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初めまして、小川嶺です。
(誰だこいつという方は自己紹介記事を読んでもらえると嬉しいです。)
今回は題名にある通り過去の失敗から今の事業のことなどについて話せればなと思います。
起業の始まりはFASTU(Fashion✖︎Study)
慶應のビジコンで優勝したことがきっかけでファッション業界で約1年ほど自分の思う同世代の最強のチーム(アプリ甲子園優勝・リクルート最年少データサイエンティストなど)でサービス開発・運営を行っていました。
(優勝賞金100万円でシリコンバレーに研修に行ってた時の様子)
最初に始めたサービスが「オシャレじゃない人とアパレル店員のマッチングFASTU」でした。これは自分がダサいという課題を簡単に解決したいと思い始めたものでアプリに「値段・自分の服装・着るシチュエーション」を打ち込むだけで色んなアパレル店員から提案が来るサービスでした。まずはwebサービスを作って友達に情報を打ち込んでもらい、アパレル店員に飛び込みでいって「この友達が誕生日なのでコーデを考えてあげてください」と言って組み合わせを選んでもらう..といった地道なことをやっていました。
それなりに売り上げの兆しが見え始めたところでスピード感を上げるためにVC(ベンチャーキャピタル)にプレゼンをして出資を募りました。
(FASTUのロゴ)
始めてのVCやエンジェルへのプレゼン
しかし、「学生は起業しろ!」って色んな人がいう割に出資をもらうのは簡単ではありませんでした。「オシャレじゃない人が年間どれくらい服にお金をかけるの?市場小さいよね?」といった厳しい言葉をもらい見ている市場が小さかったと実感し、どうしたら世界を変えられる大きいチャレンジができるかを徹底的に考え始めました。起業するならちょっとプランができた時にVCに持っていってみることを強くおすすめします。VCはいろんな事業を見てきている人からフィードバックをもらえるのでどんどん行くべきだと感じています。(VCの言葉は絶対でないので参考程度がいいと思います。)
(VCプレゼン資料の一部)
起業を決意した試着をするだけで割引になるRecolle
色んなVCからのフィードバックを経て再度プランを練り直すことにしました。でも、家で考えても仕方ないのでアパレル店にヒアリングをし続け、ついに衝撃的な事実を見つけました。
それは「店舗にくる人で服を買うのは3~5%くらい。でも、試着をした人が買う率は40%にもなる。」この数字は自分にとって衝撃的でした。つまり、"試着したい環境を作る=店舗の売り上がる"。そこで考えたのが「試着をするだけで割引になる」というプランでした。
仕組みは試着をしたらコーデを専用アプリで写真を撮影。撮影された服が割引になるガチャが引けてるというサービスです。さらに撮ったコーデはアプリのタイムラインに送信され誰でも試着をしている姿を見て買うことができるというものでした。将来的にはプリクラを試着室に導入してかわいい服で可愛く撮れる試着室を作り、zozosuitのようなサイズのビックデータを取りにいく予定でした。
(Recolleのビジネスモデル⬅︎今見返すと恥ずかしい..笑)
再度VC・エンジェルを回って資金調達にリベンジ
前回の調達周りで苦い経験もあったので本当に確信を持ってからリベンジしようと思い仮説検証・アプリ作成・営業などを2ヶ月くらいしてからもういけるだろ、これは。と思い片っ端からVCに声をかけまくりました。
(アイデアの相談に優しく答えてくれる"ぱそてるまさん")
資金調達で加速のつもりが起業自体を諦めることに
結論からいうと、良い感じに検討してくれたのがたったの1人のエンジェルでした。もともと負けず嫌いの自分は何度断られてもそれをブラッシュアップして絶対わかってくれる人がいるはずと断られるたびに闘争心を燃やしていました。しかし、エンジェルから出資が決まりかけた時に初めて足が止まりすごく冷静になりました。その要因はお金という今までに感じたことがない見えない圧力でした。
自分にとって人生で一番辛かった体験
今までは趣味(責任がない形態)でやってきたが資金を受け取るということは遊びじゃなく仕事(人のお金を預かる)として最低でも2~3年はすべてをこれに捧げる覚悟を決めなくてはいけない。自分にはその決意と覚悟はあるのか?というのを自問自答し続けました。あまりのストレスに膀胱炎にもなってしまいました。
