1
/
5

【役員インタビュー#1】電通からCCI代表取締役へ。挑戦、成長し続ける組織を作りたい。

今回は、CCIの代表取締役社長の目黒さんにインタビューしました。

CCIに入社されるまでのキャリアからこれまで代表取締役として挑戦してきた取り組み、今後の展望まで、深く広くお聞きしました。CCIでの新たなキャリアを歩もうとしている方、そして新卒入社を考えている方、どなたにとっても有益かつ貴重な内容になっています。

是非、最後までお楽しみください!

目次

①広告業界での豊富な知見と経験を生かし、CCI代表へ。

②”The Big Digital Picture”で会社も世の中も豊かに。

③常に変化を追い求め、挑戦し続ける組織でありたい。

広告業界での豊富な知見と経験を生かし、CCI代表へ。

本日はよろしくお願いします!まず自己紹介をお願いします。

1993年に電通に入社し、新聞広告ビジネスを皮切りに統合メディアプランニング、経営戦略、データ戦略、デジタルマーケティングなどを担当。広告会社は大きく分けると営業部門と媒体部門、そしてソリューション部門の3つに分かれるのですが、その中で媒体部門に所属しておりました。その後は、テレビ、新聞、雑誌、デジタルOOHなど、様々なメディアを統合的にプランニングをする、統合メディアプランニング領域を経て、経営戦略やデータ戦略、デジタルマーケティングを担当し、2016年にCCIにジョインしました。2019年にVOYAGE GROUPとの経営統合を行い、CARTA HOLDINGSを設立後、2021年からCCIの代表を務めております。

次に、目黒社長がCCIとして取り組んできたこと、経営統合に際し挑戦してきたことをお聞かせ頂けますでしょうか?

VOYAGE GROUPとの経営統合の際は、これまでほとんど取引のない会社であったので大変ではありました。秘密保持契約を結びながら、当時のVOYAGE GROUPの経営陣の方々と統合の最善の方法を綿密に練り、2019年にCARTA HOLDINGSを設立し正式統合をいたしました。

一般的にも言われていることなのですが、経営統合の何が難しいのかというと、その後のPMIが難しいんです。PMIというのは、Post Merger Integrationの略称で、M&A後の組織マネジメントのことを指します。統合当時は、人事制度やカルチャー、事業シナリオ、理念が全く違うため、両者を融合させていくのに非常に苦労いたしました。

具体的に何が大変なのかと言うと、例えば石油業界で同業他社が合併するのはもちろん大変な点もありますが、基本的な行動原理や事業構造は似ているわけですね。しかし、一方でCCIとVOYAGE GROUPの統合の場合は、事業構造も違えばカルチャーも違えばまるで違う会社同士の合併。お互い接点を探り、異なるカルチャー同士を融合させていくのに非常に苦労しましたね。

また、CCIはCARTAグループになったわけですが、従来のカルチャーを失ってはいけないと思っていました。これまで先人が築いてきてくださったCCIの26年の歴史と価値観を失わないように、CARTA HOLDINGSの中でどのように融合させていくのか挑戦し続けてきたのが、これまでの僕の取り組みです。

”The Big Digital Picture”で会社も世の中も豊かに。

ちなみに、現在のCCIは統合前後で理念などは変わらず、同じ言葉なのですか?

現在のCCIでは「The Big Digital Picture」という経営ビジョンを掲げています。このビジョンは、僕が代表になった2021年の7月に経営陣で何度も合宿を行い、これまでのCCIの価値を全部棚卸をした上で新しく決めました。

それまでのCCIはメディア企業のデジタル広告枠の「代理販売」を行っており、いわゆる「メディアレップ」という呼ばれ方をしていました。しかし、レップ事業では将来的な成長が難しいという判断を下し、僕が代表に代わった2021年にレップ事業からの事業転換を決定しました。

