サポート付き貸し農園「シェア畑」や、農業求人サービス「あぐりナビ」など、様々な農業ビジネスを展開するアグリメディアの社員インタビュー。
今回は、農業求人サービス「あぐりナビ」の営業担当、柳島かなたさんにお話をお伺いしました。 柳島さんは農業系雑誌の営業・編集を経て、アグリメディアに転職されました。
一度きりの付き合いではなく、「一緒に考え続ける」ことの面白さ
ーー現在はどのような業務を担当されていますか?
現在は農業専門求人サイト「あぐりナビ」の営業担当として、従業員を探している農家の方々に求人広告の提案をしています。
農園や事業所に直接出向き、どういった内容にするのかを打ち合わせして、一緒に求人掲載ページを作っていく業務を担当しています。
ーー掲載の提案だけでなく、採用まわりのアドバイスなどもされているのですよね。
近隣の掲載例も踏まえながら「この地域では最近ここが注目されていますよ」といった情報をお渡ししたり、「応募があったらこんな風に対応してみてくださいね」とアドバイスしたりもしています。
掲載して終わりではなく、採用に繋がるように一緒に考えていく。課題解決のために長期的に伴走していくというイメージです。
ーーこれまでの業務で、嬉しかった瞬間はどんなときですか?
やっぱり、採用に繋がった時が一番ですね。「あぐりナビ」に掲載して採用が決まったというお声をいただけるのが何よりも嬉しいです。
掲載期間内で採用まで至らず、もどかしい思いをすることもあります。そんな時でも「もっとこんな風にしませんか」と提案していると、「色々やってくれてありがとう」「また募集する時も柳島さんにお願いしますね」と言っていただけることも多くあって。
やっぱりそういった言葉をかけてもらえると、一生懸命やってよかったと感じますね。
高齢化、人手不足ーー前職で感じた課題に、もっと深く入り込んでいきたい
ーー農業分野に興味を持ったきっかけを教えてください。
幼い頃から実家では無農薬で栽培している野菜を定期購入していました。「子供に食べさせるものにはこだわりたい」という思いが母にあったようで。
当時はインターネットで簡単に探して購入できる時代ではなかったので、お母さん同士の口コミで「あそこの野菜が良いらしいよ」と情報交換していたみたいです。そんな中で、母に連れられて私も小学生くらいからは芋掘りのような野菜に触れるイベントによく参加していました。
実際に農園に訪れることで、幼いながら「私はこの人たちが作っている野菜を食べているんだな」という実感がぼんやりとあったのだと思います。農業を身近に感じる機会は、昔から多かったのかもしれません。
ーー前職でも農業に関わるお仕事をされていたのですよね。どのようなお仕事をされていたのですか?
農業系雑誌を出版している会社に9年間勤めていました。雑誌の定期購読などの営業を6年半、そのあと編集の業務を2年半ほど担当していました。
ーー9年いた会社からはじめての転職って、ハードルが高そうな気が……。
そうですね。ただ、コロナがきっかけで今後の働き方や自分の目指したい姿を改めて考える時間ができたのは大きかったと思います。
定年まで前職の会社で勤めようと思っていたわけではなかったので、年齢的にもチャレンジするなら今しかないと思いました。
ーーご自身の働き方を見つめ直す良いきっかけになったのですね。
前職も、その時にしか聞けない話を聞くことができる面白い仕事でした。お話する中で、農家の課題を聞くこともたくさんあって。農家の高齢化だったり、人手不足だったり。
でも、前職のような書籍に関わる仕事は、今ある情報をより分かりやすく伝える「媒介者」という立ち位置だったんです。課題に対して何かをすることまではできなかったんですよね。
農家の方々からお話を聞くうちに、直面している課題にもっと直接的に関われるような仕事がしたいと思うようになりました。
ーーそんな中、アグリメディアへの入社の決め手は何だったのでしょう?
農家の方々と直接話ができて、課題解決に関わることができるということが転職活動をするうえでの譲れない条件でした。
他の会社だと、農業に関わる部署はあっても、もし異動になったら私のやりたいことを叶えるのは難しそうなところが多くて。
アグリメディアなら、何かしらの形で農家や就農希望者と深く付き合っていけると感じたので、ここなら大丈夫だと思ったんです。
農家の高齢化や人手不足といった問題にもアプローチしているので、前職を通して実感した課題に対して深く入り込んでいけるところにも魅力を感じました。
また、農家の方々と直接話ができるかどうかも大きかったですね。求人を掲載するとなると、農園や事業所まで足を運んで直接顔を見ながら打ち合わせをすることもありますし、掲載が終わってもお電話で定期的に「最近どうですか?」といったコミュニケーションを取ります。
前職で営業をしていた時は基本的に一度きりのお付き合いでしたが、今は1か所と長くお付き合いしていくような進め方なので「一緒にやっていく」という感覚を強く感じられる部分も良いところだと思いました。
ーー入社当初、不安に感じていた部分はありましたか?
はじめは前職の環境との違いに戸惑うこともありました。農業に携わっているという部分以外、前職からは何もかもが変わったんじゃないかというぐらいガラッと変わって(笑)。
業務の進め方や使うツールなど、慣れるまでは不安を感じることも多かったです。
また、前職は新卒採用しかしていない会社だったので、会社の文化や考え方が色濃く出ているような職場でした。アグリメディアには色々な知識や考え方を持った人が集まっていて、平均年齢も前職よりぐんと下がったので、単純に風景が一変したなという感覚も強かったです。
ーー働いていくうちに不安は解消されていきましたか?
そうですね。アグリメディアには多種多様な人たちが集まっているからこそ、そこに助けられたというか。そのおかげで気が楽になった部分もありました。
お互いの常識や持っているものが違うからこそ、知らないことがあっても恥ずかしいという空気にはならないんです。知らなくて当たり前。その分、知識や経験を共有し合いながらみんなでやっていくという空気があります。
そこがアグリメディアの良いところなんじゃないかなと思います。
思い切って踏み出してみた、だからこそ見えてきたこと
ーーどんな人がアグリメディアの営業部に向いていると思いますか?
まずは、農業に関心がある人や、人と関わるのが好きな人ですね。電話をかけたり訪問したりして毎日コミュニケーションをとるので、相手のことや知らなかったことを新しく知っていくことが嬉しいと思える人がいいんじゃないかなと思います。
日々やりとりしていく中で、新しい情報はどんどん出てくるんですよね。そんな時に「知らないので教えてください!」と相手に素直に聞けるといいですね。農家の方々も優しいので「こんなことも知らないのか」と怒ったりしないので大丈夫です(笑)。「じゃあ教えてあげよう」といってさらにコミュニケーションが生まれたり、自分の知識にもなったりするので。
知識欲や好奇心がある方だと、面白みを持って取り組んでいけると思います!
ーー最後に、読者の方へメッセージをお願いします!
私自身、9年間いた会社からの転職だったので「本当にこれで大丈夫か?」とかなり悩みました。一歩踏み出すハードルも高くて、今振り返ってみても勇気のいる決断だったなと思います。
ただ、新しい環境に足を踏み入れてみて、これまで当たり前だったことや常識がガラッと変わりました。視野が広がって、自分がこれまでやってきたことやこれから更にやっていきたいことについて考えるいいきっかけになったと感じています。
「何かを変えたい」と思っているのなら、思い切って一歩踏み出してみたらいいんじゃないかなと思います。その中で「農業に興味がある!農業が好き!」という方なら、アグリメディアでの仕事は楽しめると思います!
ーーありがとうございました!
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編集・取材・撮影:みえだ舞子
執筆:momoka