【社会で輝く20代を紹介するコーナー Vol.1】ライター・柏木愛美さん | 株式会社アウスタ's Blog
皆さん、おはようございます!アウスタ事業推進部/広報グループの西脇です。これから月に1回【社会で輝く20代を紹介するコーナー】と題して、社会で輝く20代への取材コラムを掲載していきたいと思います...
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昨年12月よりスタートした社会で輝く20代を紹介するコーナー。
第2回目の今回は藤田琢磨さんをご紹介します。
理学療法士を経て、新たな挑戦の場として現在藤田さんは「ライフコーチ」として活動しています。
ライフコーチとはどういった仕事なのか、そこに至る経緯や取り組む想いについてお話を伺いました。
◆第1回目の記事をご覧になられたい方はこちらから
・本日はよろしくお願い致します。藤田さんは現在「ライフコーチ」として活動されているとお伺いしております。「”ライフ”を”コーチング”する」というのはどのようなことなのでしょうか?
藤田さん:
こちらこそよろしくお願いします。
まず「コーチング」というものからお伝えしますね。
「ティーチング」とよく対比するんですけども、「答えを教える」のがティーチングで、「答えを教えない」のがコーチングになるんですよね。
じゃあ何をするのかというと、私たちコーチングを行う者が、相手へ「良質な質問・問い」を投げかけるんです。
投げかけた質問を通して、相手が無意識に考えていることの答えを引き出したり、相手自身の内面の見えないところが見えるようにしてあげることをするのが、コーチングという仕事になります。
・「答えを教える」のではなく、「導く」という様に解釈しました。
藤田さん:
その通りです。
そして「ライフコーチング」というのは、アメリカだとメジャーらしいんですが、”ライフ=人生”にまつわる様々な質問を通じて、相手の人生を相手の望む方向へと導くことですね。
”あなたはどんなことを考えていて、感じているのか?どんなことがしたいのか?
あなたはどんなヒトなのか?
過去にどんな経験があったのか?
そんなあなたは未来どんなことをしていきたいんですか?
そのためにはどのようにやっていくんですか?”
というように、お客様と未来を一緒に作っていくというのがライフコーチングというものになります。
・ライフコーチングについて教えていただきありがとうございます。
藤田さんがライフコーチングをされる際に大事にされていることは何かありますか?
藤田さん:
僕が常に大事にしていることがありまして。
まず「スキルが2割、本質が8割」ということ。
スキルに捉われて、本質を見失ってはいけないということ。
・どんな仕事においても、共通して大事なことだと感じます。
藤田さん:
そして、その本質というのは「相手の世界に理解と敬意」ということですね。
まず相手と自分は絶対に違う。
その違いを受け入れること、理解すること。
それから、”その違いってどこから生まれてくるんだろう”ということに好奇心をもって探しにいくのがコーチという生き物だと思っています。
・次に、藤田さんがライフコーチに転身されるまでの経緯をお伺いしたいのですが、もともと現在のライフコーチになりたいという夢があったんですか?
藤田さん:
最初から、というわけではなかったですね。
社会人1年目は理学療法士になったんです。
母や姉が看護師だったので医療系の仕事に近かったというのもありますし、元々人の人生に関わる仕事をしたいと思っていて、それなら理学療法士だなと考えました。
・理学療法士とはリハビリテーションに携わるお仕事ですよね。
需要は多くあると思いますし、理学療法士としてキャリアを積まれる道もあったと思います。
そこから道を変えることを考え始めたのはいつごろですか?
藤田さん:
社会人5ヵ月目で一社目はもうやめたいと感じてたんですよ、実は(笑)
学生時代の研修でお世話になった人がいた病院へ入社したんですよ。
でも、その方が私が社会人になった途端に異動して、”えーっ!?”と。
それで少し気持ちが落ちちゃいました。
でも、その時はコーチングをやろうとはならず、理学療法士として他の医療機関への転職を考えたんですけどね。
・コーチングという仕事はいつ知ったのですか?
藤田さん:
理学療法士2年目の時に知り合いがコーチングをやっていたのを見て、格好いい!面白そう!僕もやりたい!と思って(笑)
私は結構やる!と決めたら、ガツッとのめりこんじゃうタイプでして......
コーチングというものを知ってすぐ年間学び放題の講座に申し込んで、学び始めたのがスタートですね。
・なるほど。それがライフコーチへの最初のキッカケだったんですね。
藤田さん:
そうですね。
でも最初は仕事にしようとは考えてませんでした。
自分のために、自分の価値観を変えたいといった想いで学んでたんですよね。
それから理学療法士やりながらコーチングを学んで4年目ぐらいの時ですかね......
”自分を変えなきゃ!”っていう衝動に駆られて、経営者巡りということをしていたんですけども......
・経営者巡り......
