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入社1年未満でTechStarに選出された若手エンジニアの成長マインドとは?

「あらゆる物事について考えるときに、“複数の眼鏡”を手に持っていたい」

誰にも先のことはわからないからこそ、自分は物事をいろんな側面から見ること、考えることが必要だと語るのは、2022年にアバナードに入社したコンサルタント山本学さん。現在はエンジニアとして企業のDX推進に関わっています。入社1年未満ながら、優秀な若手エンジニアに贈られる社内の称号であるTechStarとして選出され、ますます活躍が期待されています。

チーム内のスーパーサブとしてみんなから頼られる存在になりたいと語る山本さんに、入社までの経緯、ロールモデルの存在、振り返りと成長の機会、将来の野望について聞いてみました。


山本 学(やまもとがく)/ソフトウェアエンジニアリング コンサルタント

2019年に農業スタートアップに入社。ソフトウェアアプリケーションやIoT製品の開発に携わる。その後、スマートロックのスタートアップ、会計ソフトのベンチャー、起業経験を経て、2022年にアバナードに入社。現在はエンジニアとして企業のDX推進に関わる。

スタートアップ・起業経験を経て、アバナードで大手企業のDXに携わる

──まずは、アバナードに入社した経緯から聞かせてください

ITの専門学校を卒業後、地元栃木の農業スタートアップでエンジニアとして働き始めました。農地にセンサーを埋めたり、ハードウェアの構築をしたりなど、何でも自分でやらなければいけない環境でしたが、必要な技術を学びながら、自分のスキルを広げていくのは楽しかったです。

その後、東京に居を移し、スマートロックのスタートアップや会計ソフトのベンチャーで働きはじめました。先輩のエンジニアと一緒に会社を起業したこともあります。

転職活動でアバナードという会社を知り、これまでのスキルも活かしてできることが広がりそうだと考え、2022年8月に入社しました。基本的に新しい領域にチャレンジするのが好きです。

現在はアクセンチュア社と共に、ある大手企業のDXに携わっています。

──これまで経験してきたスタートアップと比べて、働き方の変化はありましたか?

スタートアップでは、お客様に届けたい価値の定義やシステムの要件定義を含め、まずは自分で考えて作り、変えていくというやり方で進めていました。自ら突き進んで、道を切り拓く体験でしたね。自らサービスを展開する事業会社だからこそ、その勢いが必要だったこともあります。

現在はクライアントの意向を踏まえ、アクセンチュア社と協業することが求められます。仕様に沿って、技術的なプロフェッショナリティを提供するという立場です。

また、プロジェクトメンバーや関わる人たちも、以前のスタートアップに比べて格段に多くなりました。エンジニアのバックボーンは様々なので、共通言語でコミュニケーションを取ることも最初は大変でした。

これまでの自分は、正直「自分がいいものを作れば、すべてがよく回る」と思い込んでいたところがありました。しかし、当たり前ですが、仕事は一人でするものではありません。自分だけがわかっていても、それをきちんと伝えなければ、他の人にはわからない。

そうしたチームやプロジェクト内でのコミュニケーションの必要性について、身をもって感じている毎日です。

「1on1ミーティング」は自分を見つめ直す絶好の機会

──社内コミュニケーションの一つでもある「1on1ミーティング」の時間がお好きだと伺いました

アバナードでは、社員一人ひとりにキャリアアドバイザー(CA)が付き、30分間の1on1ミーティングをしています。1on1ミーティングは自分を開示し、自分を見つめ直す貴重な時間になっています。

ミーティングで話す内容は多岐に渡ります。仕事上の課題はもちろん、自主的に学んでいる技術のことを「今こういうことを勉強している」話もします。経験は浅いものの、自分なりの考えを素直に伝えると、CAは決して頭ごなしに否定するようなことはせずに聞いてくれます。その上で「こういう技術もあるよ」とアドバイスしてくれます。

やはりエンジニア同士なので技術的な話は無限に膨らむ。そこで様々な助言をもらえる。それが刺激となり、自分のやってみたいことが縦横に広がることがよくあります。

エンジニアとしての刺激や示唆という意味では、フロントエンドのチーム内でよく開かれるライトニングトーク(LT)も重要な場です。また、アバナードのグローバルのコミュニティでは、世界の最新技術を報告してくれるチームがあり、日本にも、国内の情報をアップデートしてくれる人がいます。

自分自身、絶えず最新技術は追いかけているつもりですが、自分が知らなかったことがあれば、仕事が終わってから調べたり、土日にちょっと触ってみたり。そういう積み重ねが大事だと思っています。

LTで問題提起をしてくれる人は、マネージャークラスの人が多いのですが、管理職であっても技術動向をしっかり押さえている。そうしたシーンを見るにつけ「悔しい。負けてられないな」という刺激になります。

選択肢を示し、成長を促してくれるロールモデルがいる

─山本さんにとって、将来のロールモデルになるような先輩社員はいますか?

