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社長交代ストーリー「信じて、任せよう」

信じて、任せる「社長交代」

みなさんは誰かを信じて、自分の大切なものを任せることはできますか?
逆に、誰かの大切にしてきたものを自身の責任で担う覚悟は持てますか?

秋田マテリアルでは2024年9月に社長交代をしました。三浦力也さん(以下、力也さん)は取締役から代表取締役社長へ、佐藤佑介さん(以下、佑介さん)は代表取締役社長から代表取締役会長へと立場が変わりました。

ここだけ見ると「代表取締役社長」とは名ばかりで、実質的に経営の意思決定を担っているのは、変わらず佑介さんなのでは?と思うかもしれませんが、佑介さんは実務からは退き、力也さんが経営の中心を担っています。

社長交代のきっかけは力也さんの宣言です。3年前に佑介さんと力也さんが食事に行った時のこと。佑介さんが「今後(キャリアとして)どうなっていきたいのか?」と質問をしたところ、力也さんは「3年後に秋田マテリアルの社長になりたい」と返しました。佑介さんは当時社長をやっていたので「俺はどうするの?」と思って、一瞬困ったそう。ただし、力也さんの想いを大切にしたいと思い、3年後の社長交代を目指すことにしました。

佑介さんは社長として秋田マテリアルを右肩上がりに成長させてきました。すべてが順調にいくわけではないなかで、必死に経営をしてきた結果です。当時は数人だった社員も今では30人以上となりました。全員が仲間であり、家族のような存在です。社長交代をするということは、それらの自分の大切な人やものの未来を任せるということです。

一方、力也さんは秋田マテリアルに現場作業員としてジョインし、そこからNo.2となり、佑介さんの横で会社の成長に貢献してきました。だからこそ佑介さんにとって秋田マテリアルがどれくらい大切かは理解されています。その大切なものを自身で背負い、これからの秋田マテリアルをつくっていくことを決めたということです。

2人がやったことは、他社にとって、なかなかできることではないと思います。大企業のようにガバナンスが効いていて、一定期間で社長が変わるような仕組みが構築できていれば別ですが、創業者がいるスタートアップや、企業成長の中心を担った社長がいる中小企業では、社長を担う人そのものの存在が会社経営に大きく影響しているためです。実際、企業名は出しませんが、後継者が見出せずに困っている有名企業はたくさんありますよね。

実際、みなさんは、自分の上司に部長がいたとして、本人に対して「私が部長をやりたいです」と言えますでしょうか?また、みなさんが部長だったとして、それを潰さずに尊重して実現まで持っていけますでしょうか?それすら難しい方が多いかと思います。

「大切にしてきたものを任せる」という信頼できる力。
現職の社長に対して「社長を担う」と宣言する責任感と覚悟。

2人の想いが形になったのが今回の「社長交代」です。

社長交代の詳細はこちらをご確認ください。

秋田マテリアル株式会社における社長交代のお知らせ | AKIMATE holdings株式会社
秋田県にかほ市を中心に、リサイクル事業・リユース事業・産業廃棄物処理事業といった環境事業を行う秋田マテリアル株式会社(本社:秋田県にかほ市)は、2024年9月1日付けで取締役の三浦 力也が代表...
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「引き継ぐ場」としての経営計画発表会

2024年9月6日(金)に秋田マテリアル株式会社の第18期経営計画発表会がありました。そこで初めて力也さんが社長として経営計画を発表しました。社長交代に向かう3年間のプロセス、そして創業者である岡田さん(秋田マテリアル株式会社 相談役)・星さん(秋田マテリアル株式会社 取締役・AKIMATE holdings株式会社 取締役)の創業の想いが詰まった会となりました。

今までの蓄積を大切にしながらも、力也さんの色がある経営計画を発表されていました。


そして、サプライズとして佑介さんへの感謝を伝える機会もありました。社員が涙を流しながら感謝を伝えている社員もいました。当日の様子を見て、参加いただいている方からは「すばらしい会社ですね」とご感想をいただきました。

力也さんがロールモデルに。

俯瞰すると、日本社会は、上が詰まっていて出世しづらい会社が多いと言われています。最近では、こうしたこう着状態に嫌気が差し、実際に会社を辞めるのではなく職務に対する思い入れや熱意を失い、心理的に会社を去っている状態として「静かな退職」という言葉もあるそうです。

しかし、秋田マテリアルは違います。若手が力也さんの背中をみて、「次は自分が活躍するんだ!」「社長になるんだ!」と意気込んでいます。

そしてそれを無碍に扱う雰囲気もありません。それは実際に力也さんがロールモデルとして活躍していることをみんなが見ており、社長になっていくプロセスを一緒に経験できたからだと思います。

夢を語ることができ、その夢を応援する文化が秋田マテリアルにはあります。

グループとしてさらなる発展を目指す

秋田マテリアル株式会社の親会社としてAKIMATE holdings株式会社(本社:秋田県にかほ市、代表取締役社長 CEO:佐藤佑介)が、2024年4月1日に設立され、2024年9月より本格始動しています。これに伴い、秋田マテリアル株式会社は、ドローン関連事業を展開するair-clue株式会社、AKIMATE holdings株式会社とともに、グループとしてより一層社会に貢献できるように頑張っていきます。

ホールディングス会社設立の詳細はこちらをご確認ください。

「課題先進県で繋がりのある産業群をデザインし、次世代の社会モデルを築く」AKIMATE holdings株式会社の設立 | AKIMATE holdings株式会社
課題先進県で繋がりのある産業群をデザインし、次世代の社会モデルを築くAKIMATE holdings株式会社(本社:秋田県にかほ市、代表取締役社長 CEO:佐藤佑介)が、2024年4月1日に設...
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