藤田さん:
これで起業しよう、独立しようというものは無かったんですけど、色んな経営者にあって質問をたくさんしたんですよ。
どんなシゴトをしているんですか?
どんな考え方でいるんですか?
何を感じて日々生きているのか?
どんな想いで今のビジネスをやっているのか?
このようなことを、経営者に会っては、とにかく質問してお聞きするという時期がありました。
そうしていると段々と独立したいなって想いが強くなって、病院という世界が狭く感じられるようになったんですよね。
先程も”コーチングというのは問いを投げかける”こととと言いましたが、自分に対してもよく問いかけていたことがありました。
それは、
「もし仮に、自分に一銭も入ってこないのに、今の仕事をやるか?」
その答えはノーだったんですね。
・「もし仮に、自分に一銭も入ってこないのに、今の仕事をやるか?」
究極の質問ですね。
藤田さん:
「お金をもらわなくてもやりたいと思える仕事は他にある」という自分の想いに気付いて。
じゃあ次なにやろう?
”どうせやるなら面白くて、人の人生に関わることをしたい。じゃあライフコーチだ!”というように心が定まりました。
・以前理学療法士として働かれていた時、ライフコーチとして活動されている現在はどのように違いますか?
藤田さん:
端的にいうと、今が一番楽しいです。
病院も楽しかったですけど、自分に制限を掛けていた部分がありました。
社会人だし、理学療法士だからというので。
でも今は自分でやりたいと思ったことに素直に取り組めるというか、フジマタクマという人間だけで仕事をしている分、全てを自分の判断で決めれます。
面白いと思ったらやるし、関わりたいと思える案件があれば関わるといった感じで楽しくやれています。
大人だから恥ずかしいということも無いですね。
やりたいことは絶対とことんやるし、自分でいうのもなんですけど、自分のココロの向くままに生きてます。
・ 藤田さんからは、元気が満ち溢れていますよね。
藤田さん:
ただ独立したあとに、やっぱり雇用されているのはいいなと思いました。
企業の規則に則って仕事をしたり、拘束時間がある自由の効かない反面、毎月の給与が保証されていますから。
でも私はそれ以上に固定給より、自分が動かなければ収入が無いという現在の状況が合っているんですよね。
純粋に楽しい。
お金というものを定義するのであれば、それは「”ありがとう”の対価」。
じゃあどのようにして人に貢献しようか、ということを考えますよね。
と言っても僕は独立したばかりで未熟なので、どうしたら人に喜んでもらえるか?100通り考えて100通り失敗することもあるんですよ。
でもそれすらも楽しいんですよね。
アイデア尽きた、じゃあ人から考えや気付きをもらおう、本を読もうというように行動できるようになるんです。
こういう作業が楽しい。
それを幾度と無くやっていれば、生活できなくなるということは無いと思うんですよ。
本当に考えているのが楽しくて、僕にとっては仕事もプライベートも境はあまりないですね。
・ここまでお話しをお伺いして、自分らしく働けているという事はすごく幸せな事だと感じました。
あと大半の人が「独立したのはいいが、生活はしていけるのだろうか?」と不安を抱くと思うんですよ。
でも、藤田さんのように行動し続けていていたら、結果的に不安なく生活はしていけるんだろうなと思いました。
藤田さん:
ありがとうございます。
あくまで、僕が思うことは「その人の価値観、その人の幸せにマッチする生き方であれば良い」ということですね。
ここまで色々と話してきましたけど、自分が話してきたようなことをお客様に押し付けることは決してしません。
私は、”どうしたら人生がよくなっていく?”という旨の質問しかしませんし。
相手のすべてを応援するのがライフコーチだと思っています。
●ありがとうございます。
最後に藤田さんから”これは言いたい”ということがあれば是非お伺いしたいです。
藤田さん:
自分は一体どれだけの人の役に立てるか?ということが最近自分の中のトピックでして。
最近考えているのが、転職を考えている人達に会いたいということ。
ゴリゴリ仕事やってきた人が転職考える心境は?
これから自分のキャリアをどうしたらいいか考えたい人、
転職を漠然としている人、
こういった方々の考えに触れたいです。
これらの人達に対して、少なからず私はコーチングをして価値観を引き出すことは出来ます。
そこからどう展開していくのかは、私もわかりません。
でも今はとにかく人と会って、自分の可能性を見出し、チャレンジしていきたいと思ってます。
自分のために学び始めたコーチング。
そして「もし仮に、自分に一銭も入ってこないのに、今の仕事をやるか?」の問いをキッカケに理学療法士からライフコーチへと転身された藤田さん。
独立された今、より多くの人に出会い、出会った人には何かの役に立ちたいという貢献心に尊敬の念を抱かずにはおれませんでした。
自分の進むべき道が分からない、迷い、悩む方も多くおられるかと思います。
そんな時は少し立ち止まって、自身の人生観を共に考えてくれる藤田さんのような人に話をしてみるといいかもしれませんね。
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