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【CaccoLog Vol.9】~開発から運用まで自社一気通貫。進化を続ける不正検知サービスを支えるエンジニアたちの想い~

かっこが提供する不正検知サービスをいつも支えてくれているシステムエンジニアについて、どういったメンバーがいるのか、体制や文化、職場の雰囲気など触れながらご紹介していきます。

エンジニアを取りまとめているCPO(Chief Product Officer:システム開発部門管掌)から新卒2年目メンバーなど、いろんな方にお話を聞いたので、それぞれのエピソードとしてお届けします。

エピソード1:システム開発部門管掌 取締役CPO 岡田 知嗣

1975年、愛知県生まれ。外資系ITベンダーでのITコンサルタント、国内SIerを経て、かっこ株式会社に参画。
決済システムのコンサルタントや不正注文検知サービスO-PLUXの運用責任者を経て、現在はO-PLUX、不正ログイン検知ソリューションO-MOTIONに関わるシステム部門の責任者として、エンジニア組織のマネジメントやプロダクト企画の責任者であるCPOとして従事。
好きなことは、主に漫画を中心とした読書。以前はキャンプなどのアウトドアもしていたがめっきりインドア派に戻る。

プロダクトや会社にとって、今必要な開発を。

―エンジニアの組織運営で大切にしてることについて、教えてください。

情報をよりオープンにみんなが共有できるようにしており、かつ人によってタイムラグがないよう心がけています。
人数は少数精鋭で、1人1人が自分の領域を広げていってほしいですし、自らの責任領域を広げることでチャレンジしやすい体制になっています。例えば、自分の技術や専門性を高める動きを称賛していたり、普段のコミュニケーションはSlackを使っていますが、自分の学びや気づきを投稿できるチャンネルを用意するなど、積極的に情報を出せるような環境にしています。そうすることで、自然とお互いに良い刺激を与え合っています。些細なことかもしれませんが褒め合ったり、Slackでのリアクションを積極的にする、といったことで賞賛する文化ができていると思います。
また、計画を立てて開発に着手はしますが、自社プロダクト開発のため、ビジネス状況などに応じて開発途中で柔軟に範囲やスケジュールを変更して対応するようにしています。いわゆるアジャイル開発の考え方ですが、プロダクトや会社にとって、いま時点でベストな選択は何だろう?ということを常に考えながら、仕事ができることは、エンジニアのモチベーションの面でもプロダクト・会社の価値向上にとっても大事なことだと考えてます。

―業務体制や開発の進め方は?

大きく分けると、各事業部から出てくる新たな要望やニーズへの対応と不正検知サービスの開発や運用、保守の業務があります。開発担当者と運用担当者が連携して協力するDevOpsを実施しており、人によって、得意分野が異なりますが、色々と経験していくなかでそれぞれがフルスタックエンジニアになることを目指しています
開発機能の優先度については、プロダクトの価値を高めるための必要な機能についてセールス部門やオペレーション部門とすり合わせを定期的に行い決定しています。エンジニアとしては言われた機能をただ開発するのではなく、この機能によってお客様やかっこにとってどんな価値を提供することができるのかを理解し、納得した上で開発に関わることができることが良い点だと思います。具体的な機能例としては、空室を利用した不正が横行した時期に、お客様やオペレーション部門から、何とか空室の情報を審査に活用できないかといった声が上がりました。その際に、空室情報を保持する企業様と提携し、O-PLUXの審査に活用できるようにしたことで、審査精度向上や営業への効果も出るようになりました。

―今後チャレンジしたい事は?

かっこのエンジニアは、データサイエンスの技術を活用したシステム企画や設計ができる事も特徴の1つです。もともとは、システム開発とデータサイエンスは異なる事業部でしたが、社内でデータサイエンスをもっと活用していく動きがあり、現在は横断的に協力できる体制になりました。既に取り組んでいますが、機械学習の知識やノウハウを習得する機会をさらに増やしていければと思います。
もう一方で、当社サービスと親和性の高い決済まわりやEC受注システムを提供するカート事業者のシステム面だけではなく、運用における課題やニーズ、ビジネスなど幅広く理解し、対応できる領域を広げていきたいと考えています。
技術面では、様々なことがオンラインで完結できる流れがあり、本人確認も重要になっていると感じているので、例えば認証技術など今のニーズに合った技術を選択と集中で取り入れていければと思います。


