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後編
時代の先を読んでビジネスを展開していく。今、一番「面白い場面に立ち会える」会社
ー前回は起業に至るまでの半生についてお聞きしてきました。今回の記事では、いよいよ会社立ち上げ後のエピソードから将来の展望についてまでお聞きしていきたいと思います!
よろしくお願いいたします。
ー早速なのですが、アートリーの事業内容について改めてお聞きしたいです!
システム開発、Webサイトや動画、インターネット番組の制作、プロジェクションマッピング、広告代理店事業やメタバース事業など…幅広く手掛けています。「うちの会社はこれをやってます」って一言で言えないんですよね。幅広い制作プロダクションです、と説明するのが良いでしょうか…。
ー多様なソリューション提案という形ですよね。
そうですね。制作会社というには、それよりももっと幅広い範囲を扱っているので不正確な感じがします。他にプラットフォームや基幹システムも作れるし、メタバース事業を切り取ってみるとITベンチャーのような見え方もするだろうし…というような感じで、本当に多角的に事業を展開しています。
ー会社の強みとしては何が挙げられますか?
幅広い事業の制作やクリエイティブなアイデアを企画してビジネスに設計したり、それらを自社のIT技術やコンテンツ制作で一社完結できるというところでしょうか。近年だとメタバースやプロジェクションマッピングなど、経験がないことにもチャレンジして実現してきました。1200年の歴史がある世界遺産 比叡山延暦寺で、友人のブランドのファッションショーや、全国から伝統工芸の職人を集めたライブコマースを企画して、文化発信のオンラインイベントを開催したり。技術レベルや顧客への提案力も高く、ITベンチャーの枠にとらわれずにどんどん新規事業を作っています。
ー新規事業に携われるのは面白そうですね。特に力を入れているのはどのような領域でしょうか?
メタバース事業に力を入れています。Web制作を中心としていた頃は企業のマーケティング部とのお仕事が多かったのですが、今は新規事業開発やDX推進、経営戦略本部といったところに入り込んでいくケースが多くなってきていますね。
最近では、大学のメタバースを作ったり、新しい取り組みを実証実験するためのプロジェクトに携わることもあります。
ーメタバース、最近話題になっていますよね。
はい。開発事業はもちろん携わっていくのですが、それだけではなくメタバースの中でオンラインイベントを開催したり、運営したりといったところも業務内容に入ってくるので、本当にいろいろな可能性があると思います。官公庁からのお問い合わせも来ています。
ーなぜそんなにメタバースが盛り上がっているのですか?
国や行政の方針として、DX化を推進していこうという動きがあるからだと思います。
さまざまな組織が、どれくらいDX推進に取り組んで成果を作れるのかというところでどんどん事例を作っているので、国全体で盛り上がっているところなんです。
参考
DXとは:企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
引用:「DX推進指標」とそのガイダンス(PDF)|経済産業省
デジタル技術の活用によって組織やビジネスモデルなどを変革し、新しい価値を創造して社会のニーズに応えていくことがDXです。
参考:SDGsとDXはどう関係する?「Society 5.0」とあわせて解説 | DXGO-日本企業にDX(デジタルトランスフォーメーション)を! (usknet.com)
ー国を挙げてDX推進をしていくフェーズにあって、メタバースもその一手段として盛り上がっているのですね。
そうです。だから、クライアントの規模感が大きいんですよね。
ー具体的には、メタバースで何を作られているんですか?
コミュニケーションのプラットフォームですね。
オンライン接客のツールとして、またはオフィスとしてコミュニケーションの場を作ります。社内コミュニケーションから社外のコミュニケーションまで、幅広く使えます。
大学のメタバースであれば学生と学校をつなぐ教育の場として作ることもできますし…他には、BtoC企業であれば顧客との新しい接点を作ることやファンマーケティングの場所として使えますよ。
ー本当に可能性無限大だという感じがします。メタバースは比較的新しいビジネスだと思うのですが、このような新規事業を作っていくときはどのように事業化していくのですか?
