転職で人生が変わった僕がした3つの整理 / KAI-YOU 社外取締役 長谷川賢人
7時50分に目覚めないと遅刻ギリギリになってしまうのに、8時20分になっても体が動かない。なぜか毎朝、体が火照っている気がする。重たく寝返りを打つ。もう、ほんとうに起きないと仕事に遅刻する。あぁ、怒られるのはいやだ。ぼくはどうにか、起き上がる。スーツから見えるところだけにアイロンをかけたワイシャツを着て、ネクタイをゆるくしめ(会社に入る直前でしめ直すつもりだ)、そっけない食パンをかじりながら、革靴を履く。サラリーマンだったぼくの、5年前の、ある日の朝のことだ。いま、ぼくは編集者やライターとして生計を立てている。転職で人生は変わるとぼくは断言できるし、あの時に異業種転職のチャンスをくれた会...