エピソード2:システムソリューション兼データサイエンスマネージャーT.O

ソフトウェア会社からかっこへ転職し、エンジニアとしてシステム開発に携わった後に、データサイエンス事業部へ移動。
現在はエンジニアとデータサイエンス事業部を兼任で業務をまとめている。
厳しい面もありつつ、最後まで必ずフォローをする頼れる存在。

ただのシステム開発ではなく、データサイエンスを活用し論理的開発に取組む

―かっこでは、システム開発に機械学習、統計学や数理最適化などのデータサイエンスを活用しているんですよね。どういったシステム開発なのか教えてください。

例えば、当社のメインサービスである不正検知サービスにおいて、審査精度向上に効果があるかどうか統計の技術を使い、検証した上でアプリケーションに取りこんでおり、社内で研究開発を進めています。
ただの作業者としてのエンジニアではなく、アルゴリズムを使ってデータに基づいた開発に取り組むことが可能です。
具体的な例を挙げると、不正検知サービスの加盟店サポートをより充実させるため、機械学習を使って社内の運用を誰でも安定的にできる仕組みを開発しています。

―転職のきっかけは?

大学は理学部で、コンピューターサイエンスは専攻ではありませんでしたが、数学を学んでいたのでいかせると思いました。
当時は異業種からの転職でしたが、かっこはウェブエンジニアが未経験でも受け入れがあり、を考えるようなエンジニアが求められていると思い、転職を決めました。

―現在のT.Oさんの役割を教えてください。

データサイエンス事業部で進捗管理をしたり、システム関連の新しいニーズの受け入れ窓口、システムソリューション事業部での新卒の教育やマネジメントに携わっています。
システムソリューション内で、データサイエンス事業部からの協力が必要な時に、部署をこえてサポートができるよう調整をすることもあります。
時にはサービスを作ることもありますし、データ検証の協力など行ってきました。
また、最近では不正検知サービスのリニューアルにも関わっています。

―かっこで働いてみて、実際どう感じていますか?

コーポレート、決済コンサルティング、不正検知サービス関連など、ほぼすべての事業部と関わってきました。
お客様への課題解決ももちろんですが、自社の課題をデータサイエンスを活用し、システムで解決することも仕事だと思っています。
海外では、全社的にデータサイエンスを活用する動きがありますが、まだまだ日本はうまく活用できていない企業が多くあると感じています。そんな中かっこでは、部署だけにとどまる縦割りではなく、会社を横ぐしでとらえ、経営判断や予実管理などに対しデータサイエンスを活用できる環境があります。

―会社、事業の成長に対して、自分はどう成長したいと思っていますか?

データサイエンスの活用は、引き続き推進していきたいと思いますが、個人としては、美味しいものを食べて健康で長生きをしていきたいです。

・エピソード3: エンジニア青木龍太郎

以前は、OA機器などを営業、中小企業でシステムに従事。仕事では、社会貢献ややりがいを重視。
2016年システムエンジニアとしてかっこへ入社。

社歴は関係なし。やってみようと受け⼊れる体制と、提案しやすい雰囲気

―現在の青木さんの役割を教えてください。

O-PLUXの運用がメインで品質管理も行っています。これまではシステムソリューションだけでしたが、データサイエンス事業部と連携することで定量的な運用が自動化できるようなりました。
不正検知サービスのリニューアルにおける機能のシステムテストなども行っています。これまでシステム開発において、不便だったことが改善される予定なので、期待はとても大きく、運⽤の効率化がはかれます。
また、カスタマーサポートの部門と定期的な打ち合わせをしていることもありお客さんの要望やニーズもすぐ把握できる体制になっています。

―転職のきっかけは?

OA機器などの営業を経て、中小企業でシステムエンジニアとして働いていました。これまでは受託開発だったので、自社サービスという点と社会貢献できる点に惹かれて入社しました。

―かっこで働いてみて、実際どう感じていますか?

会社が、事業はもちろんですが、仕組みを含めて成長していることを感じています。ますます働きやすくなっていると思います。
なかでも、エンジニアの組織においてはメンバー同士で、朝会、昼会などきちんと会話できる時間を作っています。
また、業務を通して働きやすいようみんなが動いていると感じています。例えば、開発する際に不要なコードをみつけたら、放置するのではなく削除するなど、細かいことですが、そういったことの積み重ねで働きやすくなっています。
昨年9月からですが、1対1のオンラインをつなぎながら時間を作って仕事する「ペアプロ」を取り入れており 気兼ねなく会話することでいろんな気づきを得る工夫もしています。
これはもともと、当時仁戸田さんが入社して3カ月経ったくらいに提案したことがきっかけで始まりました。やってみようと受け入れる体制と、言いやすい雰囲気があったからこそ実現したと思っています。

―会社、事業の成長に対して、自分はどう成長したいと思っていますか?

