千里の道も、一枚のレポートから——フランスで挑んだ“二言語30ページ”の記録
AIも翻訳もない時代に、辞書だけを武器に挑んだ60ページの集大成。
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フランス留学中、Renaultでの研修の最後に課されたのは、
日本語とフランス語の“二言語30ページレポート”。
背中を押した一言から始まった挑戦は、毎晩の徹夜、何度もの書き直し、
辞書を片手に一文ずつ訳し続ける日々へとつながっていきました。
それは、単なる研修課題ではなく、自分の限界を超える旅でした。
■ フランスで始まった、自分への試練
Renaultでの研修終盤、私に課されたのは“日本語とフランス語の計60ページ”という前代未聞のレポートでした。
戸惑う私の背中を押したのは、日本のエンジニアが放った一言。
「やるんだよ。やってきたんだろ。」
その瞬間、やるしかないと腹が決まりました。
■ AIも翻訳も頼れない。頼れるのは辞書だけ
当時はAI翻訳が存在せず、Google翻訳も精度が低い時代。
最初はフランス語で書き始めましたが、論旨は完全に破綻。
「日本語で書くほうが頭がすっきりする」と気づき、
まずは日本語30ページを仕上げてから、
辞書を引きながら一文ずつフランス語へ翻訳するという作戦に切り替えました。
■ 徹夜・引きこもり・旅行ゼロ。それでも書き続けた
平日も土日も関係なく、Foyerの部屋でパソコンとにらめっこ。
ひたすら書いて、直して、翻訳して、また直す。
レビューには、フランスの元部署の上司と
あの日背中を押してくれた日本のエンジニアが付き合ってくれました。
提出先の部署はすでに消滅していた。
それでも書いた。
「やりきった」と胸を張れるものを残したかったから。
■ 3月、ついに完成——そして“Mais, Noooon!!”
3月初旬、ついに 二言語60ページのレポートが完成。
提出すると、元上司の上司が驚きの声で
「Mais, Noooon!!」
と叫んだ瞬間、すべてが報われた気がしました。
レポートはおそらく大きく活用されない。
それでもよかった。
あれは、私が自分を信じて積み重ねた証だったから。
■ 次の挑戦へ、踏み出す力がついた
レポートを出したあとは、慣れないPowerPointでプレゼン資料づくり。
経験のすべてが、次への一歩を踏み出す力になりました。
この挑戦が教えてくれたのは、
「一歩踏み出せば、道は開く」ということ。
結び
明日からの一歩、私ならできる!