サポート付き貸し農園「シェア畑」や、農業求人サービス「あぐりナビ」など、様々な農業ビジネスを展開するアグリメディアの社員インタビュー。今回は「あぐりナビ」を通じて、人手不足に悩む農家さんと、農業を仕事にしたい求職者をマッチングするキャリアアドバイザーの白片智美さんにお話をお伺いしました。
白片さんは2021年5月に産休・育休から復帰され、現在は時短で勤務されています。
農業界への熱い情熱、ご自身の新たな挑戦についてお話いただきました。
農業専門キャリアアドバイザーという仕事
ーーアグリメディアではどんな業務を担当していますか?
産休に入る前は、サポート付き貸し農園「シェア畑」のカスタマーサービスとして、シェア畑のご利用者様や、興味を持っていただいているお客様の対応をしていました。その後復帰と同時に、農業求人サービス「あぐりナビ」へ異動しました。
現在は農業専門キャリアアドバイザーとして、あぐりナビに登録している求職者様が実際に就農するまでのキャリア支援を担当しています。あぐりナビでは新卒の学生から、中途の転職希望者まで幅広く登録されていらっしゃいますが、私は新卒中途関係なく対応しています。
ーーキャリア支援とは具体的にどんな業務を担うのでしょう?
まず求職者様と電話面談をさせていただき、なぜ農業界に興味を持ったのか、なぜ農業界で働くことを決めたのか、お一人お一人の背景をお伺いし、今後どのように活躍していきたいのか方向性を一緒に決めていきます。
そしてヒアリング内容を元にマッチする求人をご提案、応募の意思をいただいたら農家様へご連絡し、その後の日程調整や面接対策など就職活動に関わる幅広い業務を担当します。
ーー農家様とお話する機会もあるのでしょうか?
はい。アグリメディアでは求職者様だけでなく、採用側の農家様への支援もキャリアアドバイザーが担当します。一気通貫で担当させていただけるので、農家様とお話をさせていただく機会もとても多くあります。
採用窓口は代表の方が担当されていることほとんどなため、それぞれの経営方針や現状の課題、今後の事業拡大のビジョン、採用したい人物像についての背景など、経営者視点でのご意見やお話を直接お伺いすることができ、選考を通して私自身も日々多くの事を学ばせていただいていると実感しています。
ーー求職者様はどんな背景を持った方が多いでしょうか?
農業系の学校を卒業された方も、そうでない方もいらっしゃいます。
純粋に野菜を作って届けたいという気持ちを持っている方が多く、コロナ禍をきっかけに「食」に関心を持ち調べるようになったという方もいらっしゃいましたね。
そんな求職者様の背景をヒアリングしていると「こういうきっかけがあったから、こんな価値観を持つようになったんだな」など人の思考の仕組みに触れることができ、興味深いと感じています。
ーーやりがいを感じるポイントを教えてください
やはり担当した求職者様の就職先が決まり、実際に入社した時は何とも言えない喜びでした。
もちろん最初は志望理由なども明確でない方も多いのですが、面談を通して漠然としたものを一緒に整理することで、本人が進むべき方向を決めていきます。
最初は「ただやりたいだけです」と答えていらしゃった方が、最終面接を受けるときにはしっかり自分の思いを伝えることができていると、こんな短期間で変わることができるのであれば、入社後も活躍してくださるだろうなと確信が持てて、とても嬉しいですね。
実は私の父も定年退職をしてから農家になったため、そういった意味でも農業界へ興味や思い入れがあるので、私の気持ちも少し乗せていただいている一面もあります。
挫折から救ってくれたのは農業との関わりだった
ーー農業分野へ興味を持ったきっかけはありますか?
夫の叔母が静岡でみかんの生産をしており、その手伝いをきっかけに興味を持ちました。
元々私は服飾の専門学校を卒業後、服飾関係の仕事をしていました。当時の私は服飾の道に進んだら、服飾の仕事をしないといけないと思い込んでいて、すごく苦しい時期でした。そして結婚を機に逃げるように辞めてしまったんです。
退職後は夫の叔母さんの農作業を隔週で手伝っていて、初めての経験でしたがこんなに楽しいものだったんだと驚きました。もちろん作業の後はどっと疲れますが、土や木を触った晩はとてもよく眠れるんですよね。
とにかく農業に関わることをしたいと思っていましたが、子供がいる環境だと早朝から農作業に出ることは難しい。それでも初めて自発的に働きたいと思った業界が農業界だったので、関わることができる選択肢を探していました。
ーーそして生産者以外の選択肢に出会えたんですね!
はい!そんな頃「体験農園マイファーム」を運営する株式会社マイファームさんが、カンブリア宮殿に取り上げられている放送を見て。「農業=生産」以外の働き方があると知り、鳥肌が立つ程に衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。
直接的でなくとも生産分野と農業界で活躍できる場がある事を知り、すぐに同じような企業がないか調べて転職活動を始めました。そしてご縁があったアグリメディアへ入社することになりました。
周囲のメンバーに支えられ、新たな挑戦へ。
ーー育休復帰後、未経験の営業職として挑戦するのは大変ではありませんでしたか?
異動前と全く異なる事業内容と仕事内容に、現在も乗り越えるべき課題が沢山ありますが、より第一次産業に近い分野に挑戦できる機会をいただけた嬉しさがあります。正直な今の気持ちを言うと、苦しさもありますが成長期と捉えています。
ただ上司や同僚たちのサポートがなければ、ここまで挑戦することはできなかったと思います。
ーー印象に残っているエピソードはありますか?
私は2021年5月に育休復帰してから、現在も時短勤務で働いています。復帰直後は教育チームに所属し、主に以前ご登録いただいた方への再面談を担当していました。
復帰直後は子供が体調を崩し、急遽お休みをいただくことも少なくありませんでした。それでも上司や同僚がフォローしてくださるのはもちろんのこと、上司はそんな環境下でも私自身が何ができるか、どう成長できるかを一緒に考えてくださいました。とても心強かったです。
教育チームでの経験があったから、今キャリアアドバイザーとして新しい挑戦に踏み出すことができています。
ーーHR事業本部の雰囲気はいかがですか?
皆さん単体で動いていますが、キャリアアドバイザーのメンバーに「こういう求職者様がいるんですが、良い求人ないですか?」と相談すると「こういう人求めてるよ」と教えてくださり、「今農家さんと連絡取ってるから一緒に伝えようか?」と相談してくださったり、さっとフォローしてくれる。それって1人1人の数字を重視しているのではなく、皆さんが求職者様のキャリア実現を最優先に動いてる、その視点がすごく素敵だなと思います。
そういう人たちと同じ方向を向いて働くことができるのは、とても有り難いですね。
ーーアグリメディアの選考を検討されている方にメッセージがあればお願いします!
農業界への人材支援に挑戦してみたい方は、ぜひ応募していただきたいです!私自身も「やりたい!」その一心で入社しました。やはり他の社員も皆さんその想いをお持ちなので、そこは一番大事だと感じています。
また1人でも多くの農業人を増やしていきたい方、登録者様1人1人に寄り添っていける方、1つでも当てはまる方は、経験の有無に関わらず育てていただける環境はあるので、ご応募お待ちしています!
ーーありがとうございました!
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