(東京経済大学の「コミュニケーション論」の授業に登壇した大矢啓介さん)
20代若者に向けて開催しているセミナー『Dream Academy ~夢を叶える作戦会議~』
に数回参加されている大矢啓介さんが、
東京経済大学の授業にて300名以上の学生の前で「新しい出会いから学べること」というテーマで講義を行いました。
大矢さんは出版業界にお勤めで、都内で広告営業のお仕事をしています。
大勢の前で話すのは未経験とのことでしたが、自身の成長のために今回の依頼を受けたとのこと。
このたびの講義を行うに至った経緯から、300人の前で話すという経験から大矢さんが感じたことをインタビュー致しました。
伝えたのは “新しい出会いから学べること”
●このたび300名の大学生の前で講義をされたとのことで、とても貴重な経験をされたと思います。
大矢さんはどんなメッセージを学生に伝えたんですか?
大矢さん:
“新しい出会いから学べること”というメッセージを、学生へ伝えました。
私は今回、大学1年生を対象とした授業「コミュニケーション論」にて講義をしました。
その授業を担当する教授の方からお話しをいただいたあと、
”彼らにどんなメッセージが伝えられるだろう”と考えていたら、
これまで自分を成長させてくれたのは“新しい環境に飛び込んで得た人との出会いだった”と気づいたんです。
講義を受ける大学1年生の中には、新しい環境で知り合いもいなくて不安な人もいるかもしれないと思い、このメッセージにしました。
相手との信頼関係の上に、良いコミュニケーションが成り立つ
●具体的な講義の内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
大矢さん:
私が実際に人との出会いから学んだこと、経験談を中心に講義しました。
話したことのエピソードの1つに、
私が社会人になり間もないときにした「大きな失敗経験」があります。
●その「大きな失敗経験」とはどんなことだったのでしょうか?
大矢さん:
私が現在の会社に入社したての頃、取材先の情報を事前に調べずに訪問してしまったことがありました。
忙しいとついリサーチの時間が取れないことは、他の編集者にもあることなのですが、それが災いしてある訪問先で、トラブルになりました。
その訪問先の代表の方に、取材をしているとき、私がホームページに書いてあることばかり聞いてしまったんです。
そうしたら代表の方が怒り出しました。
「なぜ、そんなことも調べないで取材にきている!!お前はこのDVDでも見ていろ」
と言われ、その会社の会社案内のDVDを訪問先で一人で永延と見ているという状況になったことがあります。
その時の心境は、顔が真っ赤になるくらい恥ずかしかったです。
”俺何やってんだよ”という気持ちになりました。
でも後々振り返って考えると、自分の何倍も忙しい企業のトップに貴重な時間をいただいているのに、事前リサーチを抜いていくことは、とても失礼なことなのだと学びました。
それからは、どんなに忙しくとも取材先の情報は事前に調べ上げて行くようにしています。
今では取材先に
「そこまで調べてきてくれたのですね!」
と言っていただけるようになりました。
これは取材の仕事以外にも言えることですが、人は自分が期待している以上に、興味を持って調べてくれると信頼を寄せてくれます。
“相手との信頼関係の上に、良いコミュニケーションが成り立つということ”
この出会いから、失敗から学び成長することができたということを学生たちには伝えました。
夢の源泉を探し求める中、巡って来たチャンス
●講義の内容についてお伺いしました。
次に大矢さんが今回のように大学生300名の前で講義したのには、どのような経緯があったのでしょうか?
なかなか社会人で、大勢の大学生の前で話すことはなかなか無い機会だと思うのですが...
大矢さん:
経緯としては、大学生時代お世話になった堀教授という方より
「学生の前で、君の経験を話してほしい」
と言われたことでした。
堀教授とは、大学卒業以来会っていなかったのですが、“あるきっかけ”で私から連絡をとって食事をしました。
その時に、今の仕事であった出会いについて話しをしました。
堀教授は、出会いから学べる経験という大事にしている方なので、
『その話を、ぜひ学生達にも聞かせたい』と今回のオファーをいただきました。
●堀教授に連絡する“あうきっかけ”は何だったんですか?
大矢さん:
きっかけになったのが、アウスタさんが開催してる「Dream Academy~夢を叶える作戦会議~」に参加して、自分を見つめるための課題をもらったことです。
その課題が、
「自分の夢を書き出し、なぜその夢を考えたのか?その夢の“源泉”を探す」という内容なのですが、
今まで真剣に自分の夢に向き合っていなかったため、時間がかかり深く考えさせられました。
夢の源泉に辿りつくために、自分の実家にも帰って、地元の恩師や親友に過去の自分を聞いて調べたりもしました。
その時に地元の恩師から
『大学時代の大矢をよく知る人物にも話を聞いた方がいい』
という言葉があり、堀教授に連絡するきっかけになりました。
そして大学生300名の前で、自分が講義をするに至ったわけです。
(2列目右から3番目が大矢さん)
自ら機会を作り出し、機会によって自らを変える
●今回の貴重な経験を経て、大矢さんは今後どうなっていきたいですか?
大矢さん:
300名の学生の前で話す機会をいただけたのは偶然でした。
自分がチャンスを掴めたのは、Dream Academyをキッカケに夢について真剣に考え、目標が定まり考え方が前向きになったからだと思います。
今の私の目標は、
『20代〜30代の人たちにもっと夢を与え育てていくこと』です。
講義のまとめに
「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」
という言葉を伝えましたが、
大学で講義をするまでの私の行動が、まさにその言葉通りの行動だと思いました。
今回の講義から、
その場にいた学生が何かを感じて一歩踏み出すキッカケになれれば嬉しいです。