私達は鳥取に保有する農地で有機野菜を生産しています。2012年にTree&Norfという農業法人を立ち上げ、圃場面積としては現在10haを保有。これは東京ドーム2.14個分、甲子園だと2.53個分に相当する広さです。元々はECを使ったBtoCでの販売が軸でしたが、試行錯誤を繰り返す中で企業相手の取引も徐々に増え、現在では大半がBtoBとなっています。販売先として、関東では成城石井様、関西ではパントリー&ラッキー様など。私達の農業は農薬や化学肥料を使わない有機栽培なので、野菜の品質にはとてもこだわってきました。こうした一流の小売企業に受け入れて頂けている事は、品質面での一つの成果と言えます。これを基盤に、テクノロジーを使った品質管理や、収量を増やすためのイノベーションを進めていきます。
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出荷中の小松菜ちゃん達。今年は全国的に野菜不足なので、たくさんお届けしたいです。
第六次産業
第六次産業という言葉をご存知でしょうか。これは農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語で、農業や水産業などの第一次産業が、食品加工(第二次産業)や流通販売(第三次産業)に経営を多角化させたものです。早い話が、これまで第二次・第三次産業の事業者が得ていた食品加工や流通の価値、これを農業や漁業従事者が得る事で産業を活性化させようという話です。
代表的な成功例として、塚田農場やじとっこ組合を運営する株式会社エー・ピーカンパニーがあります。ここは養鶏や漁業を営むだけでなく、その地鶏や魚を活かして居酒屋も運営しているのです。料理やお酒の美味しさもさる事ながら、若い店員さんが活き活きしていて素晴らしい雰囲気。組織形成や教育の側面からも興味深い会社です。
居酒屋わったい菜
実は当社も、農業からの派生で居酒屋を事業化しています。大将は某老舗ホテル(格式高い系)で寿司を握っていた方で、自社ファームの野菜など素材を活かした料理が自慢のお店です。とても温厚な人柄で、一般的な職人さんのイメージとはかなりギャップがあります。趣味は日本舞踊という渋い一面もあり、隠れた女性ファンがいるとかいないとか。現在はSI部門と経営を分けた形になっていますが、オフィスから近いので私も何かと利用させて頂いています。