(夜10時小降りの雨の中、目を閉じて2時間歩いても全く希望の光が見えなかったのを今でも覚えてます。)
資金調達をするということは起業家にとって一つの目標であり自分のやりたいことを給料をもらってチャレンジできるという夢のような環境を作ることができます。Recolleのメンバーも今まで無給でやってきてくれてやっと給料を支払えるということもあり何も考えずに受け取るべきだったのかもしれません。この決断は今でも正しかったのかわかりません。受け取っていれば優秀なメンバーとまた違うチャレンジができたかもしれなかったかもしれない。
結論としては資金を受け取らずチームを解散しました。決断をした一番大きな理由は「自分が3年間この事業をやり遂げる覚悟があるか?」というものでした。元々ファッションをやり始めた理由が自分がオシャレじゃなくてそれを解決したいというものでした。しかし、Recolleになってからはオシャレな女性向けのサービスとなってしまい自分しかやれないという感触を持つことができなくなってしまいました。
一人になって起業家をやめて就職を考える
24時間考えていたプランやメンバーがいなくなり燃え尽き症候群のようになってしまいました。自分は起業が向いてない、才能がない、とネガティブになり普通に商社などに就職をして高収入で人生楽しく暮すのもいいなと思うようになりました。でも、2ヶ月間バイトもせず商社に入るためにインターンを探して英語の勉強などに励んでいるときに「時間が豊かじゃない」と感じるようになりました。
*時間が豊か=空いている時間で10個くらいのやることの選択肢があること
いつも同じことばかりをやる人生のまま生きていくのかな、でも自分から探すのはめんどくさいしな。。といったような感情に気づき始めました。そこで「アプリに自分の暇な時間をいれておけばその時間でできることをサジェストしてくれる便利なアプリってないの?」と思い調べ始めました。それが今やっている株式会社タイミーの始まりでした。
株式会社Taimee(タイミー)はどんな会社?
Taimeeでは「暇な時間と人手の足りてない時間のマッチングサービス」という日本初の検索・応募・面接一切なしのバイトアプリを運営しています。Taimeeは時間(Time)と目的(aim)を組み合わせた造語です。なので今は単発バイトのようなサービスをやっていますが、これは暇な時間の選択肢を増やすための一つの施策でしかないため、今後は「遊び場所・飲食店・エンタメ・ホテル・旅行・出会い」などの分野にて暇な時間をアプリで指定するだけで時間にあった情報が出てきて2タップでやりたいことができる世界を作っていきます。
ユーザーHP:https://info.taimee.co.jp/pre-registration/
8月ローンチに向けてiOSアプリ事前登録を開始いますのでぜひ!
↓
登録はLINEで追加をお願いします!ID:@wab8535j
(ステッカーやロゴの人形がもらえたり、β版アプリDLなどができます!)
フルコミット5人インターン7人の会社に
ちょうどCTOがwantedlyできてから3ヶ月が経ちました。本当に一人でアイデアだけ考えていた時に「面白そう」という理由だけで大学院を中退してジョインしてくれた阿部くんには感謝の気持ちが尽きないし、その後個人事業主をやめて青学を休学をした福家くん。タイミーに転職し最近名言を連発する三浦さん。営業経験0から今や営業チームの統括をしている岡田っち。その他にもたくさんの優秀なインターンの仲間と毎日頑張っています。
週3日以上コミットできるエンジニア・営業を大募集しています!
応募はこちら!
https://www.wantedly.com/projects/217446
(能力に応じて月収100万まで検討します。)
(阿部CTOがジョインしてくれた時のライン)
初オフィスについて
空間デザイナーの川原あやかさんの監修の元自分たちのオフィスを恵比寿に構えることになりました〜ぜひ気軽に遊びにきてください😁
(Taimeeの3Dロゴ)
(1階のオフィス)
(2階の会議室)
最後に
長い投稿を読んでくださいましてありがとうございます!
こんな語る予定はなかったのですがもし面白そうだなと思ったら是非オフィスに遊びに来てください!