映像制作の需要が増えてきたことを受け、ビーダッシュの新事業部に、初めて映像ディレクターとして入社した遠藤さんにお話を伺いました。
遠藤和輝:映像ディレクター。結婚式の映像編集、イベント企画のプロモーション映像編集、ECサイトの画像編集などの仕事を経て、ビーダッシュに入社。ビーダッシュで初めての映像制作部門で、実際の制作案件を進める一方、ビーダッシュならではの商品開発に励む日々。
―ビーダッシュに入社するために新潟から上京したとお聴きしました。すごい決断でしたね。
採用面接は新潟から日帰りで受けにきていたのですが、その場で内定をいただき、私も二つ返事でお受けしました。そこから1ヶ月半で、東京の引越し先なども面倒を見てもらい、あっという間に入社日を迎えていました。
―上京することや、ビーダッシュに入社することに迷いはなかったのですか?
全くありませんでしたね。もともと映像の仕事は、新潟ではなく東京で就職したいと思い、年齢的にもラストチャンスだと思って転職活動をしていました。やはり仕事の質も量も、東京の方が断然上なので、挑戦したい、という気持ちがありました。新潟から探していると、映像の募集職はそれほど多くなく、ビーダッシュに関しては、実は映像での応募ではなく、デザイナーとしての応募で受けていたんです。そもそもビーダッシュで映像募集はしていなくて。ところが代表の田島と部長の金谷が面接の場で、映像の引き合いが多くなってきていて、ビーダッシュとしてもサービスを拡充していきたい、そこに1人目として入らないか、と言ってもらえたんです。新しい事業部、スモールチームということで、そういった小回りが利くことにも、非常に面白く感じました。
―それまで新潟では、どんな仕事をしていたのですか?
結婚式の当日に流すエンドロールの編集や、イベント企画会社がつくる子供用のショーを幼稚園や保育園の先生に依頼してもらうためのプロモーション映像の編集、ECサイトの画像編集の仕事などをしていました。どうしても携わる内容の幅が狭かったので、もっと広く映像制作に関わりたいと思ったのが、転職活動を始めたきっかけです。
―実際にビーダッシュに入社していかがでしたか?
入社当日に突然、ただの編集屋ではなく、ディレクターになって欲しい、と言われたのには驚きました。今までの仕事でもディレクター的な要素はあったのですが、とは言っても、素材は既にあるものが多く、どういった形に編集するかもある程度流れが決まっている仕事をしてきたからです。ディレクターとして、企画や撮影もゼロから出来るようになって欲しいと言われ、これは思っていた以上に頑張らないと、と思いました。わざわざ新潟から出てきたからには、手ぶらで帰るわけにもいきませんからね。
―入社から3ヶ月弱。実際の仕事は想像通りでしたか?
思っていた以上に、細部までこだわり、論理的に組み立てていく必要があると感じています。仕事としては、クライアントの作りたい内容を把握して、映像に仕上がるとどんな形になるのか、まずはストーリーボードを作成していきます。そもそもその映像は誰のためで、その映像を見たことでどうなって欲しいのか、伝えたい内容はもちろんのこと、その映像を見る人にどんな働きかけをしたいのか、という根本的なことを深く考えないと、内容の薄いものに仕上がってしまいます。たとえ映像として面白かったり格好良かったりしたとしても、見終わって何も残らなければ意味がないですからね。そういう視点、ディレクターとしての立場ではなく、ディレクターとして全体を俯瞰する目線を持つことは、まだまだ足りないなと感じています。でもせっかくそういう機会をもらったんだから、ビーダッシュだからこそ、マーケティング事業部だからこその映像が創れるようにしていきたいですね。こういう感じでつくって、と言われて編集することは得意でしたが、言われていることだけではなくて、ゼロから自分の創造性を発揮して、相手の期待以上のものを創る、そうでなければ、自分がいる意味がないと思っています。
―求められる内容の経験が少ない中で、今、心がけていることがあれば教えてください。
編集や撮影練習の時間を自分でつくって、色々試しています。休みの日に公園に行って風景や人物を撮影してみたり、別会社の撮影に同行させてもらって現場での動き方や、インタビューの仕方、雰囲気の作り方なんかを学んだり、あとはセミナーに参加したり、片っ端から様々なジャンルの映像を見てストックしてインプットを増やしています。
―新事業部のチームについてはどう思いますか?
体操のような、個人競技の団体戦という感じ。それぞれの職域は異なるものの、一人でも欠けると成立しない。今後は、WebディレクターやWebデザイナーとどう関わっていけるかも楽しみです。今までが個人やペアでやる仕事が多かったので、チームで仕事をしてみたかったというのもあります。一人で悩むのではなく、他のプロデューサーやディレクターと一緒に方向性を探り当てたり、映像素材をブラッシュアップしていきたいですね。
―これからどんな人に入ってきて欲しいですか?
勢いのある人ですね。とにかく日々、置かれている状況は変わっていますし、敷かれたレールはありません。Webマーケティングって内容は大真面目ですが、雰囲気は大人しい感じではなく、勢いよく進めていける人と一緒に仕事ができたらなと思います。
―最後に、ビーダッシュでこれからやっていきたいことを教えてください。
扱うのはBtoB案件ですが、お決まりの固いイメージだけではなく、ビーダッシュカラーの映像ができたらと思っています。そして、映像見て入社ました!と言ってもらえるようになりたいですね。