIREを広める人へ
ーー最後に、今後マーケティングUnitへジョインする方へメッセージをお願いします。
クラウドファンディングの市場は世界的にみてもまだまだ成長市場であり、CAMPFIREもここから10→100に育てていく段階です。
少人数で成長途上の組織だからこそ、自ら手を挙げることで様々なことにチャレンジしやすい環境でもありますし、人々の挑戦を応援する会社だからこそ、社員の挑戦も応援してくれる土壌があると思います。私自身CAMPFIREのサービスの成長とともに、自分自身の経験も色々と積ませてもらうことができました。
今後CAMPFIREのマーケティングUnitにジョインされる方にも、マーケターとして自ら市場をグロースさせたと言える経験を積んでいただけるのではないかと思っています。ぜひ一緒にサービス・市場を大きくしていきましょう!
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