「偶然、面白いものを見つけるのが好き」アメリカ人男性が日本の街歩きで気づいた“意外なこと”
観光客に向けた多言語表記が溢れ、誰もが迷わずに目的地へたどり着けるようになった日本。それは確かな進化だ。しかし、この利便性の追求の裏で、私たちは何か大切なものを失いかけてはいないだろうか。
アメリカ人エンジニアのカールさんは、日本語の本屋で何も読めずに「敗北」したことに喜びを感じ、ペーパータオルのないトイレでハンカチの必要性を悟る。彼が求めているのは、スムーズに消費される観光ではなく、異文化という壁にぶつかり、自分の足で乗り越える「摩擦」の体験である。
綺麗に整備された公園や、用途が明確に分断されたアメリカの都市計画。それに対して、日本の住宅街に見られる「1階が店舗で上が住居」というカオスな共存状態は、人間の営みがそのまま形になった見事な生態系だ。
私たちは今、ビジネスにおいても人生においても、分かりやすさや最適化を求めすぎているのかもしれない。あえて迷う余地を残すこと。翻訳されないローカルの文脈をそのまま置いておくこと。次世代の価値創造のヒントは、この「あえて整備しない勇気」の中にある。
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