こんにちは！ Attack黒木です。現在、大企業の中途採用が活発化している背景から、「面談代行」の業務が弊社へのニーズとして高まっています。今回は、その「面談代行」を中心とした候補者対応を担当している谷合 あずさ（たにあい あずさ）のインタビューをお届けします。

仕事とプライベートの両立ができる環境を求めて、2019年にAttackに入社した谷合。そんな彼女に、やりがい・厳しさといった “面談代行のリアル” と仕事への想いを聞きました。

「仕事とプライベートの両立」を求めてAttackに転職。働き方が一変

Q. まずはAttackに入社したきっかけについて教えてください

前職は医療系の人材紹介会社だったのですが、残業や通勤時間の長さでプライベートの時間が取れず、働き方を変えたいと思うようになりました。そんな中で結婚が決まり、より柔軟な働き方を求めて転職先を探していたところ、代表の村上からスカウトメールが届いたんです。「ここなら今までの人材紹介の経験も活かせる」と感じ、村上とのカジュアル面談に進んだことがきっかけです。

他社の面接も受けていましたが、Attackならそれまでのキャリアが活かせること、また、2019年当時はまだ珍しかったフルリモート・フルフレックスという働き方にも挑戦してみたいと感じ、「ここで働きたい」と思うようになりました。

人材ビジネスという枠組みの中で、複数企業をサポートできるのが新鮮だったこと、RPOサービスは今後さらに伸びていく領域だと感じたことも、Attackに惹かれた理由です。

入社してからは、主に日程調整を行うコーディネーター業務を経て、現在は面談を中心とした候補者対応を行っています。

▼谷合の現在の働き方について、こちらの記事でもご紹介しています！

企業と候補者の橋渡しをする「面談代行」という仕事

Q. 改めて現在の業務内容をお聞かせください

電話面談を中心とした候補者対応を担当しています。面談では、経歴や転職理由など、企業が候補者に聞きたいヒアリング項目に沿って、採用担当者の代わりに、深堀りして話を聞きます。

その他に、スカウトの判断やスカウトメールの送信なども行っています。

Q. どのような会社のどのようなポジションの面談を担当しているのですか？

主に、大手IT・コンサルティング企業と大手銀行の面談代行を担っています。

大手IT・コンサルティング企業では、SE/PMなどのエンジニア職を中心に複数ポジションの面談を担当していて、大手銀行では管理部門系のポジションを担当しています。

Q. １日に何件くらいの面談を担当されていますか？また、面談に際して、どのような事前準備をしているのでしょうか？

コンスタントに１日２～３件の電話面談を担当しています。

同じお客様でも、職種によって一部質問の内容が変わることが多いため、複数ポジションがある場合は、事前に求人票などをチェックして、情報を頭に入れた上で面談に臨みます。

一方、候補者側の情報として、経歴や現在の業務内容、希望職種や希望勤務地は必ず確認しています。面談前に履歴書や職務経歴書を提出いただいている場合は、書類すべてに目を通し、志望動機や転職の理由・自己PRなども合わせて確認するようにしていますね。

常に候補者一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションを意識

Q. 面談をする際に意識していることや、気を付けていることはありますか？

候補者の方はそれぞれタイプが異なるため、一人ひとりに寄り添った対応を意識しています。

お話が得意な方であれば、こちらが聞きたい内容をスムーズにお話しいただけますが、一つひとつの質問に対してじっくり考えるタイプの方には、リラックスしてお話しいただけるように、途中で質問や問いかけを増やすなどの工夫をしています。

例えば、仕事上の実績を尋ねると「100％伸ばしました」と数字だけ答える方がいらっしゃいますが、そのような場合は「ご自身が努力されたポイントは？」など、追加でエピソードを尋ねて、知りたい情報を引き出すようにしています。

また、候補者の方が聞き取りやすいよう、早口にならないこと、言葉に抑揚をつけることを心がけています。矢継ぎ早に質問するようなことは避けて、一つひとつ落ち着いて質問するのも大切ですね。