自社が持っているアセットと、時代の流れを照らし合わせて、どうやって発展させていけるかを考えています。今ある事業を展開させてサービスを広げていくイメージです。
あとは、会社としてどういうことをやっていきたいか?を考えています。
既存の自社サービス、時代の変化、何をやりたいかというところをそれぞれ浮かべておいて、結びつけられるタイミングで結びつけて事業化します。
ーいつでもアンテナを張っておくイメージでしょうか。メタバースもそうやって事業化していったのですか?
はい。メタバースは、去年いち早く取り込んで自社事例を作り、導入しやすいようにパッケージ化させて提案できるようにしました。こういうふうにやりませんか?御社のビジネスに導入できますよ、という提案ですね。
ーどんどん先へ先へと進んでいくイメージですね!他にやりたいことはありますか?
メタバース事業を進めていこうとしたときに、オンラインイベントの運営と開催は避けては通れないと思います。
今やろうとしているのは、オンライン展示会の開催です。
展示会に出ませんか?という風に営業をかけたり、自社で展示会のブランドを作ったりですね。
ー持っているアセットを使って時代の変化にいかに対応していくか、ライドしていくかを考えていくビジネススタイルは昔から続けておられるのですか?
はい。一番最初はホームページ制作から入ったのですが、その時も同じ流れでビジネスを広げていきました。まずはホームページ制作をして、そのあとは作った後の運用までができるように。そして、マーケティングもできるようにして、コンサルティングに入れるように…というイメージです。
ーやれることがどんどん増えていくのは面白そうです!
そうなんですよ!本当は新規事業開発本部みたいなのを作りたいくらいで、今どんどん仲間を集めている状況です。
新ビジネスを立ち上げて、事例を1つ2つ作ってみる。そして、社員みんなが回せるようにスキームを組み立てて展示会に持っていき、パッケージにして売り出す…。
そういう形でどんどん仕事を回していきたいです。
ーまさに今、会社としてものすごく面白い局面だと思います。
メタバースは、これからオンラインイベントの流れがどんどん来ると思います。ライブコマースも形を変えて、メタバース上のライブ配信ソリューションになっていくのではないかと考えています。
時代や顧客のニーズとマッチングしないと商売は成立しないので、そういう風に時代の先を読んでいき、「これからこういう時代になっていくから、こういった取り組みを会社独自のアクティビティとして行っていきます」という風に提案しています。
それらをセールスシートとして構築して、こんな使い方ができますよ、といってお客様に提示していくことで、どんどん仕事の幅やチャンスが広がっている状況です。
ーそれでは、これまで主にビジネス面についてお伺いしてきたので、ここからは想いの部分をお聞きしていきたいと思います。「ビジネスを楽しく、面白く」というビジョンについて、詳しく教えてください!
今の時代、テクノロジーや価値観が日々進化し続けていて、企業もなにが正解かはっきりとわからないと思うんです。
ただ、誰かが「こうだよね」という風に仮説や価値を考えて提示していかないといけない。
それができる人やできる会社が、周りにいるステークホルダーたちを引っ張って伴走していくような…BtoBの支援においては、それが1つの役割なのではないかと考えています。
そういう、クライアントに対するビジョンを掲げて言葉にしたときに、この言葉になるのかなと思います。
ークライアントに対して、提供できる価値を言語化してみたら今のビジョンができたのですね。
そうですね。それに加えて、新しい技術をどんどん取り入れてトライしてみることで事例ができて、次の未来につながっていく面白さも感じています。そういう意味でも、「ビジネスを楽しく、面白く」というという表現を使っています。
あとは、感動を作るというところですね。
新しい価値に触れたとき、人は感動すると思います。そういう考え方があったのか、とか、そういう方法があったのか!というように。感動体験をすることによって、ちょっと先の未来が可視化できて、次の挑戦に結び付いていくのかなと。
感動を作って、未来を見て、挑戦していく場面に伴走することによって我々の収益サイクルも回っていくイメージです。
ー熱い想いを語っていただきありがとうございます!理念を一緒に体現していくために、どういった方がアートリーに合っていると思いますか?
