【AZPower 社員インタビュー/Hiroyuki Mori】Microsoft MVP(Developer Technology) 17年連続受賞!(2023年時点)
こんにちは。AZPowerのHR担当渡邊です。
金木犀の香りを味わいながら、お外を散歩するのが気持ち良い季節ですね。小さい小さい秋ですが、おいしいものをたくさん食べて、満喫したい所存です!私はサツマイモご飯が大好きなので、肥ゆる秋、たくさん食べて元気いっぱい頑張りたいと思っとります!!!
さて、渡邊も入社して1年くらいが経ったのですが、かねがね温めていた社員インタビュー記事をようやくリリースできるようになりまして、毎月一名ずつ現役活躍中の当社社員のインタビューを掲載させていただければと思っております!^^
まずは当社で、プリンシパルクラウドソフトウェアアーキテクトとして、Microsoft MVP(Developer Technology)17年連続受賞!中の森をご紹介いたします。現在は、当社のPowerSKILLやPowerGenAIの開発をリードする他、コンサルタント、執筆、トレーニングなどで活躍中です。
前職について
大学在学中にアルバイトでお世話になったCAD系IT会社に就職。CAEを用いた設計や強度計算、またそれらに関連するソフトウェア開発などの経験を積ませてもらった。同社には東京にも同部署があったが、出張先の東京で仕事をした知り合いに誘われ、転職&東京へ上京。当時は案件が数多くあり、好きなところで仕事をすることができる時代だった。
同社ではSESで仕事をすることが多かったが、一番最初の現場は長野での工場の生産管理、汎用機のプログラミングの仕事だった。半年ほどそのプロジェクトで、ホテルと職場の往復でハードワークを経験した。その後、色々な案件に携わったが、27歳を機に、同社で知り合った営業と起業。幾年か経ち、コードを書くエンジニア職から離れることで、開発案件の見積の精度なども少しずつ悪くなり、技術力が低下していることを感じた。そのころ現場回帰への強い希望を持つようになり、2000年にフリーランスへ転身することになった。
当時、Microsoftがドットネット戦略を発表し、IT業界はとても盛り上がっていた。森は、今後はMicrosoftと一生やっていくと決め、C#を突き詰めていく道を選ぶ。そこから、.net、C#、VB.netなどで、SES、請負と案件をこなしていく中で、森に転機が訪れる。
ー8万PVのMicrosoft開発者のトップブロガーから、Microsoft MVP受賞へー
C#を突き詰めていく過程で、同言語のキャッチアップを行なうためには英語で書かれている海外のサイト、ブログが不可欠であった。森はその英語の情報を日本語に翻訳し、ブログにまとめることを始めた。自分自身のためにC#の勉強をはじめ、ブログに学んだ技術をまとめていくことを続けるうちに、いつしかブログのアクセス数は8万から9万PVまでに達していった。
MicrosoftのMVPプログラム(Microsoft製品を用いた情報発信で同分野の業界に優れた技術力によって影響を与えたエンジニアを表彰するプログラム)に表彰されることを目指すようになったのはこの頃からだった。その後、森のブログやWeb記事や本の執筆、講演などの活動は、MVPプログラムで評価され、「Developer Technology」の分野で表彰されることとなり、今に至る。
入社したきっかけ
AZPowerにはSESでジョインしていた森。その縁をつないだのもMicrosoftだった。1年ほど一緒仕事をした後に、代表の橋口に口説かれ、入社。入社にあたっては、きちんとした製品開発に投資を行なうのか、ということ慎重に考慮したという。自社の『PowerIoTPlatform』の開発に従事していたが、その後、自社のLMS(ラーニングマネジメントシステム)である『PowerSKILL』(PS)の開発チームにジョインし、仕様を調査しながら、製品を開発していくこととなった。
現在の仕事について
2020年3月入社以後、IoT、LMS、DevOpsとC#言語での開発をおこなってきている。現在チームをとりまとめている『PowerSKILL』では、バージョン2を作成するにあたり、当時の上司とともに予算や売上について検討をし、前任者の開発ベースに沿って作業を進める必要がある中、フルスクラッチで開発を行なっていった。製品の販売方法については、サービスとして提供するのか、プラットフォームで販売するのかを検討し、クラウド占有版として、SaaSに近いが、フルカスタマイズが可能なモデルを採用することになった。ソフトウェアだけでなく、ストックで安定的な収益が得られることも重要な要素だった。PSを利用いただくお客様のメリットは、カスタマイズ性であり、様々な機能を追加できることが売りとなっている。今後は、PSの開発に投じてきた投資分を回収できるよう、今後の展開やコモディティ化についても検討しており、売り上げに貢献できるプロダクトとなるよう、より成長させていきたいと考えている。
一緒に働いているメンバーについて
社員とパートナー、フリーランスの方も含めて、5~6名のチームでPSを開発している。今後入社する方と一緒に仕事をすることになる社員を一人、ご紹介。
”Mさんは様々な理論思考が得意、ロジカルでわかりやすく説明をしてくれます。新しい技術や情報についても興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢のある人です。プログラミングの調査についても深耕してくれていて助かっています。人柄も柔らかく、いつも冷静ですね”
