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本当の成長機会とは何か?——アバナードに優秀な人材が集まる理由

2000年にアメリカシアトルで誕生したアバナード。2005年に日本法人が誕生し、現在社員数は550人を超えるまでに成長するとともに、優秀な人材が集まり続けている。その背景には、充実した世界トップクラスのトレーニング環境があり、想い描くキャリアパスへと導いてくれるキャリアアドバイザー制度がある。アバナードのトレーニング環境とキャリアパスについて、ケイパビリティ統括でシニアディレクターを務める前田育彦に訊いた。


前田育彦(まえだ やすひこ)/ケイパビリティ統括 シニアディレクター
明治大学を卒業後、ASCIIを経てアクセンチュアに入社。マイクロソフト製品の専門スキルを活かしながら、コンサルティング業に従事すると同時に、当時世界で10人しかいなかったマイクロソフト認定スペシャリスト『Microsoft Certified Master』という資格を取得し活躍。2005年、アバナード日本法人立ち上げメンバーとしてアクセンチュアからアバナードへ移籍し、デリバリー、ソリューションアーキテクトなどの分野からアバナードの拡大に貢献。現在はケイパビリティ統括のシニアディレクターとして、組織力の向上に務めている。

職場が社員を消耗させる場所であってはならない

——アバナードはハイパフォーマーの育成を目的とし、人材開発・育成プログラムの開発および導入を専門に行うグローバルチーム『Global Learning & Development』を設置。450以上のプログラムを常時提供し、四半期に一度内容を見直すとともに、30〜40の新しいコースをオープンしていますね。また、計画的かつ継続的にスキルアップできるよう、キャリアアドバイザーがサポートしてくれます。なぜこんなにもトレーニング環境を充実させているのでしょうか?

それは、コンサルティングという仕事は『人』こそが企業価値につながるからであり、なにより職場が社員を消耗させる場所であってはいけないと思うからです。

アバナードは、企業に新しい価値を生み出すのが仕事です。だから、社員の多くは 顧客企業先で、お客様とともに仕事をしています。そのような仕事をしている人材によくありがちなのが、現場に行くことが好きで、お客さんのことが好きで、そしてお客さんの課題に着目しすぎてしまうこと。それはとても素晴らしいことである反面、エンジニアの視野は狭まってしまい、誤解を恐れずに言うと、能力を消耗していることになってしまいます。

その間も世の中はどんどん進んでいくので、エンジニア自身も知識や技術を習得していかないと、新しいテクノロジーに追いついていけなくなってしまいます。私たちは、アバナードの一員でいてくれる社員がそうならないよう、常に新しい情報や技術を習得できるトレーニング環境とその仕組みを整えています。

いつでもどこでも望むトレーニングを

——具体的にはどのようなトレーニングプログラムでしょうか?

トレーニングプログラムは、アバナードについて学ぶプログラムをベースに、ピラミッドのような構成になっています。



ベースの一つ上にあるプロフェッショナルスキルを学ぶプログラムでは、ビジネスに関する基礎力を学んでいきます。基礎力というのは例えば、企業の課題を見つけ企業が必要とする答えを見つけられるようになる能力、そしてそれを正しく伝える能力、あるいはプレゼンテーションする能力。これらを磨くのが基礎トレーニングです。

その上にあるのは、会社のセールスやデリバリーの仕組みについて理解するプログラムです。職種に限らず、会社が提供するサービスやルールについては、正しく把握しておく必要があります。特に、顧客企業の一番近くにいて、顧客の変化や課題にいち早く気付けるエンジニアにおいては重要なトレーニングです。

そして、ピラミッドの頂点に専門領域のトレーニングがあります。インフラや開発、最近はアナリティクス、基幹系のものなど、時流やアバナードの方向性に合わせて用意しています。この専門領域は、好きな分野を自由に選択して受講できるので、学びたい人に対しては、その環境は存分に用意されています。

そして、中長期的かつ計画的にトレーニングとキャリア形成が行えるよう、キャリアアドバイザー制度も用意しているんです。

——それはどのような制度でしょう?

一人ひとりに、専属アドバイザーがつきます。基本的には通常業務における上司はプロジェクトリーダーになりますが、プロジェクトやプロジェクト内での体制が変われば上司が変わってしまうことになります。上司がメンバーのキャリアを管理していると、上司が代わるたびに一からの積み上げになってしまうので、そうならないよう、アドバイザーはプロジェクトと関係のない人が一貫して行う体制にしています。


トレーニングからキャリアが広がった原体験

——それらのトレーニングや制度によって、こんなキャリアパスが生まれたなどの事例はありますか?

実は私自身がトレーニングによってキャリアを拡充したんです。今はもうありませんが、かつてマイクロソフト認定スペシャリスト『Microsoft Certified Master』という資格をトレーニングで取得し、世界に10人しかいない資格取得者のひとりになったことがあります。

その取得にあたっては、受験資格を得るための別の資格取得や特殊なトレーニングなどを受けて、多くのお金と時間を会社に投資してもらいました。それによって、お客様からの見え方や信頼度は大きく変わりましたし、資格を持っているからこそ得られた情報もたくさんあります。

また、キャリアも大きく変わりました。私がこの役割にいるのも、自分自身の原体験が大きい。キャリアの拡充ができた私自身が、今度はそのサポートをしたいと思って、今ここにいます。

経験値は問わない、意欲次第でいくらでもキャリアは広げられる

——どんな人がアバナードに合っていると思いますか?

仕事を通して学べる環境があるので、自律的に学習できる意欲がある人にはぴったりだと思いますね。

意欲さえあれば、いくらでも学ぶことができ、しかもそれは、日本に閉じたものではなくグローバルで通用するトレーニングです。また、社員から要望があればプログラムは随時アップデートしていきますし、会社全体としてでトレーニングのために投資し続けています。

アバナードは、過去の経験値は問いません。専門職であるエンジニアであっても、未経験採用しています。

チャレンジしたい人には、いくらでもその機会を与えるのがアバナードです。ぜひ豊富なトレーニング環境とキャリアパスを、自身の肌で実感していただきたい。きっと良いキャリアパスが描けるはずです。

私自身、いまだにプログラミングも学び続けて書き続けています。

やはり、人に何かをやってほしい、取り組んでほしいと思うのであれば、同じ感覚を持ってないとダメだと思っているんです。だから、自分自身も技術や知識を身に付けていく感覚を忘れないようにしていますし、そこにはとにかく「技術」を大事にしたいという想いがあります。

私はそのための応援とサポートをしながら、これからもっと社員のみなさんが働きやすい環境を整えていきたいですね。


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