こんにちは。コインチェック採用担当の山下です!
今回は、3代目代表取締役社長の蓮尾と創業者の大塚が「これからのコインチェックの在り方とは?」をテーマに会社の将来像や今ジョインして欲しい方について対談を行いました。
「方向性を合わせること」が社長の役割
大塚:蓮尾さんは、コインチェックの社長に就任する前、マネックスグループのCFOとしてコインチェックを見る立場にいましたよね?当時は、コインチェックに、どのようなイメージを抱いていましたか?
蓮尾:コインチェックは、社員の個の力が強いというイメージがありました。
全ての部門に、当事者意識と高いスキルを持つメンバーが多く、ベクトルを1つの方向に揃えることで、より大きなことを成し遂げられるのではないかと考えていました。創業してからの期間が短いため、当事者意識が高く、前に進もうとするメンバーが多いことも起因していると思います。
実際、コインチェックの社長に就任し、全メンバーと1on1をしましたが、会社の可能性に対する期待値の高さに驚き、さらなる可能性を感じました。
大塚:創業してまだ8年なので、当事者意識が高く、会社を通して何かを成し遂げたいという人が多いのかもしれません。
私は、創業期から社員50人前後の時まで、採用方針と全社員の最終面接を行っていたのですが、その時は採用コンセプトを「健全なる野心家」としていました。
「健全なる野心家」とは、個人として人生に主体的に生きており、かつ、仕事に対しても当事者意識を持ち、誠実で、自ら考え、早く実行・改善することができる人です。そういう仲間を集めることができれば、事業の成功確率は高くなると考えていました。
蓮尾さんは、現在の「暗号資産」の市場を鑑み、どのような人材を求めていますか?
蓮尾:暗号資産市場は、まだまだブルーオーシャン市場です。恐らく強い気持ちを持つ会社でないと生き抜いていけないと思います。
現在のコインチェックは、自ら仕事の機会を掴み、率先して働くメンバーが多いです。これからも、当事者意識を持ち自発的に挑戦する人に参加して欲しいと思っています。会社としては、彼らが臨む機会やチャンスは提供していきます。
大塚:当事者意識を持つ人が多いと、会社全体としての出力は上がっていきますよね。先ほどもお話にありましたが、コインチェックに来てからメンバーと1on1をしていたのはどうしてだったんですか?
蓮尾:この会社がどういう会社なのか、より深く知ってから経営したいと思っていました。
自分が社長として、どういう方向に、どうやって舵を切れば良いのか、を具体的にイメージするためには、社員の話を聞くしかないと思いました。
話を聞いた結果、やはり、話をする前から抱いていたイメージ通りで、全体的に前に進む意欲のあるメンバーが多かったです。具体的にビジョン持っている人や、漠然としている人など程度に差はあれど、推進力を強く感じたので、その方向性を合わせていくことが自分の役目だと感じました。
当事者意識と自発的な挑戦ができる組織に
大塚:入社されてからの7ヶ月、まさに「方向性を合わせる」ことに注力されてきたと思うのですが、7ヶ月を振り返ってみて、具体的に、どのようなことをやられてきたかを、あらためて教えていただけますか?
蓮尾:そもそも、どこに向かうのかという方向性にズレが生じていたため、まずは役員間で方向性の認識を合わせるために、1泊2日の経営陣合宿を行いました。経営陣合宿でミッションを策定し、事業戦略や組織体制も議論しました。これらが、現在のコインチェックが進む方向の核になっていると思います。
ミッションである「新しい価値交換を、もっと身近に」は抽象度が高く、現場での意思決定の決め手にはならないかもしれません。しかし、違う方向性に舵を切ろうとしたタイミングでは道を正してくれます。ミッションは、大前提の基準となるもの。全員が心に抱いている会社としての信念。メンバーにはそんなふうに受け取って欲しいと思っています。
大塚:今まさにこのミッションの下、中長期的事業戦略の策定やそれに合わせた組織改編がおこなわれています。進め方として、経営陣からトップダウン、個々のメンバーを起点としてそれを取りまとめていく進め方があります。進め方は、どのように考えられていますか?
