放置×自由=最大の成長。フランス研修が教えてくれた“自力で突破する力”
「試練なくして成長なし。」
フランスでの1年間は、この言葉を身体で理解する経験でした。語学3カ月、企業研修8カ月、事務局のサポートは最小限。住まい探しから契約、研究テーマの吸収、そして30ページ論文と発表まで。すべてを自分で突破した経験が、今の私の基盤をつくりました。
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1. 30年続く“技術系特化”プログラムで得たもの
私が参加したのは、30年以上続くフランスの技術研究系プログラム。
MBAのようなビジネス中心ではなく、日本の強みであるエンジニアリングや技術領域にフォーカスした、実践的な研修です。
語学研修3カ月と企業研修8カ月を合わせ、約1年。
長期の海外研修でありながら、サポート体制は極めてミニマル。
欧州でトラブルがあっても、すぐに助けてもらえるとは限りません。
2. 徹底した“自力主義”。だからこそ成長できた
企業研修では、住まい探しから契約、仕事の進め方まで、ほとんどが自己管理。
自由だけれど、同じくらい放置される環境です。
不安になる瞬間は何度もありましたが、
そのたびに「自分で動くしかない」という覚悟が積み重なり、
結果的に、どんな状況でも前に進む力が鍛えられました。
3. テーマは“完全一致しない”。それが学びの幅を広げた
企業の研究は、大学の研究テーマと完全一致することはほぼありません。
だからこそ、毎日が試行錯誤。
理解できたときの喜びは、想像以上に大きいものでした。
欧州の現場で、自分の頭で考え、手を動かし、壁にぶつかって乗り越える。
机上では学べない“地に足のついた学び”がそこにはありました。
4. まさかのラスボス。30ページの論文とベルギー発表
プログラムの最後に待ち受けていたのは、
まさかの30ページ論文+ベルギーでの発表という壮絶なテーマ。
当時はAI翻訳がない時代。
私は日本語とフランス語で2本の論文を作成し、
2月から毎日深夜3時まで執筆を続けました。
研究内容は難しく、途中で何度も「無理かもしれない」と感じましたが、
それでも書ききったときの達成感は、今でも忘れられません。
5. 結論:やればできる。次の一歩を踏み出せる自分へ
ベルギーでのプレゼンを終えた瞬間、
胸の奥から静かに湧き上がる確信がありました。
「やれば、なんとかできる。」
この経験が、今の私の行動力の基礎を作っています。
どんな挑戦が来ても、まずはやってみる。
明日からの一歩、私ならできる。