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やっぱり、行ってみないと分からない。(秋田編)

「いぶりがっこ」ってコレのことか!!

こんにちは。Arinosの岸川です。

(今回の出張で初めて食べた「いぶりがっこ」は大人な味で美味しかったです。)

最近、Arinosでは「川根本町ゆずプロジェクト」が勢いにのってきました。

川根本町ゆずプロジェクト
時は2018年。Arinosの地方創生事業メンバは立ち上がった。人口の流出が止まらない小さな町で、ゆずで町おこしをしようと奮闘する農家の人々に出会ったのである。ビジネススキルを最大限に活かし、川根のゆずと川根本町を後押ししようとするArinosメンバ。PJの行く末はいかにーー!?
https://www.wantedly.com/feed/s/yuzu-pj


Arinosはこの勢いを川根本町のゆずだけに留めません!

実は今、別の地域でも事業創出しようと須田・大平・岸川の3人で地域開拓を行っています。

弊社代表の古家にアドバイスをもらいながら、メンバーそれぞれが参入したい地域で新規事業を進めていきます。各メンバーの詳しい活動内容については、改めて投稿していく予定です。

ということで、今回、メンバーの須田が新規事業を起こそうとしている秋田に現地調査へ出向きました。

最初に向かったのは、秋田県の大仙市大曲、人口36,000人の地域です。

花火が有名で駅前では巨大な花火のオブジェが迎えてくれます。


今回、「シェアードオフィスから秋田に元気を」をテーマに今年の9月にオープンしたcozyというシェアオフィスでお話を聞かせていただきました。

写真の通り、めちゃめちゃオシャレな内装。

ここで仕事するとなんだか生産性が上がりそうです。(気のせいでしょうか・・・)

月額費用も都心では考えられないほどの安さ。地方で働く一つのメリットを感じました。

今回、このシェアオフィスのオーナー、オフィス利用者、市の職員の方からお話を聞くことが出来ました。

ここのオーナーの方は、実は本業として自動車のディーラーを営んでいるそうです。

「秋田へ帰りたいけれど、やりたい仕事が無いために都心で働き続けている人が多い」

この現状をどうにかしたい、という想いでシェアオフィスを作ったそうです。

シェアオフィスを作ることで、秋田にいながら自身の可能性にチャレンジする機会を提供しています。

今回のお話の中で、大仙市は活動的な地元民や地元愛のある人が多く「地域のために何かをしたい」という強い想いがあれば、皆協力してくれるだろうと仰っていました。この言葉に私たちの大仙市で活動することへの想いが強まりました。

東京でコンサルタントとして活動していると何かと「ロジック」を重要視しがちですが、地方で何かをやる場合はロジックだけでは人は動きません。

大切なのは「熱意」であり、「地域のために何かしたい」という強い想いがなければ何も進められないことを実感しました。


続いて向かったのは五城目町。

秋田県の中央部に位置する人口9,000人の町です。

私たちは今回の宿泊先でもある「シェアビレッジ」という築133年の古民家へ向かいました。

ここの家守の半田さんは現在29歳。

「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村が出来る」という考えのもと、

3年前から解体の危機にあったこの家を守り民泊として使うことで村民を増やす活動をしているそうです。

このような五城目町の活動はシェアビレッジだけではありません。


こちらは閉校した小学校の校舎を利用した「BABAME BASE」という地域活性化センター。

ここ五城目町にて、起業やコミュニティ活動の場として様々な企業が利用しているシェアオフィスです。

農業やものづくり、教育、ドローン利用など多岐の分野に渡る企業が教室をオフィスとして利用しています。

人と人が気軽に繋がれて利用者同士でビジネスが生まれることは多く、そこがシェアオフィスの良いところだと仰っていました。

(これは、一軒目に訪れたcozyさんでも同じことを言っていたため間違いありません。)

利用している企業は、1階の事務室に集まることが多く、在籍している企業同士の壁がないため、皆でブレストを行い、五城目町のための様々なアイデアが生まれているそうです。


たとえば、「ただのあそび場」と呼ばれる自遊空間。

ここでは、町の遊休不動産を町の皆でリノベーションし、子供から大人まで「ただで」遊べる場所を作ったそうです。

壁には無数の落書きがあり、五城目町の子どもたちが無邪気に遊んだあとが多く見られました。私たちも遊ばせていただきました。

▼この壁を一番スイスイ登れたのは最年長の古家社長でした・・・。

あそび場の提供だけでなく、遊びから学びを作るプログラムを実施しており、小学生が対象の「探求学習」や中学生以上が対象の「英語学習」などを行っているそうです。

今回、五城目町を案内してくださった秋元さんが仰っていたこととても印象的でした。

「五城目には大きな産業はないけれど、町民一人ひとりが何かをしようという想いがあり、小さな活動が多く生まれている。横のつながりも強く、小さな活動同士で協力しあっている。誰が計画したわけではなく気づいたらこのような町になっていた」

