自ら現場に入って感じること
私は社長という立場ではありますが、今でもできる限り現場に入るようにしています。
デスクの上だけでは見えないものが、現場にはたくさんあるからです。
書類や数字を眺めているだけでは分からない、その日の空気、
スタッフの表情、お客様との何気ないやりとり。
現場に立って初めて気づけることが、本当にたくさんあります。
だから私は、時間の許すかぎり自分の足で現場へ向かうようにしているのです。
そのなかで、私がいちばん嬉しさを感じる瞬間があります。
それは、スタッフが日々成長していく過程を、すぐ隣で見られることです。
八翔ビル管理には、
現場経験のないところからスタートした社員が数多く活躍しています。
最初は道具の使い方ひとつを覚えるところから始まった人が、
数週間後には自分で段取りを考えて動けるようになり、
数ヶ月後には後輩に教える側にまわっている…
そんな変化を、私は何度も目にしてきました。
はじめは緊張した面持ちだったスタッフが、
いつのまにか堂々と現場を任され、仲間から頼られている。
その姿を見るたびに、「人は、環境と経験でこんなにも成長するのか」と、
胸が熱くなります。
「昨日できなかったことが、今日できるようになる」
——その小さな積み重ねを、報告書の数字ではなく、現場で本人の表情や手の動きから肌で感じられる。
これは、現場に立つからこそ味わえる、何ものにも代えがたい喜びです。
そして、できることが一つ増えるたびに、それが本人の自信になり、
まわりの仲間からの信頼へと変わっていく。
ひとりの成長が、チーム全体のいい空気につながっていくのを感じます。
私たちの仕事は、建物をきれいに保ち、そこで過ごす人々の毎日を支える仕事です。
その誇りを持って働く仲間が、一歩ずつ成長していく。
その瞬間に立ち会えることこそが、私が今も現場に入り続ける一番の理由なのかもしれません。
これからも私は、社員の隣で、その成長を見守り続けたいと思っています。