アルカディアという社名は理想郷という意味です。私が３０歳のときに転職を考えたとき、生意気にも行きたい会社がありませんでした。まだ若かったということもありますが、起業することを決意しました。そのとき、すでに結婚して子供も１人おりましたが、最終的には家内に対して生涯年収などのシミュレーションをして、起業することを説明しました。家内もきっと若かったんだろうと思います。二人で会社を作ることになり、それ以来ずっと二人で歩んできました。

もちろん、今は３０名以上の所帯になっていますが、私が考える企業とは家庭のようなものです。誰かがもしも病気になったら親が看病するのはあたりまえです。もしも誰かが結婚して子供ができたら自分のことのように喜ばしいものです。

今、時代はコロナ禍でなかなか人と人のつながりが持ちにくい時代なのかもしれません。あるいは、漠然と将来に不安を抱えているのかもしれません。何か困ったことがあればお互いに助け合い、支え合って暮らしていくようなそんな普通に今までのようにできることが理想的な企業なのではないかと最近思います。