五城目町では人口減少や学校の統廃合が多く行われていて訪問前はどちらかというと衰退傾向にあると思っていました。しかし、秋元さんのこの言葉のように想像以上に活動的で様々なことにチャレンジしている町でした。

▼壁一面に張り出された五城目の活動が掲載された新聞記事。(最近、壁に入り切らなくなったそうです。)

最後に、秋元さんに五城目町を一望できる山のスポットへ案内いただきました。

町全体を眺め、改めて五城目町への想いが膨らみます。

今回の大仙市大曲、五城目町の訪問での収穫は確実に大きかったです。

一日中時間を割いて案内してくれた秋元さんをはじめ、

町のみなさまが地元を誇りに思い良いところを次々と紹介してくれるところに愛を感じました。


これから私たちが目指すこと

Arinosは事業を創出し続けることにコダワリをもっています。

秋田県で事業創出を行いたい須田のような「地元を元気にしたい」という想いがあるメンバーが多くおり、結果として「地方創生」にチャレンジすることとなっております。※事業創出を地方で行うことが、地方創生につながると考えております。

今回の秋田訪問で「地方創生」において多くの学びがありました。

地方創生には、「熱意」と「ロジック」が必須であり、これらはArinosにしかない「強み」になると考えております。

私たちの「熱意」とは、

1、「地元を元気にしたい」という地域貢献への想い

2、「事業を成功させたい」という想い

※地元を元気にするには魅力的な事業を創出するしかないと考えております。

 想いの裏にはそれぞれのメンバーがもつ、「熱意」に直結するストーリーがあります。

 (ここに書くと、長い文章がさらに長くなりますので今回は控えますが、)記事を書いている私にも、「地元の熊本を元気にしたい」という想いがあり、その裏にはストーリーがあります。


私たちの「ロジック」とは、

 私たちには、コンサルティングで培われた「ビジネスのプロとしての思考」があります。 弊社代表の古家がよく言っているのですが、コンサルティングを通して学んで欲しいのは、

  ・最低限、仮説検証のプロセスが回せるようになること

   (仮説検証のプロセスが回らない失敗は、成長につながらず無駄に終わると考えています)

  ・あらゆる可能性を検討し、施策を打てるようになること

  ・どのような状況になっても、事業を推進できる力をつけること

 事業を成功に導くため方法を道筋建てて計画することは事業創出では欠かせない要素だと私も強く思ってます。(よくも悪くも、地方創生にチャレンジしている方は、熱意先行のケースが多くなっています)


少しでも事業のため、地方のためになることは全力で取り組むのがArinosです。

最終的に事業内容が固まった段階で現地を拠点に活動することを見据え、企画が固まるまでは何度も何度も現地へ訪問します。今回はその第一歩でした。

実際に、現地の方がどれだけの本気で活動しているかなんて行ってみないとわかりません。

地元の方だからこそ話してくれる「想い」がそこにはあり、現地でしか実感出来ない「課題」が多くあります。ネットでいくら調べたって、見つかりません。現地の方の話を聞き、自分の肌で現地を感じることで「本当にやるべきこと」が見えてくるのだと思います。

※現地の方々にたくさんお話を聞かなければ、「現地で行っている本当の課題」は理解できません。

独りよがりの事業はやりたくないので、「現地調査」は重要視しています!

例えば、大曲で見つけた課題として、地元の農家さんが、商品を「生産、商品企画、加工、販売」まで行っていますが、やり方が適切か分からない」と仰っていました。

各工程について、その道のプロではなく「お願い出来る人が対応する」というのが実情のようです。(チャレンジすることは良いことですが、事業化は甘くないので「専門性がある人間が対応する」必要があると考えています)

※実際、秋田駅で「いぶりがっこ」をお土産で買おうと思い、お土産屋に立ち寄ったのですが東京の商品と比べ商品の魅力を最大限に引き出せているとはいえず、手を加える余地を感じました。

五城目町の場合は、現地の方が実施されている素晴らしい活動は多いですが、五城目町の特産品として有名なものや大きな活動が無いために、もったいなさを感じました。実際に、道の駅に案内頂いた際に、「魅力的な商品が少ない」と感じたのも事実です。それぞれの活動を連携させ、大きい結果を生む活動や商品開発ができるのでは無いかと考えております。

上記以外にもやりたいこと、携わりたいことが今回の訪問でたくさん見つかり、東京に戻り地域開拓メンバー(須田、大平、岸川)でディスカッションしたのですが、どの領域でどのように進めていくかの話は膨らむ一方です。

これから、領域を決め、事業企画を行い、かたちにしていくフェーズに入ります。スピードが重要になってきますので、今以上に活動を加速していきます。

定期的に活動の報告を行っていきますので、みなさま是非ご注目ください!

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