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アグリメディア創業ストーリー~ミッションはこうして生まれた②~

第1回では、代表取締役の諸藤貴志の新入社員時代から、起業を決意するまでの経緯についてご紹介しました。
今回は、そこからアグリメディアを設立し、初めての事業を企画するまでの道のりです。

アグリメディア創業ストーリー~ミッションはこうして生まれた①~ | 創業ストーリー
アグリメディアは2018年の4月で、創業から7年が経過します。弊社は今年に入ってから既にアグリアカデミアの開講や道の駅事業への参入をリリースするなど、農業分野にインパクトを作り出すためにスピード...
https://www.wantedly.com/companies/agrimedia/post_articles/106301?source=company_pin

第1回の創業ストーリー記事はこちら ↑ ↑

■"農業"ベンチャー アグリメディア誕生

“勝てる事業”を徹底的に模索。課題の多い「農業」にビジネスチャンスを見出す

 周囲の反対を押し切って起業を決めた諸藤は、自分自身がやりがいを感じられ、一生かけて取り組みたいと思えるビジネスで起業しようと考えます。そして、不動産会社での新規事業や商品企画の経験を活かし、日中はサラリーマンとして仕事をしながら、帰宅後の深夜や土日を使い、「勝てる事業」を模索。事業機会の大きなビジネスを徹底的に調べました。
 そして模索を続ける中で、諸藤は農業のある“問題”に行き当たります。関東近郊の様々な土地を回っているときに、農地の使われ方に疑問を持ったのがきっかけです。
「不動産業の目線で見ると非常にいい土地だが、なぜか使われていない。非常にもったいない」
と感じ、どうして畑をやらないのか農家さんに訪ねてみると、想像しなかった答えが返ってきます。
「この畑からの売り上げは、せいぜい月100万円程度。でも経費に150万円かかるから結局は赤字にしかならない(農家さん)」
 諸藤は、農業の収益性の低さとそれに伴って“使われていない農地”の問題に直面します。当時、諸藤が自宅を構えていた世田谷区や近隣の川崎市、横浜市などにも、同様に使われていない農地がたくさんあり、その中には荒れ果てている農地もありました。調べてみると、高齢化などで自分が農業を営めなくなっても、制度上の事情などで、有効的に活用できない農地が多いことを知りました。そんな「農地が活用されないシステム」に疑問を覚え、そこにビジネスチャンスがあるのではないかと考えるようになります。農業についてさらに深く調べていくと、「産業自体に課題が多い」「今後、変化が大きい」のではないかと考えました。農業に対する憧れや社会貢献という視点ではなく、1つの産業として“農業”をとらえ、事業機会の大きさを予測。“農業”にテーマを絞って起業することを決めました。

農家の友人を口説き、2人で起業へ!まずは畑や田んぼ300軒に飛び込み

 農業ビジネスに絞った諸藤ですが、農業の現場の経験は全くありませんでした。諸藤は「農業ビジネスをやるのに、農家経験や現場感が無いのは致命的」と考え、現役農家もしくは農家経験のあるパートナーとともに起業する道を探します。当時、農業ビジネスを考えるにあたり諸藤は、地元福岡で、家業の農家を手伝っていた高校の同級生・岡村浩嗣に、何度も相談をしていました。そのうち、2人で農家の抱える問題について話をしていく中で、これから農業は変わりそうだとお互いが感じており「じゃあ一緒にやろうか」と岡村を誘い、諸藤は農業に精通したパートナーを手に入れました。
そして2人4月に創業は、2011年。最初はマンションの一室をオフィスにして、株式会社アグリメディアをスタートしました。
 2人は創業後まず、農家の方の課題や考えをヒアリングすることからスタートしました。最初は電話でアポイントを取ろうとするも、キャッチセールスと間違われて会話になりませんでした。「飛び込みで畑に行って直接交渉するしかない」と、諸藤はアポなしで畑や田んぼを訪問し続けます。その数約300軒。1軒に対して1度ではなく、何度も訪問していく中で、徐々に心を許してくれる農家さんが増えていきました。元農家の岡村がいたことで、現場を知る農家同士の会話ができたこともプラスに作用しました。親しくなった農家さんとは、スナックへ一緒に飲みに行くことも多々ありました。
 そうしたヒアリングを通じて、諸藤は農業への理解を深めていきました。その中で、農家の方たちと、都市部に住む人たちとの間にある“大きなギャップ”に気が付きました。農家の人たちは、植え付けや収穫などの農作業を「辛く儲からない労働」だと捉えているのに対し、都心に住む人たちは、農作業を「やってみたい。楽しそう」と価値を感じていました。諸藤はこの両者のギャップをつなぐことにビジネスチャンスがあるのではないかと考えます。

「都市と農業を繋ぐ」

アグリメディアの事業コンセプトが固まっていきました。

アグリメディアの初事業「収穫体験イベント」

 そして企画したアグリメディア初の事業が、農家に訪問して、農家の方と交流しながら収穫体験ができるイベント「ノウジョウシェア」
農作業を「辛い労働」と捉えている農家の方からは「収穫体験なんかに、お金を払うわけがない。」と一蹴され、なかなか実施してもらえる農家を見つけられませんでした。何件もの農家に断られて困っている我々を見かねて、仲良くなった神奈川県秦野の農家さんが「かわいそうだから、一回だけやってあげる」と、同情でイベント開催を了承してくれました。農家の方からの反応は厳しかったものの、都市住民のニーズを把握していた諸藤には、ある程度集客できる自信がありました。

次回、自信をもって臨んだ初事業「ノウジョウシェア」の結果から、現在の主力事業「シェア畑」開設に至るまでのエピソードをご紹介します。

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アグリメディアへの行き方(新宿駅から)
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アグリメディアのサービスまとめ
「自力で困難を打開する」姿勢が成長を促す。アグリメディアでインターンをする理由とは?

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