こんにちは、Arentです。
「新規事業としてデジタルビジネスを始めたい」
「自社のDXを進めたい」
このようなお悩みをお持ちではないですか?
しかし今あなたが考えている「デジタルビジネス」や「DX」の解像度のままでは、現代で成功する新規事業開発にはつながらないかもしれません。今回は現代におけるデジタルビジネスやDXの定義を、成功事例とともに紹介します。
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【Arentが考えるDX】 数々の業界大手企業のDXを支援しているArentが定義する、真のDXをお伝えします~DXの王道パターン~
目次
- 「デジタル企業」と聞いて何を思い浮かべますか?
- あの会社がGAFAMに勝てるワケ
- ユーザーと繋がって成長したドミノピザ
- これから目指すべきデジタルビジネスの形
- 成功のカギはPDCAの高速化
- 現代においてデジタルビジネスで成功するには
「デジタル企業」と聞いて何を思い浮かべますか?
あなたは「デジタル企業」と聞いて、どのような会社を思い浮かべますか?
・デジタルツールを活用している会社でしょうか?
・デジタルソフトを作って販売している会社でしょうか?
私たちArentは、これからデジタルビジネスやDXを始めようとしている方にお伝えしたいことがあります。それは、現代においてデジタルビジネスで成功する鍵はユーザーデータを獲得し、ソフトウェアを作り続けられるかにかかっているということです。
これがどういうことなのか、本記事で説明していきます。
あの会社がGAFAMに勝てるワケ
みなさんが「成功しているデジタル企業」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのはGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)ではないでしょうか。GAFAMは今や世界の社会インフラを構築していると言える企業集団。私たちの生活はGAFAMに依存しており、その影響力は懸念の対象になるほどです。
しかし以下のデータを見てみてください。
このデータは、GAFAMと“ある企業”を合わせた6社の、2010年から2021年にかけての時価総額を示したもの。これを見ると、“ある企業”(青線)はGAFAMよりも大きく成長していることが分かります。
この“ある企業”とは一体どこの会社なのか、みなさんは分かりますか?
ユーザーと繋がって成長したドミノピザ
GAFAMを超える成長を遂げた企業。それは、ドミノピザです。
出典:「Domino’s Anyware」のトップページ
ドミノピザは2007年から、インターネットを通してユーザーとつながるサービスをスタート。ドミノピザのデジタルプラットフォーム「AnyWare」によって、ユーザーはどこにいても、どんな端末機器からでも、ドミノピザを注文できるようになりました。
これはDXによる業務改善の成功事例です。
つまり他のピザ業者が電話で注文を受け配達するというアナログな手法を用いる中、ドミノピザはインターネットを通じてユーザーデータを獲得し、リアルタイムでニーズを把握しながら、サービス改善を繰り返してきたのです。
その結果、ドミノピザはファストフードで重要なスピード・利便性を追求することに成功。GAFAMを超える成長率を誇るテックカンパニーになりました。
これから目指すべきデジタルビジネスの形
ドミノピザの成功事例を踏まえて、改めて、私たちがこれから目指すべきデジタルビジネスやDXの定義を考えてみましょう。
この記事の冒頭でデジタル企業と聞いてイメージすることを尋ねましたが、そもそもデジタルビジネスを語る上で重要なのは、以下のような解像度を持つことです。
「非デジタル企業とデジタル企業」という大きく2分割にするのではなく、デジタル企業と言われる中でも、以下のような段階があることを知る必要があります。
・ソフトウェアを使っている(ユーザー)
・ソフトウェアを作っているが、データは持たない(受託会社)
・ソフトウェアを作っているが、持っているデータは限定的
(パッケージベンダー)
・ソフトウェアを作っていて、すべてのユーザーデータを持っている
(自社Webサービス・SaaS企業・プラットフォーマー)
そして、私たちがこれから目指すべきなのは、下記の図の青い部分に該当する「ソフトウェアを作っていて、すべてのユーザーデータを持っている」企業です。
ドミノピザが成功したのも、インターネットを通じてユーザーのデータを獲得し、リアルタイムでニーズを把握し、サービス改善を繰り返してきたからです。
つまりドミノピザは下記の図のように、非デジタル企業からデジタル企業へと駆け上がったと言えます。
成功のカギはPDCAの高速化
現代において、これからデジタルビジネスやDXを行う上では、ユーザーデータを獲得し、ソフトウェアを作り続けることが重要だとお話ししました。しかしこの点がなぜそこまで重要なのでしょうか。
それは、ユーザーデータを獲得できるようになると、以下のようにPDCAが高速化するからです。
インターネットを通じて常にユーザーデータが取れるようになると、ユーザーニーズがリアルタイムで把握できるようになります。そして常に移り変わるユーザーニーズに応じて、サービス改善が求められるように。つまり、PDCAの高速化が余儀なくされるのです。
このように常に変化し続けられる企業が、変化が激しい現代においても生き残り、選ばれるサービスを開発できるのです。
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現代においてデジタルビジネスで成功するには
ここまでお読みいただいて「でも、実際にユーザーデータを獲得し、サービスを作り続ける企業になるにはどうすれば?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
確かにこれから新規事業開発を行い、非デジタル企業から一気にドミノピザのようなデジタル企業に駆け上がることは容易ではありません。
しかし国内でもDXを成功させた企業が存在します。それは丸井グループです。丸井グループのDX成功の鍵は、スタートアップのノウハウを社内に取り入れたことにありました。
次回は丸井グループの成功の鍵について記事にしていきます。
なぜスタートアップのノウハウを取り入れることが新規事業開発やDXに役立つのか、その理由については、以下のnoteを参考にしてください。
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