不正検知サービスの「O-PLUX」、「O-MOTION」以外に、違うサービスを立ち上げて、関わっていきたいと思っています。


エピソード4:エンジニア仁戸田克文

入社3カ月で新しい業務の仕組みを提案!どんどんこれからも新たな仕組みや文化をチームに取り⼊れていきたい!

⼤手IT企業にてSEとなり、2年間、霞ヶ関の某省庁システムを担当。その後2020年6⽉よりかっこにシステムエンジニアとして⼊社。

―仁戸田さんの役割を教えてください。

社内業務で使用する画面の改修作業などです。画面はVue.jsで構成されています。
入社するまで、Vue.jsの存在すら知りませんでしたが、1ヶ月の突貫工事で身に付けることができ、新しい技術を、すぐに仕事で使えるので、エンジニアとしての成長を感じています。
*Vue.js:ユーザーインターフェイスを構築するためのプログレッシブフレームワーク

―なぜかっこへの転職を決めたんですか?

まずは、自社サービスのシステムに携わりたかったからです。2年間受託開発を経験する中で、自分のアイデアや、やりたいことを実現したいという思いが強くなり、自社サービスの会社を選びました。
もう1つは、変化のある小さな組織で働きたかったからです。小さな組織の方が変化と創造性にあふれていると思ったのと、自分のアイデアや積極的な行動が常に求められているので、成長や面白い仕事につながりやすいと考えました。

―かっこで働いてみて、実際どう感じていますか?

社長から一般社員まで、オープンで暖かい雰囲気があり、みんなが理性的で、互いを理解しようとしていると思います。
話せばわかるという前提があるので、自分の意見も言いやすいし、個人が尊重されているので、理不尽な要求や仕事は一切ないです。

また、新しいことに挑戦していくにあたり、サポートしてもらえるチームがあると感じます。
例えば、かっこに入って初めてAWSのサーバレスアーキテクチャー^_^による開発を初めたのですが、他のメンバーにサポートしてもらったおかげで知識を身につけられたと思います。

―会社、事業の成長に対して、自分はどう成長したいと思っていますか?

新しい仕組みや文化をチームに取り入れていきたいと思っています
今考えているのは、統一されたリファクタリングルールの確立で、新しいサービスを早く正確にお客様に提供していくには、開発の効率をあげる必要があります。そのためにはメンテナンスのしやすいソースコードを作ることが不可欠です。リファクタリングは、ソースコードの質をあげ、開発の効率を改善することになります。現在は、リファクタリングに関する統一のルールがないので、作っていけたらいいと考えています。

また、ドメイン駆動設計やテスト駆動開発等の新しい設計手法、開発手法を取り入れて、保守性の高いコードを書く意識をチームで高めたいと思います。


・エピソード5:エンジニア佐藤柾也

⾃分の成果を実感、想像以上にやりがいを感じています!

―現在の役割を教えてください。

新卒として⼊った時から業務効率をあげるためのアプリ開発してきましたが、今は不正検知サービスの審査で使うデータ関連の更新ツールの保守なども⾏っています。

―なぜかっこへの入社を決めたんですか?

不正検知という独特なサービスとシェアの⾼さに惹かれました。⾃分もそんなサービスを扱える会社で働きたいと思い⼊社を決めました。

―佐藤さんは、かっこで働いてみて、実際どう感じていますか?

かっこは働きやすい環境だと思います。
リモートワークや有給が取りやすいこともあり、働き⽅の⾃由を感じています。
⼈間関係も良好で、仕事以外のプライベートな時間では、登⼭やBBQ、ゲームをして楽しんでいます。
また、⾃分でやったことの成果が⾝近に実感できて、想像以上にやりがいを感じています。

―会社、事業の成長に対して、自分はどう成長したいと思っていますか?

O-PLUXの保守、開発を続けて、⾃分のエンジニアのスキルや仕事でのコミュニケーションスキルを磨いていきたいです。
不正検知サービスを安⼼してお客様に届けられるように、⽇々の業務や勉強を頑張っていきたいです︕


以上、かっこのエンジニアについて紹介させていただきました。不正検知サービスを自社開発し、これまで日々安定したサービスを提供できているのも彼らのおかげです。

これからもかっこのエンジニアについて、いろんな角度からお伝えしていければと思います。


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