オーリーズの個性あふれるメンバーにスポットライトを当てる社員インタビューシリーズ。
今回は、ストラテジストの肥田さん。社員数が一桁台のころに入社し、最近では社内の重要なプロジェクトを担いながらスキルの幅を広げています。そんな肥田さんに、入社経緯やオーリーズでの仕事の醍醐味について話を聞きました。
【プロフィール】
新卒にて株式会社ネットマイルに入社。営業経験を経て、新規事業であるDSP事業の立ち上げや代理販売商材の発掘・販売戦略策定を行い、入社2年目からチームリーダーとして従事。広告主と接する中で、マーケターとして中立的な視点のもと戦略策定から施策の実行まで幅広く価値を提供したいと思い、オーリーズヘの参画を決意。
マーケティング領域でのキャリア見据えて入社
— これまでのキャリアについて教えてもらえますか?
ネットマイルという会社での営業職の経験を経て、オーリーズに入社しました。もともと、若いうちから広く経験を積める領域で働きたいという思いがあったのと、IT系のサービスや最先端のプロダクトが好きだったこともあり、Web領域で仕事に打ち込める環境を選びました。
キャリアを営業からスタートしたのは、実際に顧客と対峙して「サービスを売る」経験をすることで、より組織の動き方を理解できるようになると考えていたからです。もともとマーケティングや事業づくりに興味があり、将来的に組織のトップに立つことを目標に置いていたので、組織の動き方・構造を理解することを重視していました。
社会人になる前に、よくメディアでみていたスティーブ・ジョブズの姿や、就活などで話を聞く機会があった経営者に影響を受けていました。本質を考える姿勢や、明日をよりよく生きるために心血を注ぐ姿勢に感銘を受けて、生き生きと働く”カッコいい大人”像ができ、憧れを抱いていました。
— オーリーズへの転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか?
大きく2つあります。1つ目は、1社目での目標を達成していたこと。営業で経験を積み、チームを率いて売上を伸ばす経験ができ、「若手のうちに経験しておきたい」と入社前に考えていたことが、ある程度達成できた感覚がありました。
2つ目は、特定の領域の経験しかないことで不安や閉塞感を感じていたことです。1社目ではアフィリエイトの領域を専門としていたのですが、獲得報酬であるがゆえにクライアントの意思決定のハードルが低く、かえって提案内容に幅を出しづらいことや、購入行動に近い下位ファネルを対象とする施策が多く、需要の創造に繋がらないことに課題を感じるようになりました。
キャリアの幅を広げていきたいと考えていたので、アフィリエイト以外の領域で、マーケティングの全体を考えられる場所で経験を積みたいと思い、転職を決意しました。
— 入社を決めたポイントは何だったのでしょうか?
当時は10名に満たない規模だったのですが、小規模にも関わらず計画が具体性を帯びていて、これから挑戦することの大きさを感じて興味を持ちました。あとは、当時から目線をすべてクライアントに向けているところが本質的でいいなと思っていました。
例えば、外部支援会社の社内評価は、「広告取扱高」や「受注数」といった、売り上げに直結する指標を重視することが多いと思うんですが、オーリーズは違いました。「クライアントのビジネス目標を一緒に達成する」というシンプルなお題があるだけだったんです。だから、クライアントの成果にフォーカスできる。「自分たちの目標達成のための提案」をしてモヤモヤするようなことがなさそうだなと思ったんです。
オーリーズのスタンスは、結果的にクライアントも自社も、自分も幸せになれるところが、本質的でいいなと思っていました。
成長の限界を感じることのない会社
入社後は、自分の成長に応じて新しいスキルを身につけたり役割が変わったりして、飽きることがないですね。僕の場合、入社してから半年から1年は基礎的な広告運用スキルやデリバリースキルを身につけ、その後は営業チームの一員として新規開拓をするようになりました。オーリーズが成長していく過程の中で、自分も新しいことにチャレンジし続けられていることが、成長の限界を感じずにこの会社に居続けられる理由だと思っています。
— 入社して身についたことや、変化したことを教えてください。
特に自信を持っているのは、ビジネスにおけるコミュニケーション能力です。なかでもデリバリースキルと資料作成能力の大きく2つが飛躍的に上がったと思いますね。多聞さん(社長)、誠愛さん(副社長)が元コンサルタントで、資料の作り方・使い方や言葉運び、論理の展開などを緻密に考える方々なので、スキルを叩き込まれました。自分には足りない能力だったので、とてもありがたかったですね。
変化したことは、自分のやりたいことのイメージが具体化したことだと思います。社会人2年目ぐらいの頃は、「マーケティングの上流に関わりたい」というすごく抽象的なことを考えていました。今思えば「もっと広い世界に行きたい」くらい抽象度の高い目標ですよね。オーリーズで働いたことでその目標が具体的になり、「上流とは何を指すのか」「何を経験していけば、上流に関わったと言えるのか」を明確にイメージできるようになりました。
— オーリーズで働いていて楽しい時はどんなときですか?
