朝日インタラクティブ採用担当です。前回に引き続き、代表取締役社長・小関路彦(おぜき みちひこ)のインタビューをお届けします。後編では、弊社にジョインしたいきさつや今後の展望、求めている人材について語ってもらいました。
オールドメディアからインターネットメディアへ
―― 朝日インタラクティブに興味を持ったきっかけを教えてください
私が電子書籍を担当している時に、先輩が朝日インタラクティブの取締役を務めていて、その方からよく事業やマネジメントの話を聞いていたんです。話を聞く中で、同じメディア企業でもこんなにも環境が違うものかと思いましたし、会社も勢いがあって面白そうだなと思ったのが、最初に興味を持ったきっかけです。
また、私自身はこれまで伝統的なメディアから派生したウェブメディアの経験はしましたが、純粋なインターネットメディアを経験したことはありませんでした。そういった人たちの戦略や考え方に興味もあり、インターネットメディアに飛び込んでみたいという思いにつながりました。
―― 朝日インタラクティブにジョイン後は、どのような仕事を担当されたのでしょうか?
最初は事業企画担当として着任しました。ミッションは2つあり、メディア事業を横断的に束ねるサイト戦略チームの統括と、新規事業の立ち上げです。
新規事業のほうは、昨年、アイデアコンテストを全社で実施し、社員の投票によって選んだ3つのテーマの事業計画を立てています。その中のひとつは、今年度中には運用を開始する予定で、残りの二つも事業化の見込みが立てば進めていくことになっています。なぜ新規事業が必要なのかということも社員に説明し、募集から決定のプロセスもすべて開示しました。経営的な目線としても、この会社は新しいことにチャレンジしていくというメッセージ、ここで新しいことが生まれていくということを伝えていきたいと思います。
―― 代表取締役社長に任命された時のお気持ちを聞かせてください
とにかく驚きましたね。通常は3年くらいで戻ることが多いので、そろそろ戻るのかなと。でも、できることなら引き続き朝日インタラクティブで仕事を続けたいと思っていて、その意向は伝えていたんです。とはいえ、自分が社長になるとは思っていなかったので、話を受けたときは、まさか…!と思いました。正直怖気づきました(笑)。あまりに突然で心の準備ができていなかったですし、そんな器ではないと思っていましたので。
ただ、自分がこれまでメンバーに新しいポストを任せる時はいつも、「あなたならできます。大丈夫です」と言っていました。それを言っていた自分が「できません」とは言えないなと(笑)。ここに長くいたいと言っているのに、新しいことはやりたくないと言うのも辻褄が合いませんし、改めて考えてみると、業績も良く、尊敬できるメンバーたちに恵まれて、自分はものすごく幸せな環境にいる。これは清水の舞台から飛び降りるつもりで頑張るしかない!と決意しました。
会社の原動力は、新しいことへのチャレンジ精神
―― 改めてどのような会社にしていきたいとお考えか、今後の展望をお願いします
社長として最も力を入れたいのは、いかに社員のモチベーションを高く維持できるか、この会社で働くことで満足感を得てもらえるか、というところです。働き方が多様化している中で、我が社も率先して多様化を進め、社員が成長できる仕組みを作っていきたい。具体的には評価制度の見直しや資格支援制度など、社員の能力をより伸ばしていく仕組みをしっかりと整えていきたいと考えているところです。
新規事業は、百発百中で当たるものではないので、芽が出たものには投資をし、出ないものはだらだらと続けない決断も求められていくと思います。まだまだこの人数なので、あまり走らせるとみんなが疲弊してしまう、そのバランスも難しい。いまのところ、新規事業も本来の業務との兼務で頑張ってもらっているので、これから人を増やして力を入れていきたいと考えています。
幸いこの二年、売上は好調に推移しているので、この体制を維持できるようにしていきたいですね。コロナ禍で企業のマーケティングがオンラインにシフトし、一気にビジネス系オンラインメディアが注目されてきたという流れがあり、ニーズの高まりを実感しているところです。
―― ソリューション事業についてもお聞かせいただけますか?
我が社の強みはまさしく自社でメディアを運営していること。メディア事業として、CNET Japan、ZDNet Japan、TechRepublic Japanの3つのIT情報サイトと、国際ニュースのCNN.co.jp、鉄道ファン向けの鉄道コムという5つのメディアを運営しながら、そのノウハウをもとに、ウェブサイトやアプリの制作、システム構築などのソリューションをクライアントさんに惜しみなく提供しているのがソリューション事業です。世の中に次々と新しい技術が出てきて、革新的な見せ方が出てきている中で、我々も世の中をあっと言わせるような面白いサイトを作ることのできる会社になっていきたいですし、そういう志のある方にぜひジョインしていただきたいなと思います。
―― 最後に、朝日インタラクティブを志望する候補者の方たちへのメッセージをお願いします
我が社の企業風土としては、新しいことが好きで、先見の明を持っているメンバーが多いんです。常に一歩先を見て、世の中の動きに対する感度を巡らせていて、チャレンジ精神がある、それが会社の原動力にもなっています。ですので、現状に満足することなく、楽しみながら新しいことにチャレンジできる方がいいですね。また、チャレンジする中で壁にぶつかった時、その壁に立ち向かうことのできる方、壁を乗り越える工夫のできる方と一緒に働きたいと思います。困った時に相談に乗ったり、助言したりしてくれる上司も同僚もいる、助け合う土壌はありますので、そこは心配せずに入ってきてくれると嬉しいなと思います。