今回は、タイトルの通りフラッグシップオーケストラ(以下:FSO)がどうやって動画を大量に低価格で制作できているか?をお伝えしたいと思います!
---動画業界の現状と課題---
動画業界は、今後の成長産業の1つで、今や生活の中で動画を見ない日はないぐらい世の中の当たり前になってきています。例えば、「動画広告」の市場だけで着目しても、2020年で3,000億円の市場で2024年までに6,000億円、約2倍以上に成長していきます。「動画広告」のみの市場なので、動画全体の市場で着目したら、さらに大きい市場です。
グローバルな観点から市場を見てみましょう。Netflixの会員登録者数は全世界で2億人以上とされています。アメリカでは、約7000〜8000万人が会員登録者数です。アメリカの世帯数で計算すると、約1億3000万世帯あるので、約7000〜8000万人という数値は、すでにアメリカの60〜70%の世帯がNetflixを見られる環境にある計算になるわけです。これは、水道や電気の利用者数とほぼ同等という動画が世の中のインフラとなってきている1つの証拠でもあります。
出典:サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を実施|株式会社サイバーエージェント
そういった市場の成長から、民間企業も動画の活用が非常に増えてきています。コロナ禍の影響もあり、オンラインでのコミュニケーションが必須になってきたことで、動画を活用することが当たり前になってきています。例えば、採用場面で活用する会社紹介動画、マーケティング場面での広告動画などです。ただし、この市場には大きな課題があります。
それは、「動画制作費用が高い」ということです。
動画1本の制作平均単価は、80万円です。ではなぜ、こんなにも費用が高いのでしょうか?
- 労働集約型のモデルで、制作に関わる人数が多い(→人件費の高騰)
- 人によってクリエイティブの質が左右される(→有名なクリエーターに頼むしかない)
というのが主な理由です。
消費者が動画に接する機会が多くなっている一方、動画を制作したくても高くて作れないという企業も多く、需要と供給のバランスが崩れている状況です。世界の市場で見ても、まだどの企業もこの属人的な制作方法の変革にアプローチしていませんでした。そこで、この市場はチャンスであり、新しい動画制作のベーシックを創れると考えました。また、弊社のビジョンでもある「“非”常識を常識に」という世界観にも合致していた為、この市場の課題を解決できる動画制作サービス「ムビラボ」をスタートさせました。
---どうやって大量の動画を低価格で制作しているのか?---
弊社が事業として展開している「ムビラボ」は、まさに今の動画業界の課題を解決できるサービスです。動画1本を2万円〜制作することが可能で、月間で1,500本制作できる独自のスキームを構築しています。具体的には、テクノロジーの力を活用し、作業の効率化を図ることで人件費を抑え、高品質のために大量のマニュアル・仕組み化を行い、「動画制作工場」スキームを構築しているため、品質を担保しながら大量に制作できるようになっています。
「工場」と聞くと皆さんは、何を思い浮かべますか?
一般的に工場は、実際の製品を生産・製造したりします。それをするにあたって、各セクションごとに担当を決めて業務を細分化し、業務をマニュアル化していくことで、生産性も上がっていきます。弊社はその工場スキームを取り入れ業務を細分化し、よりオペレーティブに業務を進められるように構築しています。
ムビラボの制作スキーム図
それでは、具体的にどのように制作してるのか順を追って見ていきましょう。まず、動画制作をする上で企画が必要です。従来のフローであれば、人が複数人集まって会議をして企画を考えます。
しかし弊社では、自社開発のクリエイティブ管理システムを活用し、案件管理や進行状況を可視化できるようにしています。
自社のクリエイティブ管理システム
例えば、「商品紹介動画」を制作する案件だとしましょう。
システム上で「商品紹介動画」と検索し、3パターンの企画案が自動で生成される仕組みになっています。これは、弊社が今まで多くの動画を制作してきたからこそ、ビックデータを活用してできる仕組みになっています。つまり、「どういう企画案であれば、良い動画になるのか?」を過去のクリエイティブデータから分析し、自動で生成されるようになっているというわけです。
ただ、もしかしたら、「業務がマニュアル化されているということは、オリジナルの動画は制作できないのでは?」と思われるかもしれないですが、そんなことはありません。弊社では必ずクライアントごとにディレクターが付くので、動画制作ツールとは違い、オリジナル性が担保できるようになっています。
実際にこのスキームで制作した動画を3つご紹介いたします。これらの動画は、通常価格の1/4の価格で制作しております。
▼制作動画事例
いかがでしたでしょうか?
今後、動画業界は、YouTubeやTikTokの存在で「高単価な動画」から「低価格で多く制作できる動画」の制作にシフトしていきます! そういった次の10年を席巻する市場で一緒に働けるメンバーを募集しております!