「グロースマーケティング×事業創造」で価値を最大化する。代表千野が見据えるこれからのAnchorとは。 | MEMBER
今年6月に第8期を迎えたAnchor。昨期にはミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー(以下、MMVC)の刷新、2つの新設部門の立ち上げなどを経験し、従業員数は2倍の30名となりました。これか...
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吉田 桃子/Momoko Yoshida(29)
大阪府堺市出身 2020年10月入社
グロースマーケティング事業部 クライアントグロース課 マネージャー
未来の自分が誇れるよう、今を選択をする
趣味はコーヒーショップ巡り
「これどうぞ。」ある日、他部署のメンバーに誕生日のプチギフトを渡す吉田の姿があった。誕生日休暇の申請を見かけて用意したという。思いやりを体現する吉田は、いわばAnchorの心。数々の挑戦ストーリーの根底に流れる「人」という軸に、事業やマネジメントの本質が垣間見える。
たったひとり新卒で飛び込んだ外資系ベンチャー企業。新規事業の立ち上げ経験が、マーケティングの道につながったという。
結果を後悔しないように、次のアクションを決める。そんな価値観から、動きっぱなしの20代を過ごしてきました。海外へワーホリに行ったり、外資系ベンチャーで新規事業の立ち上げを経験したり、無一文で独立したり。いま思えば無茶だったなぁ。でも、あの若さで行動したからこそ気づけたことがたくさんありました。
外資系ベンチャーは不動産事業を手がける15人ほどの会社でした。インバウンド向けのホテル事業の立ち上げだったのですが、社内にホテル運営の知見はゼロ。何度も競合調査に足を運んで、ガイドラインを一から作って、マネージャーとしてスタッフと対話しながらひたすら動いて形にしていました。
外国人の方にとって「帰ってくる場所」をコンセプトに、既存概念の枠を超えたホスピタリティが高く評価いただき、口コミだけで大手旅行サイトの施設ランキングで大阪1位を獲得するまでになりました。
ですが、サイト以外の集客が弱くて。マーケティングの必要性を痛感して、マイクロインフルエンサーを起用したYoutubeマーケティングをやってみたんです。すると目標の3倍の予約をいただいて。これがマーケティングに強く惹かれる原点になりました。
Anchorで未経験からスタートし、2年足らずでマネージャー昇格、新設部門の立ち上げを経験した吉田が3年を総括して振り返る。
今年の10月でアンカーに入社して3年になります。振り返ると大変とかしんどいよりも楽しいが上回っていますね。なんでだろう、やっぱりまわりの人たちが本気だからだと思います。サラリーマンじゃなくビジネスマンであれって社内でよく言われるんですけど、みんな主体的に議論を持ちかけたり、常に良くしようと考えているんです。だからアンカーにいてつまらないと思ったことは一度もないですね。
昨年7期はディスプレイ広告や動画広告を専門に扱うメディアグロース課の立ち上げを経験。最初の半年は数字を伸ばすための基盤づくりに、後半はメンバーも増えてチームづくりに注力しました。
立ち上げたからには終わらせたくない、という思いで当初はメンバーと2人で必死でしたね。マニュアル整備は前職の経験を活かせたのですが、ナレッジの蓄積には苦労しました。有益な情報はオフラインにしかないので、実力のある方とつながるために泥臭く動いて。実際に界隈で有名な方に講師として研修を依頼できたのは大きかったですね。成果につながる投資を積極的に行う社風はアンカーの良いところだと感じています。
社内でもずば抜けてチームづくりに長ける彼女が語るマネジメント論とは。
結局仕事の楽しさって人次第だと思うんです。どれだけいい仕事でも人がよくないとつまらないし、逆にどれだけしんどい仕事でも人がよければ楽しさを見いだせると思っていて。せっかくアンカーに入ってくれたんだから、長くいてほしいじゃないですか。だから強みを把握したり、目標を一緒に考えたり、一人ひとりと向き合うことを大事にしています。
具体的にですか・・・「些細なことを見逃さない」ことですかね。細かいことを見落とさず言葉でフィードバックしたり、1週間前の雑談を覚えていたり。1on1といったハード面も大事ですが、個人を見る上ではその人の表情とか、より日々の細かいことにアンテナを張るよう意識しています。
この先も人を見る軸は常に持ちつづけたい。マネジメントに限らずわたしたちの業界ってマーケティングで物やサービスを売ることが目的になりがちですよね。でもサービスの向こう側には消費者がいて、ニーズがあるから事業そのものが求められます。つまり、市場は人と人が創り出すもの。マネジメントだけじゃなく、マーケティングにおいても「人」という軸から離れないようにしたいですね。
1年足らずでメディアグロース課を立ち上げた吉田。8期からはそのナレッジを全社展開し、チームはそのままに、顧客の事業成長をあらゆる施策で支援するクライアントグロース課として走り出した。
アンカーのビジョンですか?そうですね、わりと本気で日本一を狙えると思ってます。新卒には日本一という言葉が先行してしまって、あまり現実味なく映ってるんじゃないかな。けど夢物語じゃない。きちんと成長していけば本当にちゃんと狙えることを実感してほしくて、キックオフでも伝えました。
8期からクライアントグロース課5課になり、ディスプレイ広告の枠を超えて、包括的なマーケティング支援ができるようになりました。昨年は立ち上げということもあり、提供価値(※粗利)づくりに苦労したので今期は一人ひとりの強みをさらに伸ばして、チームの相乗効果で全員で目標達成する喜びを体感したいですね。(※当社では粗利=顧客への提供価値と考えて社内用語としています)
この先やりたいこと・・・地域創生だったり日本の価値を海外に伝えるような事業を形にしたいと思っています。良いサービスでもお客さんがいなければ廃れると、ホテル時代に実感したことがきっかけですね。わたしの地元は大阪の堺市なんですが、堺ひいては日本自体が価値ある独自の文化があるのに、マーケティングに長けてないがゆえにその価値を伝えきれていないと思っていて。
そうなんです、松本さんとやりたいことが似てるんです。地域創生×マーケティングのような事業を一緒にできたらすごい面白いですよね。大きな挑戦でも「人」という軸から離れず、未来の自分が誇れるように今を選択していきたいです。