フロントエンドのテクノロジーリーダーシップの菅原允さんです。技術やソリューションについて漠然とした質問をしても「他にもこれがあるし、あれもある。いろいろあるから検討してみてください」と、ソリューション事例をいくつも列挙してくれます。

彼がもっている“ 手札 ”の数は目を見張るものがあります。開発の実務で言っても、今は絶対にコードを書く時間は私の方があるはずなのに、彼に追いつけるイメージが全然湧きません。

しかも、何か一つのものを押しつけてくるのではなく、選択肢を与えてくれた上で「何を選ぶのかは君の判断だよ」と言ってくれる。そういうコミュニケーションのスタイルにも憧れます。私もいずれは、そのようなマネージャーになりたいと思っています。

実際の業務でも、誰かにこの問題を解決するにはどうしたらいいか聞かれたら、まず複数の選択肢がありますという話をしてから、それぞれのメリット・デメリットをきっちり説明できるようになりたいです。今の自分にはそれだけのナレッジはありませんが、それを増やしていくのは楽しみでもあります。

1on1ミーティングで壁打ちの相手になってくれるCAや菅原さん、優秀な人材がアバナードにはたくさんいて、実に人に恵まれた職場だと思います。エンジニアが育つ環境は十分すぎるほど充実している。それを活かせるかは、自分次第ということです。

──チームや社内の雰囲気、カルチャーについてはどう感じていますか?

アバナードのエンジニアたちは、みんな生き生きしていて楽しそうだと感じます。

みんな技術が好きだし、その技術を通して自分を高めていきたいという思いがある。健全な緊張感と、よい意味での仲間意識はみんな持っていると思います。



物事の解像度を高めるために、" 複数の眼鏡 "をもっていたい

──VUCAと言われる不確実な時代において、山本さんが大切にしていることは何ですか?

あらゆる物事について考えるときに、“ 複数の眼鏡 ”を手に持っていたいと思います。 事象を見る上でその解像度を高めるためのスコープというか、考え方のようなもの。それを複数、用意しておきたいということです。

例えば、眼鏡をかけることで、一つの事象の解像度、物事のわかりやすさが高まる。別の眼鏡をかければ、また別の視点から理解を深めることができる。そうやって解像度の深度や広がりを少しずつ高めていきたいですね。

エンジニアリングの領域も、今は専門が細かく分化しているので、一つの視点だけでは、相手の言っていることが理解できなくなるということが起こりえます。他の技術プロフェッショナルとコミュニケーションができなければ、もしかしたら自分の存在がボトルネックになり、チーム全体の生産性を損なってしまうことにもなりかねない。

そうならないためにも必要なのが、“ 複数の眼鏡 ”だと思います。すべてのことを100%理解するのは不可能です。でも他領域のエンジニアとも基本的なコミュニケーションが取れるように、全方位に最低でも60%ぐらいは見えるようにしておきたい。それがあれば、フルスタックのエンジニアという自分の理想に近づけると思っています。

現在は企業会計の勉強を個人的にしていますし、以前の起業経験からファイナンスの仕組みも少しは理解しています。技術と経営というだけでも、2つの視点を持つことになる。そうした複眼でモノを見ることが、これからは大切なのではないかと考えます。自分の懐にどんどん“ 複数の眼鏡 ”を増やしていく環境がアバナードにはあると思っています。

──“ 複数の眼鏡 ”を持って不確実な時代に立ち向かうことは、山本さんの成長のプロセスにつながりそうですね。3~4年後の自分はどのようにイメージしていますか?

とても難しい案件でスムーズに進んでいないプロジェクトがあったとしたら、必ず声をかけていただけるようなエンジニアになりたいです。「ここに山本を入れてみたら、どうにかなりそうじゃない?」と言われるために、実力も人間性も信頼される人になりたいと思います 。

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