エンジニアとして、こうでありたい
”技術には「進化する部分」、「変わらない部分」の二つの側面があると思っています。「進化する部分」とは何らかの技術を利用すると更なる課題が出て、それを解決するために新しい技術が登場する。そういった時代に合わせてアップデートが必要で、そのためには日々のキャッチアップが求められます。対して、「変わらない部分」とはどんな技術であれ、利用する人間自体が扱えるボリュームは変わらないので、個人・チームが扱えるサイズに問題を分割し、構造を整理するなどの原理・原則も大きくは変わらないものです。そのため一度キャッチアップしたもので応用が効くことあります。
いずれにせよ、技術をキャッチアップし続けるエンジニアとしてやっていくことは今後も変わらないと思います。10年後…そうですね、隠居していたいですけどね(笑)。週次のリーダー会でも話していることですが、楽しそうにリーダー陣が働いてることで、メンバーが「あんな風に働きたい」と憧れてくれるようにする、そういう存在にならないといけないと思っていますよ。私たちが「やりたい仕事をやれていること、こういった仕事をしていくんだよ」というのを若い世代に示していきたいですね。社員のエンゲージメントって飲み会とかそういったものだけではなく、楽しそうにわくわく仕事をしている、この状態のことだと思うんで。
私は常々「エンジニアヘブン」である会社にしたいと思っています。エンジニアが一番楽しんでいる、そんな会社にしたいですね”
AZPowerで活躍できる人材とは
”当社は、エンジニアが学びたいと思ったこと、取り組みたいと思ったことが叶えられる環境を提供しています。新しいことをしたい、と思っている人にとっては楽しくて刺激的な場所だと思います。会社の規模もそこまで大きくないので、したいことが実現しやすい環境ですし、社長をはじめとした役員との距離もとても近いです。アイディアがあって、それが収益が見込める、画期的なものであれば、上司を説得して、上にあげたらいいんですから。
逆に、上から指示されたことだけをやりたいと思っている方には向いていないかもしれないですね、社員に求められるのは主体性ですから。技術の力を使って、オモシロイものを創造していきたいーそんな方にとって、AZPowerはとても適している会社だと思いますよ”
子供時代について
”子供のころはイタズラっこでしたね、近くの公園に友達と出かけることが多かったです。中学校になって、技術工作部に所属して、電気部品を使って工作をしたり、アマチュア無線免許を取得したり、先輩からパソコンの使い方を教えてもらったり…思えば、ものづくりの原点はあのころにありました。当時はMZ-80BやNEC PC-8000が主流で、友達や文具店で触らせてもらっていました。当時のパソコンは100万円くらいしたので簡単に手に入るものではなかったんです。当時テレビで流れていた「パソコンサンデー」という番組でBASICについて学び、パソコンショップでプログラムを作ったり触ったりしはじめました。
高校ではハンバーガー屋でアルバイトをして青春を謳歌していました。でも、飲食店のアルバイトと、パソコンを使って仕事をすることを比べたときに、後者のほうが魅力的だと感じ、高校卒業後は大学にいきつつ、CADのアルバイトをはじめました。当時付き合っていた彼女にも影響を受けて、大学は法学に進んでいましたし、税理士免許も取ろうと思った時期もあったのですが、そこは結局取らずじまいでしたね”
子供のころの夢
”1963年から1979年頃に放送されていた子供向け番組『ロンパールーム』というものに強い憧れがあったのを覚えています。当時の私は、目立ちたがりで、物欲も旺盛な子供でしたから。
番組に参加している子供が、木の中を通るとおもちゃがもらえるイベントがあって、あの木を通りたい、三周くらい入って、おもちゃが欲しいなんて、考えていましたね。当時の私は、欲しいものがたくさんあって、テレビにも出たいなんて思っていたんです。”
普段の学習方法、読書について
”Microsoftの新しい技術については、海外の製品開発チームのブログやWeb記事など、アウトプットが公開されているものを好んで読んでいます。記事は基本的に翻訳されていないので、英語は自分で磨いて読めるレベルまでに学習しました。毎日20~30分ほどかけて、こういった情報をチェックするのを、数十年続けてきているので、朝の習慣となっていますね。
自分よりも技術力が上である方がたくさんいるのを知っているので、その域に到達するまでにはまだまだ道は遠いと思っており、極力、新しい情報に触れようとしています。もちろん、そういった記事を丸暗記しているわけではないのですが、その話題が出たときに、記事を思い出せる程度にはしっかりキャッチアップするようにしています”
Message
”Azureを利用した開発を行ないたいと思っているなら、AZPowerは開発に適切な環境をご提供できる会社だと思っています。Azureには便利なツール、管理機能も備わっており、エンジニアにとって円滑な業務が行えるものとなっています。Azureを使ったweb開発を行ないたい方がおられましたら、まずはお気軽に当社のカジュアル面談にご参加ください。あなたにお会いできますことを楽しみにしています! ”
―色々なところに呼ばれ講演を行っている森。