蓮尾:当社では「透明性」が重要視されています。誰がどこで何を言い、どう決まったかはとても重要視されています。透明性は、少し意識を変えるだけで、誰もが簡単に周りに人に提供できる価値であると私は考えています。そのため、やらなければならない業務に関しても、あまり命令系統は使いたくない。しっかり個々のメンバーとも議論をし、本質を見極めた上で最後は経営として意思決定をするというアプローチを取ることで、想定以上に物事がうまくいくことが多いと思っています。
メンバーが、当事者意識と自発的な挑戦を持っているからこそ、このようなやり方でも機能すると信じています。経営手法としても、これまでより透明性を高めて進めるよう気を付けています。その一環として毎日日報を書き私の考え・想いを綴っています。また、メンバーは、執行役員会議事録、サービス大部門会(部室長会議)議事録、KPI、全て読むことができます。疑問があれば上長や役員・社長に直接質問することもできます。このような「透明性」を重視した意思決定は、コインチェックの文化として継続していきたいと考えています。
大塚:私も、蓮尾さん就任前よりも、そのアプローチが機能し始めていると感じています。経営陣が何を考えているか発信し、メンバー受け止め、議論がされ、そのプロセスを経て事業を推進するサイクルを回していきたいですね。また、そのサイクルに紐づくような位置づけでミッションや評価制度、バリューであるMOSTがあるという状態にしたいですよね。
※MOSTとは…
Maximize team results - チームの成果を最大化しよう
Own your work - オーナーシップを持とう
Surpass expectations - 相手の想像を超えよう
Think integrity - 高い倫理観を持ち続けよう
蓮尾:当社は特に、会社として成長するために、メンバー人一人のパフォーマンスをあげることが最重要です。私としては、コインチェックで働くからには「コインチェックで働いていてよかった」と思ってもらいたいので、成果を上げた人には会社として報いるだけの制度は整えていきたいと考えています。
「暗号資産取引サービス」にはとどまらないコインチェックを創り上げていくために
大塚:最近、蓮尾さんとは「暗号資産交換事業以外のサービス」という話をしていますが、これも今後のコインチェックのキーワードの1つですよね?
蓮尾:コインチェックの成長戦略において新規事業は必須です。組織体制を整え、2019年度は黒字化することができました。組織体制と財務基盤が整ったことで、今のメンバーやこれからジョインするメンバーが、権限を持ちチャレンジできるフィールドを用意することが出来ました。
リスクを許容する環境が整ったため、より主体的に新しいアイディアを提案し行動してもらいたいと思っています。その上で重要なことは、当事者意識と責任を持って、仕事を完遂することを期待しています。
最終的に、何がどう転ぶかは誰にもわかりません。メンバーのチャレンジに対して、最後に責任を持つことが私の仕事だと考えています。
また、暗号資産交換事業の拡大に注力することはもちろんですが、事業ポートフォリオを作っていくために、今のタイミングから事業の多角化に取り組むことは非常に重要です。より目標に対して強い自覚を持って働いてもらいたいと思っています。
大塚:ユーザー視点だけにとどまらず、ステークホルダー(株主・取引先etc)からコインチェックはどう見えているか、より広く・高い視点を持ち、結果を出すスタンスを大切にして欲しいですよね。
最近では、コインチェックのケイパビリティー(組織的な強み)を活かし、バーチャル株主総会の運営を支援するサービス「Sharely(シェアリー)」や、IEO(Initial Exchange Offering)など新しいサービスや事業の検討も開始していますよね。
蓮尾:他社に先んじて、新規通貨の取り扱いを開始したりと、日々、さまざまな事業やプロダクトが物凄いスピードで進んでいます。そして、コインチェックにはそれを可能とする優秀なエンジニアをはじめ、高いスキルと当事者意識を持ったメンバーが所属しています。
しかしながら、暗号資産市場には、より多くのチャレンジができる可能性があると感じています。さらに、多くの方にジョインしてもらいたいと思っています。ジョインしてもらうことで、学び・成長できる環境は、間違いなく提供できると思っています。
大塚:現状いるメンバーに対しては、どのようになって欲しいといった期待はありますか?
蓮尾:組織の中で、自分が何をしたいのかは明確に考えつつ、それを1つ上のレイヤーで俯瞰的に見られるようになって欲しいと思っています。
それができれば、個人として、より緻密に思考を組み立てることが出来るようになります。組織としてもパワーアップできるので、そういった能力も兼ね備えてもらいたいと思います。
既にその様な能力や視座を持っているメンバーも沢山います。しかし、私は、全員にそうなって欲しいです。また、その様な人材が外部からも集まってくる様な、魅力的なコインチェックにしていきたいと考えています。
この記事を読んでコインチェックにご興味を持っていただいた方、是非ご連絡お待ちしております!
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