1
/
5

ascend、プレシリーズAラウンドへ進出!

※本ストーリーは、以下noteの転載です。

ascend、プレシリーズAラウンドへ進出!|日下瑞貴|note
皆さま、初めまして。ascend株式会社の代表をしております日下と申します。この度ascend株式会社はプレシリーズAラウンドの資金調達を実施させて頂きました。詳細は下記の公式プレスをご確認下さい。  本ノートでは、今回の資金調達の目的と、それ以上に今回の資金調達を経て我々が果たさなくてはならないミッションについて、私自身の言葉としてお話をさせて頂きます。 ...
https://note.com/kusaka11/n/n8cd6d6737cf1

皆さま、初めまして。ascend株式会社の代表をしております日下と申します。この度ascend株式会社はプレシリーズAラウンドの資金調達を実施させて頂きました。詳細は下記の公式プレスをご確認下さい。

「99.9%の中小運送業者を底上げし、物流業界を内側からDX」の実現に向け、ascend、総額1.4億円のプレシリーズA資金調達を実施
物流業界のDXを目指すascend(アセンド)株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:日下瑞貴、以下「当社」)は、2021/10/20、プレシリーズAラウンドで総額1.4億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。既存投資家である株式会社サムライインキュベートからの追加出資に加え、本ラウンドよりBtoB SaaS特化型ファンドであるALL STAR SAAS ...
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000071415.html

本ノートでは、今回の資金調達の目的と、それ以上に今回の資金調達を経て我々が果たさなくてはならないミッションについて、私自身の言葉としてお話をさせて頂きます。

物流業界におけるITの状況

 物流/運送というファンクションは縦軸(業界)のように見えて、本来は横軸(機能)の側面を持ちます。生産→販売に至る企業活動には物流という「機能」が必要である一方、「機能」を提供する物流「業界」という中間的な立場に物流があるため、一口に「物流」と言ってもその業態・内実は大きく異なるということです。(保管・荷役・運送といった機能のレベル、地場・長距離・幹線・ラストワンマイルといった輸送モード等々)
 また、運送業界は99.9%が中小企業で成り立っており、利益率も他業界として低い水準にあります。だからこそ大手のSIerが業界標準となるシステムを提供することができず、多くの業務が人の手に残る、結果として業務のやり方も属人化していきます。
 さらに、クラウドの利用率、特に基幹業務での利用率は物流計画で17%、受発注で10%と非常に低い水準です。事業者側のITの習熟度も必ずしも高い水準とはいえず、受注側のベンダーもこの現状を良いことに安直で付加価値の低いシステムを提供し続けています。「弱い人間が弱い人間を食っている」、我々のクライアントが業界のIT利用の現状を嘆いて形容された言葉です。多くの事業者からシステムのご相談を受ける機会がありますが、品質が低い粗悪なシステムが跋扈し、契約内容や見積もりなども品質が低く、この現状に激しい憤りを覚えたことは一度や二度ではないのです。

プレシリーズAラウンドの目標あるいは、物流業界でVertical SaaSを提供することの難しさ

 今回の「プレシリーズA」ラウンドとは、「シードとシリーズAの間」にあたり、「PMFとスケーリング仮説への確信」を証明しなくてはならないラウンドです。本ラウンドで我々が目指すのは、運送業界で本当の意味でのPMF、即ち、「明確なValue propositionに基づくプロダクトが、ビジネスとして成立する形で顧客課題を解決している状態」です。これには前半・後半でそれぞれ相当に難しい課題が存在しています。
 まず「明確なValue propositionに基づくプロダクト」という点ですが、先ほど述べたように一口に物流と言ってもその内実は多用であり、また業務は各社・各人によって表面上は多様化しています。この中で汎用性を担保したSaaSという形態でプロダクトを提供することは、Biz・開発の両面において相当程度抽象力の高い開発スタイルが要求されているということです。
 次に「ビジネスとして成立する形で顧客課題を解決している」という点ですが、これもまた難しい。中小企業が多いこの業界では事業者のコスト負担力に上限があり、システムの利用に慣れていないユーザーも多く存在します。有限なリソースを最大限有効活用する形で、高いレベルでのCS(カスタマーサクセス)・オンボーディングチームが必要不可欠になります。弊社が取締役にカスタマーサクセス責任者を設定している理由はこのためです。

ascendのミッション

 上記の説明の通り、「明確なValue propositionに基づくプロダクトが、ビジネスとして成立する形で顧客課題を解決している状態」を実現することは、相当難易度の高いチャレンジです。では何故我々がこれをやらなくてはならないのか、ascendのミッションについてお話させて頂きます。
 ascend株式会社は2020年3月に登記を行い、同年10月に創業メンバーが専業になったばかり、創業一年目のまだまだ若い会社です。しかし一方で、創業時から変わらない我々のミッションは「物流業界の価値最大化」です。良いプロダクトをつくることでも、スタートアップとして成功することでもなく、あくまで業界の価値を向上させることに拘り続けるのがascendの目指すべき姿です。
 我々が何気なく生きている生活は、この業界で働く方々の支えの上に成り立っています。しかし一方で運送業界で働く人々の給与は全産業平均で2割も低く、労働時間は約2割も長いのが現状です。コロナ禍で「エッセンシャルワーカー」として称賛されることは良いことですが、何よりもまずこの不都合な真実に対して目を向けるべきです。
社会の不合理に対して沈黙するのでも、現状を嘆くのでもなく、論理と情熱を以て正面からチャレンジしていくこと、これが我々のミッションです。(話せば長くなりますので、詳細は添付のnoteをご参照ください)

物流業界のDXを推進する「ascend」日下 社長に聞く、起業の経緯と業界の未来|SAMURAI INCUBATE 公式note
運送DX SaaS「アセンド・ロジ」を提供するascend株式会社(以後、acsend社)。ascend社は「物流業界の価値最大化」を掲げるスタートアップです。 今回は、代表取締役社長の日下さんに、株式会社サムライインキュベート Capitalist 齋藤 ...
https://media.samurai-incubate.asia/n/n38756a7efe11

新規メンバーの募集

 あまり資金調達のノートっぽくはなくなってしまいましたが(笑)、我々は本気で「物流業界の価値最大化」を目指して事業をやっています。「できるできないではなく、やるかやらないか」、我々にシードラウンドで投資頂いたサムライインキュベートのビジョンです。
 我々は業界課題の解決というビックピクチャーに共感頂ける仲間を全力で募集しています。まずは副業からという方を含めて、少しでも関心をお持ちの方は以下のページより、お気軽にご連絡ください!(ページ内に日下を含む経営陣と直接面談予約できるURLをご用意しております。本当にお気軽に、まずはお話程度の気持ちでお申込みください!)

アセンド株式会社's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 日下 美里's Story
Let 日下 美里's company know you're interested in their content