クライアントのビジネス目標達成を最優先に考えて、戦略づくりから施策立案、資料作成、当日のデリバリーまで、自ら考え抜いたものを届けることができた時ですね。
オーリーズには、クライアントからの具体的なオーダーに応えるだけでなく、その裏にある目的を捉えて、本質的な提案をしようとする姿勢があります。常に「クライアント目線であること」が求められるので、「この提案はクライアントのどんな課題を解決するのか」、「クライアントの体制やリソースを考慮したとき、果たして実現可能なのか」といった視点を忘れません。提案の結果、クライアントから「そうそう、それそれ!」とポジティブな反応を貰えるときが、やっぱり嬉しいですね。
構造を捉える力と実行力を身につける
— オーリーズの良いところを教えてください。
まずキャリアの観点では、構造を捉える力と実行力が身につくことですね。よく多聞さんが「HOWをもってWHO、WHATを動かす。」という話をしています。これは広告運用で得た事実をもって、ターゲティングやコミュニケーションなど広告以外の領域も含めたマーケティング、ビジネスの再定義を図るということです。分からないことの多い、いわゆるVUCAの時代の中で、明確な仮説を持って「HOW」の実行を繰り返し、分からなかったことを少しずつでも分かることにしていくことは、相対的に価値が上がってきていると感じています。
有用な効果検証を行うためには、事業構造やマーケティング理論を理解する必要があるので、社内でも自然と広告領域以外の情報共有が活発に行われています。事業の全体感、構造を捉えながら働くことはもちろん事業主側でもできますが、外部支援会社にいながらクライアントのビジネス全体を捉えながら働ける環境は珍しいのではないかと思います。
組織の観点だと、変化に前向きなところですね。一般的に、新しいことを始めるときは少なからずコストがかかるので、すべての会社・人が変化に前向きかと言えばそうではないと思います。でもオーリーズでは、新しいことに対して前向きな気持ちを持つメンバーが多いです。この雰囲気によってチャレンジするハードルが下がり、試行回数が増え、結果的に組織やメンバーの成長に繋がっています。仮にうまくいかなくても「次の成功のために必要だったよね」と学びに変える捉え方ができているので、ポジティブなサイクルが回っているなと感じます。
さいごに
—どんな人にオーリーズをおすすめしたいですか?
変化の激しい環境でも、前向きに努力できる人です。マーケティングは本当に学ぶべきことが多い領域ですし、会社としても色々なチャレンジをしているので、会社の方向性に関わるような大事なプロジェクトを任せてもらう機会もあります。こういった環境や機会を前向きにとらえて、努力できる人がいいのではないかと思います。
運用型広告のスキルは確実に身につくので、ベースのスキルをもって新しいチャレンジしたいと考えている人にとっては、より楽しめる環境だと思います。
— 今後の目標を教えてください。
個人的な目標は入社時点から変わっていません。マーケティングの全体感を理解しながら、もっと実践経験を積んでいきたいと思っています。
具体的には、運用型広告で消費者の態度変容を促すことのできる、理論と技術を得たいと思っています。運用型広告は獲得向けの施策として活用されることが多く、ラストクリックのCPAで評価して終わり、というケースがやっぱりまだ多いです。そして、すぐに頭打ちになってしまう。
それに対して、動画広告などを活用して、ファネル上部のコミュニケーションによってビジネスを成長させることができるようになりたいです。計測の難しい領域で、どんな効果を見込み、効果を検証するためにはどういう環境や計測基盤を整える必要があるのか。そういったノウハウを地道に作り上げていきたいですね。そうすることで、「HOWをもってWHO、WHATに繋げる」ことを達成することができると思います。
オーリーズでたくさん実践経験を積んで、上位のファネルから下位のファネルまでを一気通貫で任せてもらえるマーケターになりたいと思っています。
— 入社時点から持ち続けている目標に向かって、オーリーズでチャレンジを重ねている肥田さん。着実に目標に近づいている手応えや、オーリーズで働く楽しさが伝わってくる内容でした。ありがとうございました!