ヒアリング項目が決まっていて、限られた面談時間の中で企業が知りたい情報をしっかりと引き出すことが大事なので、基本的に私から追加の質問はしません。そういう意味で、必要以上に自分を出さないことも大事だと感じています。

Q. 谷合さんはとても表情豊かですが、電話面談でも目の前に相手がいるようなイメージでお話しされていますか？

無意識な部分もありますが、目の前に候補者の方がいるかのような感覚で話をしていますね。面談終了時に「ありがとうございました」とあいさつするときには、自然と身体が動いてお辞儀をしています。

やはり相手が目の前にいるような感覚でお話ししたほうが、こちらの気持ちや話の内容も伝わりやすいと考えています。

Q. 面談終了後はレポートを書くそうですが、どのようなことを記載されるのでしょうか？また、レポートを書く際はどのようなことを心がけていますか？

レポートには、転職活動の状況、転職理由、転職の軸をメインに、仕事上の実績や強み・弱み、転職希望時期、今後選考に進みたいかどうかといった項目を記載します。

書く際は、あまり自分の主観を入れないようにして、的確に事実を伝えることを意識していますね。文章が長いと伝わりにくくなるので、記載が多くなるときは、箇条書きにした上で補足を付けるなど、なるべくシンプルでわかりやすい文章になるよう工夫しています。

人と向き合う仕事だから、常に真摯に誠実に

Q. 面談業務のやりがいをお聞かせください

クライアントから、私が面談を担当した候補者の方が入社されて活躍していると聞いたときはとても嬉しいです。私がヒアリングした内容をまとめてクライアントにお渡しすることで、その後の選考がスムーズに進んだとおっしゃっていただくこともあり、そういったときも非常に手ごたえを感じますね。

面談は選考に入る前の第１ステップなので、企業と候補者の橋渡し役として、最初の段階で候補者との接点が持てる点にもやりがいを感じています。

時には、面談開始時に「転職意欲はあまり高くない」とおっしゃっていた候補者の方が、話をするうちに転職意欲が上がり、「選考に進みたい」と言ってくださることもあります。こうした場面も、面談の価値を実感できる瞬間です。

Q. 面談業務の難しさ、厳しさについて教えてください

面談では、初めてお話しする方と20～30分間会話をして、企業側が知りたい内容をしっかりと引き出していく必要があります。

候補者には様々なタイプの方がいらっしゃるので、中には考え込んでしまう方や、沈黙が続いてしまう方もおられます。一人ひとりに合わせて、時には質問や問いかけを追加しながら、ヒアリング項目に沿って話を引き出していくのは、慣れるまでは難しかったですね。

また、相手の顔が見えない電話面談だけに、表情をイメージしながら落ち着いたトーンで話をするなど、リラックスしてお話しいただくために気を使うこともあります。

ただ、候補者の方の話を聞くことで勉強になることも多く、面談代行は私自身にとってもプラスの多い仕事だと感じます。人と向き合う仕事なので、常に真摯に、誠実に接したいと思っています。

面談代行を通じて、より多くの企業と候補者の橋渡しをしたい

Q. 今後、Attackというフィールドでどういった価値を発揮していきたいですか？ 目標などがあればお聞かせください

もっともっと自分の人間力を高めて、「この人と面談して良かった」と思ってもらえるような人に成長していきたいです。面談代行を通じて、より多くの企業と候補者の橋渡しをしたいと考えているので、たくさんの企業とのやりとりを任せてもらえるような人材になりたいですね。

候補者の方のサポートはもちろん、お客様の採用成功のために尽力したいです。

Q. どんな方が面談業務に向いていると思いますか？

面談の仕事は、初めての方と話をした上で、企業が求めるヒアリング項目に沿って話を引き出すことが求められるので、どんな方ともフラットに話ができる方が向いていると思います。特に、キャリアアドバイザーなど、候補者とのやり取りの経験がある方は、これまでの経験を活かせるのではないでしょうか。

少しでも興味があれば、ぜひエントリーしていただきたいです。

いかがでしたでしょうか？ 現在Attackでは、面談代行業務を担える方も積極的に募集しています！「人材業界での経験を活かしたい」、特に「人と話すことが好き」という方は、是非お気軽にエントリーください！