ひとりの力が大きく世界を変えうることに希望を持っている方、自分の人生や生き方に期待を持てる方はうちの会社に合ってるんじゃないでしょうか。
一周まわってめちゃくちゃ若いことを言うんですけど…今、たった1人が世界を変える可能性がある世の中になっていると思うんですよ。言葉が現実になるというか。
インターネットが発展して、テクノロジーや新しい技術、AIもある世界で、ある価値観がSNSで拡散されていって理念共感型の一大ムーブメントが起こったりしていますよね。1人の発想、発明、発信に、世界を変えてしまうパワーがある時代です。
だからこの会社を、そういうパワーが醸成できるような場所にできたらと思っています。
今日教科書で学んだ常識が明日には変わっているような時代だということを認識していて、自分の手で作っていく物事が次の未来になっていくのだという自覚がある方、それを実現して行けるような方と、ぜひお話してみたいと思います。
ーめちゃくちゃワクワクします!一緒に次の未来を作っていく方というか……。ただの労働力と言うより、新しい価値や時代を作っていくメンバーですよね。
そうですね!
ちょっと抽象的な話になってしまったのですが、もう少し具体的なことで言うとやりたい目的に対して責任感のある方が会社にフィットすると思います。
目標をどんどん立てていって、達成するパワーがある人ですね。
これからも、アートリーは色んな価値やセールスシートをどんどん作っていきたいと思っています。今、この会社は、事業やアイデアを形にすればするだけ、サービス化していけるフェーズになっているんです。
一緒に会社を大きくして、次のステップに行くためのメンバーに会いたいです。
成長ビジョンは見えていますし、次に何をやればいいのかも見えてる状態なので……今のアートリーじゃなくて、次のアートリーに対して一緒に取り組んでいける方をお待ちしています!
ーそれでは、アートリーで働くメリットについて教えてください!
経済的なところでいうと、会社の発展が計り知れないというのはひとつ挙げられると思います。
例えば、メタバースの注文はたくさんいただいていて捌ききれないくらいです。
ポテンシャルはめちゃくちゃあるので、あとは「やるだけ」の市場に入ってきませんか?ということをお伝えしたいです。
展示会をきっかけに海外の財閥の方とも話をすることができたり、サウジアラビア、インド、マレーシア、香港といった海外の市場にもチャンスがあるみたいですし。進出していきたいと思っています。
市場的に、経済的にも多くのチャンスがあるのはもちろんですが、会社の風土的にも実力次第でどんどん発言力を持てる環境です。
今まさに次のステージが見えていて、実力次第で自分のスキルも伸ばせるという状態のベンチャーに入ることができるのがメリットだと思います。
ーメタバースが急成長していて、後はもうやるだけだというところかと思うのですが、今後は会社をどのようにしていきたいですか?
とはいえ来年の今頃、メタバースの需要がどうなっているかということは誰にもわかりません。
だからこそ、メタバースを今どう活用できるかがポイントだと思っています。
アートリーとしては、何度もお話してきたようにオンラインイベント事業をやっていきたいですね。
メタバースというコミュニケーションプラットフォームを手段として持っているので、今後はライブ配信、インタラクティブ、リアルとデジタルをつなぐような領域に挑戦したいです。
前述したオンライン展示会もそうですね。
メタバースを活用したライブ配信プラットフォームをBtoBからBtoCのものへと拡大して、ビジネスモデルを変えていきたいです。属人的な価値からビジネス的な価値へと変えていくことで、営業の形や収益の出し方、事業の形を変革していけるチャンスがあると思います。
ーあとは目の前に転がっているチャンスを物にするかどうかだけですね。本日はインタビューさせていただきありがとうございました
このストーリーを読んで
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