事業転換を一言で言うと、メディアレップ(広告枠の代理販売)から、統合デジタルマーケティングサービスへの移行です。これを企業理念にすると「The Big Digital Picture」という言葉になります。CCIは統合デジタルマーケティングサービスを提供して、デジタル世界に大きな絵図を描き、その絵図を実現させていくことで世の中を豊かにしていくという思いが込められています。

また、これからCCIが大きく変わっていく中で社員がどういう心持ちで仕事をすることが最高のアウトプットを出すことが出来るかというキーワードも創り出しました。それが「to the Front」です。「to the Front」には2つ意味があります。

1つ目は「常に先にいるクライアントに積極的提案をしていく」という事業構造的意味、2つ目は「常に前向きに仕事に取り組む」という気持ち的意味の2つです。「to the Front」はCCI社員の合言葉として、いつも使われている言葉です。

ご存じの通り、デジタルマーケティング業界ってとにかく変化が早いんです。常に新しいプラットフォームが出現し、情報のアップデートも頻繁に行われます。それをインプットしソリューションサービスに変換をさせて、提案をしていかなければなりません。そのため、常に前を向いて新しいテクノロジー、最新ソリューション、最新サービスを開発をして提供していくという姿勢がないと、大きく成長することができません。そういう意味で、中途入社の方も新卒入社の方にも、「to the Front」を強く前面に打ち出して、前向きな気持ちと姿勢で仕事をして成長していくことを大切にしています。

メディアレップ事業には限界があるということでしたが、なぜそのように感じていらっしゃるのでしょうか?

5年前、10年前であれば、デジタル広告商流の上流に広告主や広告代理店、メディアレップがいて媒体社がいるという多重構造が良かったのかもしれません。しかし、ここ数年マーケット自体が変化し、デジタル広告の主役がGAFAMに代表される大手プラットフォームに変わっていきました。

そのため、このような市場変化に対してメディアレップという役割を維持し続けてしまうと、需要と供給にアンマッチが生じ、大きな成長は絶対に見込めないと考えたんですよね。26年間メディアレップ一筋の会社ではあったので、非常に勇気のいる決断ではありました。実際、多くの反対もありましたが、思い切って「メディアレップからの脱却」という選択を採りました。

メディアレップという事業からの脱却をした現在、今後はどのような事業展開を行っていくのですか?

今までのCCIであれば広告の枠売りを行っていたのですが、現在は事業会社と連携をしたマーケティングのトータルソリューションに取り組んでいます。例えば、飲料品の売上や認知の向上など、様々なマーケティング課題があるわけですね。このマーケティングソリューションを提供するサービス、例えばInstagramやTikTokのアカウント運用を1つのパッケージソリューションにしてクライアントに提案していくという、広告枠の代理販売ではなくクライアントが抱えているマーケティング課題をいかにデジタルの力で解決をしていくか、というのがこれからのCCIのメイン事業になっていきます。

具体的には、Social AdtrimやCommerce Containerなどがあります。Social AdtrimはLINEやInstagram、Twitterなどのソーシャルメディアを駆使した、広告運用からファンの形成、商品認知、購買までのコンサルティングとエグゼキューションを行っています。

Commerce Containerでは、ECコンサルティング、市場調査、D2C・OMOサポートなどを行っております。今までのCCIは、広告枠の代理販売だったのですが、そうではなくクライアントのマーケティング課題をどのように解決し、プラットフォームやメディアをどう作用させるのか、上流から下流まで一貫し、1つのサービスにして提供しています。

目黒社長の大胆な経営上の意思決定、代表取締役という役職に任命された中で、個人的に意識していることはありますか?

僕がいつも考えているのは、「世の中の変化スピードは人間の想像を超える」ということです。コロナもウクライナ情勢も、想像以上のスピードで世の中を変えてきました。そして、ビジネス環境も想像を超えるスピードで変化していきます。我々はこの変化スピードに負けないようにしなければならないし、そのためには我々自身がスピード感を持って変わっていかなければならないと考えています。その「変わる」というアクションが、現在取り組んでいる事業構造改革です。

先日、事業構造改革の説明を全社員にしたのですが、社員の受け止め方は千差万別だと思っています。ただ、紛れもない事実は世の中の変化スピードは人間の想像を超えていくということなのです。その変化スピードに追いつくためには自分たち自身も変わっていかなければならない。

でも、そうは言いつつも、自分自身が変わることはやはり嫌なものです。なぜなら、僕自身も含め、人間は基本コンサバティブな生き物だと思っているからです。ではどうすればいいか。そのコンサバな気持ちを打破するのは、「変化を楽しむ」ことだと思います。

「自分自身が変化する」ということは、「新しいものに出会う」ということでもあるので、その出会いを楽しむことを常に意識しています。新しい出会いって、ドキドキするし、常に新鮮な気持ちでいられますよね。「世の中の変化スピードは人間の想像を超える」「でも、自分自身が楽しんで変化していけば、そのスピードを超えることができる」これが、僕が常に意識していることです。

常に変化を追い求め、挑戦し続ける組織でありたい。

目黒社長はどのような方がCCIに向いているとお考えですか?

CCIに向いている方の特性を3つ挙げさせてください。

1つ目は、デジタルマーケティングが好きな方です。

CCIはデジタルの会社です。たくさんのメディアやプラットフォームを駆使して、事業会社のマーケティング課題を解決していく。これは非常に面白い仕事ですし、逆に面白がって取り組める方が向いていると思います。

2つ目は、常に新しい領域に挑戦し続ける方です。

申し上げたように、デジタルマーケティングは想像を超えるスピードで変化していきます。

その変化を素早くキャッチし、自分自身も常に変化し、新しい領域に常に挑戦し続ける方、その挑戦を楽しむことができる方が向いていると思います。

3つ目は、自分自身でキャリアを築いていきたいと考えられている方です。

CCIには、営業セクション、メディアセクションの他にもテレビビジネス、テック領域など、多くの職種があります。様々な経験を積むことによって、デジタルマーケティング領域における多様なキャリア形成をすることができます。

目黒社長が考える、広告業界の面白さはどのようなところですか?

広告業界とは、メディアを通して様々なコンテンツを届ける構造において、企業がメッセージや商品紹介をする仕組みなので、突き詰めていくと、「コンテンツの価値」に行き着きます。ここでいうコンテンツとは、サッカー中継だったり、TikTokで出てくるダンスだったり、映画やドラマだったり沢山ありますが、やはりコンテンツって人の心を動かしているんですね。コンテンツや広告を通じて、人の心や人の購買行動を動かすというのは非常にドキドキ感があるんです。広告業界の経験が長いですが、それがこの業界の面白いところ、本質的なところだと思いますね。

もう1つは、あらゆる業界でDXが叫ばれている中で、デジタルコンテンツは人の心を動かす力を増幅させることができるんですよね。動画、AI、メタバースと新しい技術が開発されるにつれ、コンテンツをより魅力的によりリアルに見せることができるようになっています。そのため、デジタルコンテンツ力を肌で実感できるのが、この業界の面白いところだと思います。

最後に、目黒社長にとってCCIはどんな存在かお聞きできますか?

「The Big Digital Picture」という経営ビジョンにもある通り、「デジタルの力で生活者に豊かな体験を創り出す」これが、CCIが世の中に存在している意義です。一方で、「CCIがいると本当に助かるよね」「CCIと仕事していると前向きになれるよね」

といつも言われる誰からも頼られる存在になっていきたいと思います!

本日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
電通との協業事業!あなたのスキルと経験を活かせるプロジェクトに参加しよう
株式会社CARTA COMMUNICATIONS's job postings
5 Likes
5 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 合川 瑠那's Story
Let 合川 瑠那's company know you're interested in their content